• ベストアンサー

素粒子とは?この世は??

素粒子は原子の更に核の部分だと理解していますが、 全ての原子の素粒子は端的に言うと同じ物なんでしょうか?そうすると素粒子レベルではこの世の事物はすべて同じものと言うことが出来る様な気がしますが認識としてどう思いますか?宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • chukanshi
  • ベストアンサー率43% (186/425)
回答No.5

#1のかたのおっしゃるとおり、「素粒子とは物質の最小構成単位を示すものです。」という定義で正しいと思います。 だから、「素粒子」は、時代によって、つまり、素粒子が発見される歴史年代によって、変わってきます。 原子が、素粒子と考えられる時期もありました。 原子が電子と原子核からできており、原子核が陽子と中性子からできているということがわかると、電子、陽子、中性子が素粒子と考えられるようになりました。 ところが、その後も、日本の湯川博士の中間子をはじめ、次々と新しい「素粒子」が発見され、これはもはや「素粒子」とはよべないということになりました。 その後研究が進み、中性子や陽子や中間子は、さらに小さい、クォークという粒子からできていることがわかりました。 現在の「素粒子」は、クォーク6種類と、レプトン6種類です。6種類のクォークは、単独では存在しないのでなかなか親しみがわきませんが、レプトンには、電子やニュートリノといった有名な粒子が含まれています。 さらに、クォークとレプトンという、物質を構成する素粒子のほかに、相互作用を媒介する、粒子があります。世の中には4種類の力があるということは、ご存知かもしれませんが、電磁気力を媒介する光子(光)、重力を媒介する(まだ実験で発見されていませんが)重力子(グラビトン)などは理解しやすいでしょう。 こうして、現段階では、素粒子は物質を構成するクォークとレプトン(これらはフェルミ粒子です)と、相互作用を媒介する粒子(光子など。これらはボース粒子です)からなると考えられています。 これを、素粒子の標準モデルと呼んでいて、いまきっちりと確認されているのはこの段階です。 しかし、これだけでも、素粒子と呼ぶには種類が多すぎます。素粒子物理学者は、さらに、これらの粒子の基となる粒子が存在するのではないか、と考えています。現在の素粒子をもっと統一的に理解し、本当の意味でのこの世の最小単位を探そうとしています。その中で、有力な理論は超弦理論(超ひも理論、ストリング理論)です。しかし、これはまだ未完の理論であり、超弦理論が正しいという実験もありません。超弦理論が正しいことがわかれば、本当の「素粒子」がわかるかもしれません。 そうすると、「素粒子のレベルでは」この世の物質はすべて同じものであるという、「単純な」理解の仕方もOKということになります。 一部の学者の中には、こういう考え方の人もいると思いますが、現在の科学者が注目しているのは、自然の「階層性」という考え方です。素粒子がある程度集まると、違う構造が出てくるという当然の考え方です。 さっきの素粒子の例で言うと、レプトンが(3つ)集まって、陽子を構成すると、もう陽子は陽子であり、レプトンであることを考えなくてもよいでしょう。また、陽子と中性子が集まって原子核を構成すれば、原子核であり、また、原子核と電子で構成される原子を考えれば、それは、やっぱり原子なのです。もうここまでくると、レプトンとは全く違ったものになります。さらに、原子が集まって分子ができます。 もう少しスケールが大きくなると、分子のうちのたんぱく質の分子が、細胞を構成し、細胞が臓器を構成し、臓器が人間を構成し、、、となってくると、もう、原子のレベルのからは、その挙動が予測がつかない(現代の科学では)全く違ったレベルの世界(生体の世界)が広がっているわけです。 このように、構成要素が集まって、また別な構成要素を作ることを階層性といいます。 まとめて単純化すると、この世の中は、多分「素粒子」から構成されているだろうが、それらの、「素粒子」が集まると、全く違った構成要素の世界になり、自然は階層性を持つというのが現代科学の世界観だと思います。

その他の回答 (4)

  • Scull
  • ベストアンサー率26% (248/951)
回答No.4

認識として「誤っている」と思います。 1.全ての原子の素粒子は同じもの。  違います。 2.素粒子レベルではこの世の事物は全て同じもの  違います。 そもそも、「素粒子でのお話」をこの世の事物全般に拡張しようというところが誤りです。原子だけでこの世は形成されているわけではない(光子や、重力子などを無視してはいけない)ので、その辺りから認識を改めてください。

noname#22222
noname#22222
回答No.3

事物は、最小単位の集合体です。 ところで、事物の同等性は最小単位レベルでは、そもそも問題にはなりようがありません。 「物質の最小構成単位」が存在することを<事物の同等性>に結びつける発想そのものに無理があると思いますが・・・。

  • sekisei
  • ベストアンサー率38% (94/246)
回答No.2

身の回りにある物質の原子核を構成する陽子と中性子を構成する素粒子の種類は2つ(アップとダウン)です。 これはクォークといって上記2種類以外に4種ありますので合計6種類あります。 4種類は身近ではないですが、高エネルギーな天体現象などでは発生していると思います。 ただ、身近なものに限って言うと先ほど言ったアップとダウンの2種なので同じとは言いにくいかもしれません。

  • mokonoko
  • ベストアンサー率33% (969/2859)
回答No.1

素粒子とは物質の最小構成単位を示すものです。 現在、存在が確認されている素粒子はレプトンとクォークだけだったと思いますが、これらは更なる小さい粒子(それぞれ6種類ずつ)の存在があるとされています。 そうでないと観測されている現象が説明できないためです。 しかし、これらは存在が確認されていないので素粒子とは呼ばれていません。

関連するQ&A

  • α粒子の毒性について

    α粒子とは、ヘリウム4の原子核そのものですが これの毒性はどのような機構によって発生するんですか? 実質的にHe^2+であるため、直ちに周りの分子や原子から電子を引き抜いてイオン化、またはラジカル化させるのだと思いますが これだけでは毒性はそんなに強くないんじゃないかと思います。 ひょっとしてα粒子の持つエネルギーが関係するのしょうか?

  • 粒子と反粒子の数の僅かな差について

    ビッグバンを信じています。 粒子と反粒子の数は、ごくわずかだけ違っており、対消滅で粒子が生き残った。 反粒子は宇宙から消え去った。 生き残った電子と陽子がペアを組んで原子核ができた。 電子と陽子の数が等しくなる理由が無いと思います。 ペアからあぶれた電子(または陽子)はどうなったのでしょう。

  • 素粒子は結局なにから出来ているのか、について。。

    こんにちは!質問はタイトルそのままなのですが、物質を構成する素粒子を究極まで突き詰めると、 結局何から出来ているのでしょうか。 ↓鉄をつくるのは鉄原子↓ ↓鉄原子をつくるのは電子と原子核↓ ↓原子核をつくるのは陽子と中性子↓ ↓陽子や中性子をつくるのは・・・。↓ こんな具合です。。あまり詳しくないので間違っているかもしれませんが、上のような素粒子をつくるのは クォークやボソン、中間子等があると聞いたこともあります。が、さらにそれはなにからできているのか。 ネットで調べると「エネルギー体である」とかいてありました。ですがエネルギーは元々存在しないもので、 もちろん質量も無いはずなのですが、質量0がいくら集まっても質量ある素粒子にはなり得ないと思うのです。 このような素粒子を究極に突き詰めるとなにから出来ているのか、 どなたかご教授いただけたらと思っています。よろしくお願いします。 最後に、長文失礼しました。

  • 粒子の力

    いい年ぶっこいて、また理科系のくせに分かりませんのでお教えください。 今日の朝日新聞に、小学生向けと思われる科学の話が掲載されていました。 湯川秀樹博士の生誕100年特集です。 なぜ原子核は、ばらばらにならないのか。 その答えを見つけたのが湯川さんでした、という話です。 それはいいとして、 原子核がばらばらにならないのは、中性子と陽子との間で中間子という素粒子が存在し、その素粒子のやり取りでお互い強い力で結ばれているからだ、という答えでした。 同じく電磁力は、+と-の間で光子のやり取りで結ばれている。 力とは、何らかの粒子のやり取りがあり、重力も何らかの粒子のやり取りで引っ張り合っているが、それは現在探しているところ。 と有りました。 そこで、質問です。 粒子のやり取りでお互いが引っ張りあっているとはどういうことでしょうか。 大きな世界では、例えばキャッチボールをしていても引っ張り合いません。 この辺の考え方を小学生が分かるように教えてくれる方いませんか。

  • 放射線粒子の大きさは・・?

    放射線が大問題になっていますが、アルファ線、ベータ線、中性子線は粒子だと聞きました。原子核や電子の大きさということですが、マスクや防護服なんかで防げる大きさなのでしょうか?あまりに小さいと髪や皮膚のすき間に入って、手洗いなどでは除去できないのではないでしょうか? また、上記の粒子に混じって、同時にエックス線やガンマ線も放出されているのでしょうか?こっちは放出されたら逃げようがないと思うのですが・・。

  • 原子から粒子(電子)が出てくる?

    「原子は原子核と電子がいくつかまわっていて、  金属の内部には自由電子という電子がある。」 と、教科書にかいてあって(文はすこし短縮しましたが) 自由電子の解説の図に原子から自由電子が飛び出しているような図が書いてありました。 でも、原子の中から出てくるっていうのがよく分かりません。 粒子は原子とは違って簡単に消えてしまうものなんでしょうか?

  • 粒子の交換で力が生まれる?

    古典力学・古典電磁気学では、”力”とういものは 「ある粒子が作る場(重力場・電磁場)によってほかの粒子に力を 及ぼす」ということでした。 しかしながら、中間子理論では、 質量をもったπ中間子という粒子(量子?)を 交換することによって、2つの粒子(例えばpとn)間に力が生ずると 言われています。 自分の持っている原子核物理の教科書ではこういった記述が ポッと出てきているだけで、 なぜ粒子(量子)の交換で力が生ずるのかが詳しく説明されてません。 直感的なイメージで説明していただけませんでしょうか?

  • 素粒子と素粒子の間には

    素粒子と素粒子の間には、何があるんですか? 素粒子は、何の中にあるんですか? 「物をどんどん細かくしていったら、最後は素粒子になるんだよー」 みたいなことを、ここの「天文学」カテゴリで見ました。 何となく気になって、悶々としてます。 できれば、子どもや素人にも分かりやすく教えて下さい。 お願いします。

  • 粒子数って何?

    初歩的な質問ですみません。 ”物質量”というのを習ったばっかりなんですが・・・ 粒子数(原子、分子の数?)はどんなものでも同じなのですか?物理の教科書で、例えばC,H2O,NaCl..などの粒子数が全て6.02×10^23 で1molなのはなぜですか? Cが基準なのでCの粒子数が6.02×10^23gなのは分かりますが。。 なんか頭がこんがらがってきました^^;

  • e=mc^2のmは何かの素粒子の質量ですか?

    核反応でエネルギーを取り出す時、失われる質量は何かの素粒子の質量ですか?そうだとすればエネルギーに替わることができる素粒子は何という名の素粒子か、決まっているのでしょうか? 物から光としてエネルギーが放出される時は、物の質量は少し減るのでしょうか?