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源氏物語の持つ意味ってなんでしょう?

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  • nya-nya-k
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回答No.4

たしかに、平安時代には、格調高い文学作品としてというより「長大な恋愛もの」、今でいえばハーレクインロマンスのような読まれ方をしていた面があると思います。古典なので勉強して読まねば!という人はいなくて、「源氏と朧月夜はどうなるの!?どきどき」とか「薫大好き!」みたいな読み方が多かったのでは、と私は想像しております。 そんな長大な物語が、現代まで(つまり千年も)読み継がれていることに価値があるし、それだけの魅力ある作品であることは間違いないでしょう。 もちろん、女性が書いた初めての長編小説であることも歴史的意義があります。 純粋に物語としての魅力をあげると、 ・膨大な登場人物一人ひとりの書き分けが出来ていて、魅力ある様々な  人物を創造している。  なんせ、源氏占い(クイズに答えると、「登場人物の誰か」という  診断ができる)というのがあるほどですから。  (最近となえられ始めた説ですが、それぞれの人物に合わせて   和歌のうまい、へたのレベルも書き分けられてるらしいです) ・光源氏という人物(ヒーロー)の創造。  (在原業平につぐアイドル?を女性の手でつくった)  どんなに評判が悪くっても、日本人みんな「光の君」というと  知ってる、というのはすごいこと。好き嫌いは別として。 ・長い年代にわたる一大ロマン小説の構成  桐壺から宇治十帖まで、親子3代にわたる長編ロマンというのが  千年前に描かれていたことはすごい!  付録の家系図なんか読むとくらくらしますね。人物多くて。 古典としての価値は ・当時の風俗・習慣・考え方(仏教の思想など)を垣間見る  ことができる。 ・膨大な数の和歌(登場人物が作ったとされている)が載っている。 ・古文の味わい。 ・当時の都(京都)の様子をしのぶことができる。  (今でも嵯峨野・宇治に行き、源氏ツアーが楽しめます) 結局、ひとつの小説作品として考えると、好き・嫌いは分かれるでしょうし、 光源氏を良いと思うか否か、でも評価は分かれるでしょうね。 でも、女の子の面白がる理由の一つはやはり、光が好きか、または、やはり時代は違っても人の恋愛話は面白い、ということではないでしょうか・・・。

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