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果糖の行方
noname#21649の回答
2だけ 果糖の代謝経路は「フルクトースシャント」「果糖短絡路」等と呼ばれている経路です。 葡萄糖の場合には.葡萄糖から活性酢酸までの経路に反応を抑制する部分があります。十分なエネルギーを生産しているときには.葡萄糖の状態を保つようにフィードパックがかかります。 果糖の場合には.抑制する経路がなく.果糖から即活性酢酸まで代謝されます。もし十分な果糖があれば.果糖が分解されるまでの間葡萄糖の分解を押さえます。 活性酢酸が生成すれば.余分な活性酢酸は肝臓等の脂肪細胞で脂肪になります。 細かいことは.「生化学」の本を見つけてください。果糖短絡路の記載されている本は少なく半分ぐらいしかありません。葡萄糖代謝経路のフィードバックの存在が書いてあったのは1冊だけだったと思いますが.本の名前を覚えていません。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 補足に書いたように、考えをまとめることができました。
補足
皆さんの意見、参考HP、自分で調べてたことをまとめ、一応結果として残しておきたいと思います。もはやマニアックすぎて、誰も興味を示さないかもしれませんが・・。 ■1 果糖の吸収は、単糖であることと、小腸にある果糖専門の糖輸送単体も関わり、吸収の効率そのものはかなり高いと考えられる。しかし、果糖がブドウ糖に変換される割合は10%ほどなので、果糖を吸収しても血糖値(ブドウ糖濃度)はほとんど上がらないし、インスリン分泌激となりにくい。 これが、吸収は早いが低GIというパラドックス(!?)の仕掛けである。 また、過剰な果糖の摂取は、(果糖には代謝を制御する機構が存在しないため)ブドウ糖を使い残すかたちになり、血糖値を上昇させる可能性はある。 ■2 果糖は10%がブドウ糖に変換される。残りの果糖はほとんどすべて肝臓に取り込まれる。肝臓に取り込まれたブドウ糖、果糖は解糖系、TCAサイクルを経てATP産生に消費され、余分なものはグリコーゲン、中性脂肪に変換される。 しかし、ブドウ糖と果糖との間には肝臓における代謝上大きな違いがある。 ブドウ糖の代謝はインスリン依存性の糖代謝律速酵素のglucokinase,phosphofrukutokinase、グリコーゲン合成酵素などによって調節されている。 果糖の場合には、この調節機構はうまく作動しない。果糖はその大部分がfrukutokinaseによりリン酸化される。しかし、果糖のリン酸化とその後の代謝を制御する機構が存在しない。そのため、肝臓への過剰の果糖の流入は、肝臓のグリコーゲン蓄積には限りがあるため、中性脂肪の合成が昂進し、血中への中性脂肪の放出の増加を招き、高中性脂肪血症をもたらす。特に、インスリン作用不足を伴う糖尿病ではグリコーゲン合成、ATP産生が円滑に行われないため、この過程がより活発となる。 ■現在の私の興味は、果糖がエネルギー余剰によって貯蓄される場合の脂肪/グリコーゲンの割合です。