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「鳥肌がたつ」と言う言葉の使われ方について

poor_Quarkの回答

  • poor_Quark
  • ベストアンサー率56% (1020/1799)
回答No.1

>これって変じゃないですか?  確かに変ですが、使う人が増えてきて言葉の使われ方として一般的になれば、将来変ではなくなる可能性もあります。  「鳥肌が立つ」というのは、生理的な現象で寒いときや恐いときに反射によって皮膚の毛穴が閉じてしまいあたかも鳥の肌のように見える現象だと理解しています。それくらい恐いことだという直喩法から定着した副詞の役割をもつ慣用句ということになるでしょうか。  ところで、程度がはなはだしいことを表す副詞はいくつかあります。「とても」、「ひどく」、「非常に」、「たいへん」、「いたく」などですが、それぞれ別の意味から用法の変化した言葉です。  例えば「とても」は少なくとも明治の半ばくらいまでは強い否定表現に使われていましたが、程度がはなはだしいことを表す言葉として誤用定着してきた歴史があります。同じような現象を我々は現在「全然」ということばで、観察できます。また「ひどく」は「非道く」で道に外れた行為として道徳的に非難されるべきことで、「非常に」というのはめったに起きないことという本来の意味があったはずです。「たいへん」は「大変」で大きい異変でこれもめったに起きないこととという意味しか本来はなかったはずです。  このように、程度がはなはだしいということを表現している言葉の原理上、書き手が自分の表現に強い印象を与える目的を実現するため、従来の言葉の陳腐化の進行に抗うかたちとなり、あたらしい言葉が次々にあらわれ、比較的短時間で消えていく、そういう運命にあると思われます。  奈良時代は「いた(く)」(「痛く」からの転用か)といったものが平安時代には「いと」となり、鎌倉時代は「あさましく」といった言葉がはやったそうです。 >そもそも誰がいつ頃から言い出したんですか?  正確に答えようとすると、これは大変にむずかしいことです。この言葉に着目して昔から観察し、これ以前にはそういう用法は絶対なかったことを証明しなければなりません。そこまで厳格でなくても調べるのは大変だと思います。  それでは、たとえば辞書はどうかというと、新しい用法を紹介し扱うようになるまで6,7年かかるという意見が下記のサイトにあります。その意見を採用するなら98年の段階で19種の辞書が掲載していないというところを見ると、すくなくとも90年台にはいってから、目立つようになった用法だと判断していいのではないでしょうか。  「大野晋の日本語相談」(朝日文芸文庫)を参考にしました。

参考URL:
http://www.alc.co.jp/jpn/cls/ndm/gnsodan23.html
tamatokuro
質問者

お礼

そうですね、流行り言葉ですから誰が言い出したか分からないですね。 世代の相違ですかね。

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