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トリスタン和声とかって

「トリスタンとイゾルテ」やホルストの惑星等で聴かれるあの緊張感ある和声感覚を掴みたいのですが、どうやったらものにできますか? やっぱり赤本、黄色本全部やってからじゃないと無理ですよね。 そもそもああいうものって体系化されているのですか?

  • 音楽
  • 回答数2
  • ありがとう数17

みんなの回答

  • chukanshi
  • ベストアンサー率43% (186/425)
回答No.2

microvoltageさん、前回の回答では敬称を付け忘れて失礼しました。 まず、お詫び致します。 >クラシックで体系化された和声理論はいわゆる大学で良くやる赤とか黄色の本が全 >てなのでしょうか? 私も専門家ではないので、なんとも申し上げれませんが、「すべて」ではないような気がします。しかし、どこまでいっても「理論」は「理論」で、なんとなく無味乾燥なものが続いていくような気がします。どこまでいっても理論で、「感じ」や「雰囲気」といったものは、掴めないような気がします。あくまで、私個人の意見です。 >ドビュッシーのような和声感覚を掴むにはやはり機能和声を拡大解釈して自分なり >に研究していくしかないのでしょうか? ドビュッシーもしくは印象派の和音の研究は、いろいろとなされていると思いますが、やはり「感覚」は主観的なものなので、そういうものは自分なりに会得していくのがいいのではないでしょうか。 そのへんのところまでふくめて、池辺先生の本はよく書けていると思います。 学ぶことが多いです。 この本は、機能和声や借用和音のことも、もちろん解説があります。 当然、「昨日和声ではなくて『機能』だよ。」という、池辺流だじゃれつき です(笑)。 >また12音技法とかそのあたりの理論と関係ありますか? >12音技法は難しくて何が書いてあるかも分りません・・・ >やはり機能和声をしっかり勉強するのが先決でしょうか。 これも、私個人の考えですが、12音技法は、そのものが、音楽の理論というより ある種、哲学というか、信念にもとづいて人工的につくった理論のように思えます。それに比べて、機能和声は自然に発生していて、理論は後からついたようにおもいます。同じ和声でも、作曲者が自然と思いついた物と、意図的にそういう和音にしようと哲学をもって人工的につくったものとでは、違うような気がします。 これはあくまでも私の感想程度のものなので、読み流しください。 むしろ、私も正しい解釈を知りたいと思います。

microvoltage
質問者

お礼

再度、回答ありがとうございました。 >「感じ」や「雰囲気」といったものは、掴めないような気がします。 仰る事は分ります。 しかし以前、和声学、理論 を学ぶ事によって「感じ」や「雰囲気」を掴むのに大変役立った事があります。 仰る通り『自然発生的』な人間の生理にも通じる、とも言える普遍的感覚をよく体系化してある・・という印象をうけました。 ところがそれ以外の非機能的なものに関してはどうやら体系化されていないような気がして、何から手をつけて良いのかちょっと困ってます。 ともあれ、回答ありがとうございました。

  • chukanshi
  • ベストアンサー率43% (186/425)
回答No.1

いろいろな和声や和音に名前がついて、それぞれ独特のイメージをもっていますよね。私もそういう、「感じ」とか「雰囲気」を掴みたいと長年趣味で勉強してきました。私は、和声進行に興味が特にあって、「ピカルディ3度」とか「ホルン5度」とか「モーツアルト5度」とか、どうしてああいうふうに聞こえるのかなと思っていました。 結論からいうと、体系化されていないと思います。 いくら楽典の本を読んでも、掴めないのではないでしょうか。 それは、感じ、とか、イメージとか、雰囲気は、 人それぞれによって感じ方が違うからでしょう。 というようなことは、 N響アワーでお馴染みの、作曲家の池辺晋一郎先生の本に でていました。 池辺晋一郎著 おもしろく学ぶ楽典 音楽之友社 という本です。 この本には、そうはいいながら、和音や調の「雰囲気」が どうしてそうなるのか、どうしてそういう感じになるのか、 楽典の理論をもとに、しかも直感的に書かれた、入魂の 名著だと思います。 トリスタン和声について直接はかかれていませんが、 microvoltageの知りたいと思われることが、何か のっていると思います。 私個人は大変勉強になりましたので、ご一読をお勧めします。

microvoltage
質問者

お礼

待ってました! そろそろ削除しようかと思ってましたが、回答ありがとうございます。 なるほど薄々そうではないかと思ってましたがやはりそういう事ですよね。 『ピカソのような絵を描くには』という理論がないのと同じですね。(違うか) 池辺晋一郎せんせの本、読んでみようと思います。 重ねて質問で恐縮ですがクラシックで体系化された和声理論はいわゆる大学で良くやる赤とか黄色の本が全てなのでしょうか? ドビュッシーのような和声感覚を掴むにはやはり機能和声を拡大解釈して自分なりに研究していくしかないのでしょうか? また12音技法とかそのあたりの理論と関係ありますか? 12音技法は難しくて何が書いてあるかも分りません・・・ やはり機能和声をしっかり勉強するのが先決でしょうか。 それにしてもchukanshiさんは多岐にわたって博学ですね。

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