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異種同士の交尾は、どれくらい受精が可能なのですか?
精子と卵子を持つ異種同士の交尾は、どれくらい受精・出産が可能なのでしょうか? 体形がある程度近くないと、交尾が不可能だとは思いますが、犬と猫、像とサイ、熊とパンダ、イルカとクジラ、猿と人間などなど。 また、よっぽどの異常がない限り自然界で異種交配が起こることは無いのでしょうが、絶対にその子供が生まれることはないのでしょうか? 変な質問になりますが、あくまで生物学的な疑問です。 宜しくお願い致します。
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人工授精ができますから、ゾウの卵にネズミの精子をかけることは可能です。そんなこと試した人がいるかどうか知りませんけれども、哺乳類同士なら受精が起こるかもしれない。つまり、精子が卵に潜り込む段階までは、起こる可能性がある。 だけれども、その受精卵が正常に成長できるかどうかは、別問題です。正常発生には両親から受け継いだ正常な遺伝子が必要ですし、細胞質成分と核の適合性も欠かせません。 一方、受精様式が全く違う生物同士になると、受精すら難しいでしょう。たとえば哺乳類と魚類を交配させるとか。 また、哺乳類や一部の鳥類の場合、ゲノムインプリンティングという仕組みがありまして、父親の染色体と母親の染色体が1セットずつ正常に揃わなければ発生できないよう、安全装置が備わっています。 レオポンやラバ等は、様々な安全装置をすり抜けて、偶然にもちゃんとした子供が生まれてしまった例です。 どの程度の違いまでなら子供が作れるか、という規定は無いと思います。ケースバイケースでしょう。 ちなみに、魚類など体外受精を行う生物ならば、自然界でも異種交配は頻繁に起こっています。
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- 24blackbirds
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ヨーロッパのある地域では飼育されていたニホンジカが逃げ出して、元々棲息するアカシカと交雑しています(体型は、倍ほど違います。アカシカは大きい!)。日本でも下北半島や紀伊半島でニホンザルとタイワンザルなど外国から持ち込まれたマカク属の猿が交雑しています。 地理的に隔離されているので通常は交雑しないので別種とされている近縁種は、条件が整えば容易に雑種を作ります。 一方で、同種とされている動物の中で染色体数が異なる物が存在することが明らかになっています。このような系統間の「雑種」では、代を重ねるごとに繁殖率が低下することがわかってきています。 種とは本来、代を重ねても交雑が可能な生物の総体をさす概念なのです(種の上の分類の単位、さっきも書いた「属」は、一代限りの交雑は可能な集団、と、原則定義されています。交雑の試験がすべてやられているわけではないですが)。しかし、何代でも、どんな比率でも交雑が可能な「別種」も存在しますし、このあたりの定義は揺らいでいるところです。 ちなみに、イヌとゾウの雑種「ゾヌ」などというものは生まれてきません。系統が遠すぎます。
- ikazuti
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ロバとウマの雑種「ラバ」や、虎とライオンとの雑種「ライガー」、ヒョウとライオンの雑種「レオポン」などが存在します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC 雑種が出来る条件は色々と複雑なようですが、組み合わせ次第では種間での後輩が可能なようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E7%A8%AE