• ベストアンサー

公示相場の決め方

銀行関係の方でもいらっしゃれば、教えていただきたいのですが、毎日10時に公示になる為替レート(とくにUSD)は、どういう計算で出すのでしょうか。 どこの銀行でも(大体)同じですし、何か計算方法があるのかなあと思い、質問させていただきました。 ロンドンやニューヨークの終値などと必ずしも同じではないし・・・ どうかよろしくお願いいたします

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kobecco
  • ベストアンサー率44% (94/213)
回答No.2

「計算」というほど大そうなものではありません。 すでにご承知かと思いますが、為替相場(例えばドル/円相場)は一日中世界中のどこかで、時々刻々休むことなく動いています。 あなたがお尋ねの「公示相場」は、東京外国為替市場での午前10時ごろの相場をもとにして決めます。 この基になる午前10時ごろのレートを「仲値(なかね)」と呼んでいます。 この仲値に1円上乗せしたものをTTS(Telegraphic Transfer Selling の略で、あえて日本語に訳すと、電信売相場となりますが、意味にこだわる必要はありません)・1円差し引いたものをTTB(同じくTelegraphic Transfer Buying の略で、電信買相場)と言います。 この Selling(売り)と Buying(買い)とは、どちらも銀行の立場から見た売り・買いです。ですから、あなたが銀行でドルを「買おう」とするとTTSレートが適用されます。 ここまでの説明は、ご理解いただけましたでしょうか。 次に、どの銀行でもほぼ同じであるという実態についてご説明します。 午前10時ごろのレートをその日の「仲値」にするという慣行は、ずっと変わっていませんが、以前は、仲値をいくらにするかを特定の(複数の)銀行が、毎日輪番制で決めていました。 特定の銀行とは、外国為替専門銀行であった「東京銀行」(東京銀行のことを銀行業界では、「為専(ためせん)」と呼んでいました。)と上位都市銀行(当時の第一勧業銀行・富士銀行・三菱銀行・住友銀行・三和銀行)です。 以前は、在日外国銀行も含めて、日本で営業しているすべての銀行が、こうして決められた「仲値」に従っていました。ですから、どこの銀行の窓口へ行っても、TTS・TTBともに同じ値が表示されていました。 現在は、どのレートを仲値にしようと、また上下1円という幅(すなわち銀行の外国為替手数料)をいくらに設定しようと、それぞれの銀行の裁量に任されています。 しかしながら、現実には銀行の「横並び意識」は強く、事実上、旧東京銀行の流れを汲む、東京三菱銀行が発表するレートをそのまま使用している銀行がほとんどです。例外は、大手外国銀行だけです。 上でも述べましたが、為替相場は時々刻々変化しているのに、どうして、その日の「公示相場」という一定のレートを出す必要があるのでしょうか。 これは、ある銀行の支店窓口に顧客が外貨(例えば米ドル)を買いに来たり、売りに来たりするたびに、全国各地の支店から、「今現在の相場はいくらですか」と本部に問合せることは、事実上不可能だからです。 そこで、上下1円のいう幅を設定しているのです。つまり、1日の為替相場の動きが1円を超えることは、滅多にありません(まったくないこともありません)ので、上下1円の幅を持たせておけば、まあ大丈夫ということです。 ですから、銀行は必ずしも窓口での為替売買で、1ドルにつき1円の儲けがあるとは限りません。1円以上儲かるときもあれば、50銭しかないこともあります。 そして、相場が大きく荒れて上下1円の範囲におさまりきれなくなったときは、公示相場をなくして、すべて「市場連動」に変更します。また、一日の途中で、公示相場そのものを変更することもあります。 これは、東京外国為替市場での「慣行」ですので、ロンドンやニューヨークの終値とは、まったく関係ありません。 以上、ざっとご説明しましたが、ご理解しにくい点がありましたら、補足でお知らせください。

Sequino
質問者

お礼

ありがとうございました。 つまり、東京外国為替市場での午前10時付近の気配をみておけば、本日の公示相場がだいたい予測できるということですかね。

その他の回答 (1)

  • yohsshi
  • ベストアンサー率55% (369/665)
回答No.1

銀行間の為替取引を仲介する業者間専門ブローカー(上田ハーロー)がいます。この会社が一定時間毎の売買の気配(例えば、10時132.70-80)を情報会社に公開しています。 銀行がTTS-TTBを決める場合に、10時時点のこの気配を基準として決定するようにしています。顧客取引に関係するものですから、決定する為のルールを定めています。為替銀行の東京銀行(現東京三菱銀行)がブローカーの発表する気配値に1円を加減することでTTB-TTSを決めることにしていることに他の銀行も倣った為に同じ数値が出ていることになったのだと思います。 尚、独占禁止法に抵触いたしますので、10時の気配値に1円を加減することに拘る必要はないのですが、どの銀行も積極的に変更することを行っていないようです。

関連するQ&A

  • 外国為替市場の終値が知りたいです

    外国為替に興味がありますが、初心者です。 外国為替市場のそれぞれの終値を知りたいのですがどうしたらわかるのでしょうか? 東京→ ロンドン→ ニューヨークの三大市場だけでもいいです。 朝一番に8時~9時ごろに前日のロンドン市場、ニューヨーク市場の終値がわかるサイト等をご存知でしたら教えて欲しいです。 お願いします。

  • 外国為替相場に関する質問

    外国為替相場に関する質問です。(授業で習ったものの全く分からなかったので、すべて計算式つきでご教授願います) (1)米ドル/ユーロ相場が1ユーロ=0.9ドル、スイスフラン/ドル相場が1ドル=1.6スイスフラン、円/ドル相場が1ドル=130円のときの、(1)スイスフラン/ユーロ相場、(2)円/ユーロ相場、(3)スイスフラン/円相場を教えて下さい。 (2)外国為替相場がロンドン市場で¥1=$0.0077、ニューヨーク市場で$1=FF2.00、パリ市場でFF1=¥65であったとします。このとき10,000円を持っていたとして、(1)3つの外国為替市場を利用して外国為替取引を行い利益を得るにはどのようにしたらいいでしょうか?(2)また、そのときの利益はどのくらいでしょうか?なお、取引費用・手数料はかからないものとします。 (3)東京外国為替市場でA銀行とB銀行が次のような円ドル相場を提示していたとします… Bid Ask A銀行 121.15 121.25 B銀行 121.30 121.35 ここで、(1)あなたが1億円を保有しているとして、この2つの銀行と取引して利益をあげるにはどのようにしたらいいでしょうか?また、(2)そのときの利益はおおよそいくらか? なお、取引費用・手数料はかからないものとします。 (4)アメリカからデンマークへの旅行を計画していたとします。銀行が提示するデンマーククローネのBidレートは1DDK=0.1875ドル、Askレートは1DDK=0.1895ドルであった。あなたは銀行で1,000ドルをDDKに両替したが、家族の病気のために旅行は中止し、直ちに手にしたDDKをドルに再両替した。この場合、(1)最初にドルを両替したときに手にしたDDKはおよそいくらか?なお、取引費用・手数料はかからないものとします。 (5)次の裁定相場表(クロスレート表)の(1)~(9)に当てはまる数字を求めて下さい。また、計算方法も説明してください。 USD EUR JPY GBP 1USD 1 0.8145 116.76 0.5678 1EUR (1) 1 (6) (8) 1JPY (2) (4) 1 (9) 1GBP (3) (5) (7) 1 以上、よろしくお願い申し上げます。

  • ニューヨーク・ロンドン市場のチャート

    為替はほとんど素人です 質問なのですが、ニューヨーク市場とロンドン市場でのドルやNZドル・ユーロなどの為替の初値と終値(出来ればチャートで)を知るにはどうしたらよいのでしょうか?

  • 中国人民銀行発表為替レートについて

    中国人民銀行発表公示為替レートというものは、存在するのでしょうか? そもそも、中央銀行が為替レート発表という事があるのか知りたいです。 もしあるならば、情報を取れるHPなど紹介していただきたいです。 ちなみに、中国銀行(市中銀行)の発表公示為替レートは下記のように見つけましたので、 同じようなページがあるのかなと思い質問しました。 http://www.boc.cn/sourcedb/whpj/enindex.html

  • 円相場について

    前日の終値が1$=118円の時、銀行での売値は T/Cが約120円でCASHは約122円でした。 私は1円円高になったら銀行も翌日には1円高くすると いう風に、円相場と銀行で表示されているレートは 完全に連動していると思っていたのですが、 違うようです。 T/Cを買おうと思って毎日円相場を見、一喜一憂してた のですが、この仕組み、一体どうなってるんでしょうか? また、銀行によってちがうのでしょうか?

  • 過去のレートの変動率計算になぜ自然対数を使う?

    統計の素人です。 例えば、ドルと円を交換する為替レートは毎日(毎瞬間)変動します。過去例えば5年分を振り返ると、毎日の変動率が計算できます。 データはウエブサイト(infoseekの為替欄に毎日の終値が出ています)。 普通は、今日の終値(例えば119円)÷昨日の終値(例えば118円)=100.8%と%表示ができます。これを過去5年分について、数百回繰り返します。昨日の終値÷一昨日の終値=xxx%という具合。  そして、 この%自体の標準偏差を計算する場合と、 この%の自然対数LNの標準偏差を計算する場合があります。 後者の方が好ましいと言われる理由は何でしょうか? 計算結果が異なるのでしょうか? また、標準偏差を年率に変換する時に、1年間の日数(ここでは週末や祝日を除いて250日と仮定します)をそのまま掛けずに√(250)を掛けてもいいのでしょうか? 因みに、 (1)為替レートという数字がゼロという値やマイナスという値をとることはありえません。 (2)また、100円くらいにまでなってしまうと、相当抵抗力がでて110円方向に反発することが容易に想像できます。

  • 外国為替相場の見方について

    いつもお世話になっております。 外国為替相場について教えてください。 インドネシア通貨ルピアのレートを調べているのですが、 東京三菱銀行の公表相場を発見し、 確認したところ TTBは「unquoted」と表示されています。 「unquoted」とはどういった意味でしょうか? また、通常TTBレートを用いて計算を行いたいのですが、 「unquoted」と表示されている場合、 どの用に計算をすればよいのでしょうか? 経理上で換金レートを用いて処理しなければならないのですが、 レートが分からず困ってます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

  • 為替の始値と終値って?

    FXをやっていますが、ちょっと疑問に思ったのでご回答お願いします。 下記のURLを見てください。 http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxlast/?fx=F1001 基本的に為替は24時間取引ですから、日々の始値とか終値というのはないと思ったんですが、ちゃんと表示されています。 為替市場は、毎日ウェリントンから始まってニューヨークで終わるということですが、それでは何時の値が始値で何時の値が終値でしょうか。

  • 日経株価とダウ、どちらがロンドン株式市場に影響与えますか?

    FX初心者です。 昨日は対ドル・ユーロ共に急激な円安になり、その後急落しました。 NYダウの下落により、日経寄り付きは下落しました。 しかし、日経の終値がプラスだったため、為替相場も少し値を戻しているようです。 この後ロンドン株式市場がオープンしますが、日経の終値を好感すると思いますか? それとも、NYダウの下落を引き継ぐでしょうか?

  • 楽天証券の外貨MMFを始めたいのですが・・・

    楽天証券で外貨MMFを始めようと思っています。 実際に口座を開設し取引に移ろうと思ったのですが、参考為替レートに対して購入金額(円 / USD)で差異があり、止まっております。 具体的にはこんな感じです。 購入金額:10000円 参考為替レート:83.56円/USD 10000÷83.56=119.67USD になると思うのですが、 実際に表示される金額は113.59 USDです。 楽天証券での円/ドルのスプレッドは25銭なので、それが入っているのかと思い計算してみましたが合いません。 この差異には、何の手数料が含まれているのでしょうか。 教えて下さい。 よろしくお願いします。