• 締切済み

気象学について

tukitosanの回答

  • tukitosan
  • ベストアンサー率43% (84/192)
回答No.1

1と3について書きます。2は、わかりません。 「1」. 「断熱上昇」とは、気流が1つの固まりの状態になって上昇する際に外部との熱のやりとりが無いことを言います。つまり、断熱性のある風船の中に気体がとじこめられて、空気中を上昇しているような状態のことを言います。 風船の中に気体が入っていると考えた方が考えやすいので、その状態をイメージしてください。 気体が上昇するのは、その気体の温度が周りより高くて、密度が低い為(軽いため)に生じます。 気体が上昇するにしたがって、外部の圧力が小さくなリます。そのため、気体は膨張するので温度は下がります。 (物理の「外部に対して仕事をする」ことになるので、内部のエネルギーは現象する。それが温度の下降と言う形であらわれているのです。) このように、気体が上昇するにしたがって温度が下がるので、いずれ回りの空気と同じ温度になり、気体の上昇が止まります。 ところが、このとき乾燥している気体の場合と湿っている気体の場合では、異なる内部変化が起こることがあります。前者は、内部で絶対に水滴が生じることはありません。しかし、後者の場合は、内部に水滴(霧や雲)が生じることがあります。水滴(霧や雲)が生じる時には、熱が発生します。これは、水を蒸発させる時に熱が必要なのとは、逆の現象です。これにより、水滴(霧や雲)が生じたときから後は、温度の下がり方が悪くなり周りの温度と等しくなるのが前者より遅くなります。(3で説明しますが、本当は多少ちがう) そのため、乾燥した気体の方が、温度の下がり方が大きく回りの空気と温度が早く等しくなり先に上昇が止まります。湿った気体の方が、温度の下がり方が悪く、なかなか上昇が止まらいということが生じます。 ここまで、書きましたが、内容は多少「2」にも関係するような気がします。 「3」. 通常、熱圏にいくまでの地上に近い空気は、高度が100m上昇するごとに0.6℃ずつ気温が下がっていきます。乾燥した気体の上昇中の温度は、断熱膨張によって、100m上昇するごとに、温度が1.0℃ずつ下がります。それに比べて、水(霧や雲)を生じながら上昇する気体は、断熱膨張による温度の減少分と凝縮(気体の水蒸気から、液体の水が生じる現象)による温度の上昇分との合計で、100m上昇するごとに0.5℃しか温度が下がりません。そのため、湿った空気が、水(霧や雲)を生じながら上昇する場合は、周りとの温度差がかえって大きくなってしまいます。そのため、密度の差が大きくなり、上昇する早さが早くなるのです。 とこんな感じですがいかがでしょうか。内容は、おそらく正しいです。 専門用語は、よくわからので、次の語句の説明を補足してください。私も、知りたいですし、また、これを見た他の人が、よくわからないと思うからです。私はとりあえず、こういう意味だろうと思って説明しました。 ここのサイトの目的は、「知らないことを知っている人が説明して、みんなで、見聞を広げていこう」という主旨だと思いますから‥。 補足をお願いしたい語句は次のものです。 「乾燥断熱上昇」「湿潤断熱上昇」「断熱減率」「積乱雲(たぶん、入道雲のことだと思うのですが今ひとつ自信がない)」「対流雲」 これらの補足があれば、もしかすると「2」も説明できるかもしれません。‥‥。 助言にでもなれば、幸いです。 tukitosan でした。

yoshinori
質問者

お礼

助かりました。一応ネットでいろいろと調べてはみたんですが、このことについてのっているところがみつからずまいってたところだったんですよ。どうもありがとうございました。

関連するQ&A

  • 気象学

    申し訳ないのですが下のこれらの過程と理由がわかりません。 ぜひ教えてください。    1. 乾燥(未飽和)断熱上昇の過程。    2. 湿潤(飽和)断熱上昇の過程。    3. 乾燥断熱上昇率は湿潤断熱上昇率より大きい理由。    4. 下層の湿度が高いほど積雲対流が発達しやすい理由。       

  • 気象学 フェーン現象

    標高0mにある気温20℃の空気が3000mの山岳を越えたとき、標高1000mから上空に雲が生じ、山越えののち、標高2600mまで降下した時点で雲が消えたとする。この空気が再び標高0mまで吹き降りたときに気温は何℃になるか。ただし、空気の運動はすべて断熱的に行われるものとし、乾燥断熱減率は1℃/100m、湿潤断熱減率は0.5℃/100mとする。 イマイチ苦手でわかりません。どなたかお願いいたします。

  • 気象学 フェーン現象

    標高0mにある気温20℃の空気が3000mの山岳を越えたとき、標高1000mから上空に雲が生じ、山越えののち、標高2600mまで降下した時点で雲が消えたとする。この空気が再び標高0mまで吹き降りたときに気温は何℃になるか。ただし、空気の運動はすべて断熱的に行われるものとし、乾燥断熱減率は1℃/100m、湿潤断熱減率は0.5℃/100mとする。 物理をとってなかったので全然わからないです。 どなたか教えてください。

  • 条件付き不安定と対流不安定の違いって無いですよね?

    両方とも気温減率が乾燥断熱源率と湿潤断熱減率の間にある大気の状態と言うことでいいですよね?

  • 乾燥・湿潤断熱減率とは何ですか?

    大気の安定・不安定を決める一つの要素と聞いたことはあるのですが、実際の原理がいまいち良く分りません? 乾燥断熱減率 1000mで10度の減率 湿潤断熱減率 1000mで約5度の減率ここまでは分るのですが・・・ 1・乾燥断熱減率より減率が大きい場合は不安定? 素人の考えでは・・・ 例えばある気層中での1000mで13度減率あったとします、上空1000mまで持ち上げたとすると(乾燥断熱減率-10度)と-13度になりますよね! -10度と-13度比べると、-13度の方が冷たいので上昇出来ず安定なのではないでしょうか?これはエマグラムと言われる物で求められるのですか? 2・温位とはいったい何者なんですか?どのような場合に温位と言う物を使用するのですか? 3・上空に行けば行くほどは空気が冷たい・地上は暖かいので常に対流が起きるのではないでしょうか? 長々と書いてしまいましたがよろしくお願いします。

  • 上空の空気が乾燥したら積乱雲は発達しにくいですよね?

    上空の空気が乾燥したら積乱雲は発達しにくいですよね? 積乱雲が盛り上がっても、 周りの乾燥した空気を取り込んで、雲粒が蒸発しますからね。 上空に乾燥空気が入って来て、 それで積乱雲が発達するなんてことは無いですよね? いや、この前の梅雨末期の大雨でのインターネットの記事で 積乱雲の発達は乾燥空気のせいだとか何とか書いてあるのを 見かけたような気がしてるのですが・・・気のせいですかね。。

  • 自然科学の問題です。どなたか教えて下さい。

    問1 図中の空気塊Xの説明として適切でないものを,次の1~4の中から1つ選びなさい。 1 A地点にある空気塊Xは,上昇していくに従って膨張する。 2 H地点にある空気塊Xは,水蒸気で飽和した状態である。 3 A地点にある空気塊XとB地点にある空気塊Xの露点は同じである。 4 R地点にある空気塊Xは,B地点に向かって下降していくに従って湿度が下がる。 問2 乾燥断熱減率と湿潤断熱減率を比べたとき,湿潤断熱減率の方が値が小さい理由として最も適切なものを, 次の1~4の中から1つ選びなさい。 1 水蒸気が凝結する際に潜熱を吸収するため。 2 水蒸気が凝結する際に潜熱を放出するため。 3 水滴が凝固する際に潜熱を吸収するため。 4 水滴が凝固する際に潜熱を放出するため。

  • 日本海側の山雪型について

    天気関係の本を見ていたら、日本海側の雪に関して、山雪型、里雪型があり、「山雪の場合には、日本海上上空に安定した大気層があり、積雲が発達できずに上陸し、脊梁山脈で上昇して積乱雲に成長して雪になる。一方、里雪の場合には、日本海上空が不安定で積乱雲が発達して上陸するので沿岸部で大雪になる。」とありました。この「日本海上上空に安定した大気層があり」がわかりません。この「安定した大気層」とは何のことでしょうか。

  • 気温の減率から水蒸気の凝結量を求められるか?

    気温の鉛直分布が計測できたとします. 上空の大気には水蒸気が十分に存在するものとすると,気温の減率は気圧の逓減に従って飽和水蒸気圧に達し,乾燥断熱減率→湿潤断熱減率へと変化します. 水蒸気の凝結に伴う熱の影響で減率が変化するとされていますが,この両減率を用いて空気の単位体積当り,もしくは単位質量あたりの凝結量(g/m^3 or g/kg)というのは求められるのでしょうか? 測定可能なデータは気温の鉛直分布のみとします. どなたかご存知の方,もしくはご専門でこの分野の研究をされている方,ぜひ回答お願いします.

  • 気温減率 乾燥断熱減率の違い

    航空気象を勉強しているのですが、理解できない点があり、質問させて頂きたいと思います。 乱流性逆転では、下層の空気が混合されるので乾燥断熱減率(1000m 10℃減)に近くなり気温が大きく減少していき、上層との差によって逆転層ができる、と書いてあります。 そこで質問なのですが、そもそも乾燥断熱減率と気温減率(1000m 6.5度減)の違いは何なのでしょうか? また、空気が混合されると乾燥断熱率になるというのはどうしてなのでしょうか? ご面倒をお掛けしますが、宜しくお願い致します。