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司法書士になるには?

dojouの回答

  • dojou
  • ベストアンサー率63% (7/11)
回答No.5

 こんにちは。私は、某司法書士試験受験予備校で専任講師(司法書士有資格者)をしている者です。司法書士を目指されているとのこと。ぜひ、応援したく、推薦参考書等を記載いたします。  まず、司法書士試験の受験科目は、すでにご承知かと思いますが、1次試験が民法、商法、刑法」の五肢択一、2次試験が「不動産登記法、商業登記法、供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法」の五肢択一そして「不動産登記法、商業登記法」の書式問題(計2問)となっています。法務省の見解では、平成15年度、つまり来年の司法書士試験から、1次科目に「憲法」を加えるということですので、将来的な勉強としては、憲法についても、勉強する必要があると考えておいてください(ただし、試験問題は条文レベル)。  択一試験におきましては、1問2.5点計算、また、書式問題におきましては、それぞれ26点満点で、合格最低ラインは、大体択一問題、書式問題ともに、約8割となっています。  司法書士資格の紹介本では、受験者数が約2万2,000人、そのうち合格者が約600人で、合格率は2.6%から3%くらいと記載されていますが、私たち講師の中では、本当に一生懸命勉強している受験生は約4,000人位であると話しています。ですから、実際の合格率は15%位であると考えてください。  では、司法書士試験の受験予備校について、次にお書きいたします。先ほどお書きしましたように、私は、某司法書士受験予備校の講師ですが、その所属する学校について、良い部分についてはお勧めしますが、悪い部分についてはお勧めしません。したがいまして、決して所属する学校の営業ではないととらえてお読みください。saotchiさんは、法律の勉強をしたことはないということですから、その点も含めてご紹介しましょう。  まず、全国に数ある司法書士試験受験予備校の中で、本当に信頼できる学校は、早稲田セミナー、LEC(東京リーガルマインド)、そして日本司法学院の3校のみであるということをご承知ください。したがいまして、他の学校には、良い講座、良い講師、そして良い教材は特に無いと判断して下さって結構です。その中で、まったく法律に接したことの無い、これからの受験生にお勧めできる講座は、日本司法学院の、超短期12ヶ月合格講座です。この講座は、基本書という、高校では教科書にあたる本の中身を、すべて文章から絵や作画に置き換えてあります。したがいまして、勉強を進めるにあたり、非常に役に立つかと思います。そこで、まず、この講座で、択一の知識をつけるため、1年間理解に努めていただきたいと思います。勉強方法ですが、通信ですと、テープを聞きながら、作画を読み、その後、基本書の該当部分を読むという形をとられたほうが良いかと思います。とにかく、基本書を購入して、この講座をとり、最初の1年間は、理解に努めてください。決して覚えようと思って勉強をしないでください。  次の勉強方法ですが、基礎講座開始後1年が経過した時点で、択一の知識についての基礎力がついていると思いますから、2年目以降は、1年目に使った、超短期合格講座のテープ、作画はなるべく聞いたり見たりせず、今度は、基本書だけを読み進めてください。その際、次に、過去問集の取り組みもしてしていただきたいと思います。例えば、基本書の中の1単元を読んだら、その部分の過去問に取り組むという方法をとったほうが良いのではないでしょうか。過去問集を何回解くかということですが、合格者は、合格するまで、最低5回から6回はまわしていますので、そのくらいの回数がまわすのが良いでしょう。この過去問集の繰り返しが、知識の暗記の部分になりますが、覚えようと思って取り組まないでくださいね。繰り返すうちに、必ず、知識は自然に覚えられますから。  過去問集の取り組みとともに、書式の勉強もはじめてください。最初は雛型を覚えたほうが良いでしょう。この雛型作成の教材は、日本司法学院の「書式の総まとめ」が良いでしょう。文房具店で、B6のカードとバインダーを買い、次のように、雛型を作ってください(1枚につき1件)。そして、暗記してください(今は何を意味しているかわからないと思いますので、このような作り方ということだけ覚えておいてください)。 売買による所有権移転登記の申請書(基本形) (目) 所有権移転 (原) 年月日売買 (申請人) 権利者 買主      義務者 売主 (添) 原、済、印、住、代 (免) 不動産の価格×1,000分の50 以上のような雛型を作成し、不動産登記法、商業登記法の勉強と並行して暗記するようにしてください。  最後に今年の5月に基礎講座を始め、来年の4月に基礎講座が終了するとして、来年の5月から合格するまでは、答案練習会、書式講座を受けてください。 答案練習会とは、司法書士試験と同等レベル以上の問題が出題される模試であるととらえてください。ほとんどの学校で、1月から本試験の直前までの半年間行なわれます。この講座は、1年目に早稲田セミナーの答練、2年目にLEC、3年目に日本司法学院の順で受けてくださればと思います(もちろん早稲田セミナーの答練だけ受けて合格かれば他の答練を受ける必要はありません)。  書式の問題演習講座については、早稲田セミナーの竹下先生の講義が良いかと思います。  なお、前文で基本書と書きましたが、基本書等、書籍は、日本司法学院のものを購入されて間違えはありません。早稲田セミナーの受講生、LECの受講生も日本司法学院の書籍を持っているのが現状ですので。  おすすめ講師ですが、早稲田セミナーのお勧め講師は、先ほど書きましたが、竹下先生、そして海老原先生、小山先生です。LECのお勧め講師は、蛭町先生、酒井兼先生です。特に酒井先生の講義はわかりやすく、楽しいかと思います。  とにかく、初心者向けの基礎講座は日本司法学院、書籍も日本司法学院、答練、書式の講座は、早稲田セミナー、LECが良いと考えておいてください。  なお、受験情報等は、「もおたのホームページ」を見てください。あとで、補足として、URLを記載します。   長くなりましたが、がんばってください。

saotchi
質問者

お礼

回答ありがとうございますm(__)m dojouさんが講師ということで、とても心強いです。 先日、dijouさんのいう3校は資料請求してみました。 日本司法学院は先ほど届きました。まだ、1通り目を通しただけなので、また後でよく読んでみます。 やはり、学校に通わないとムリですよね? 子育て中なので通信でということにはなるのですが・・・

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