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ブレイブストーリーについて
ブレイブストーリーを読んだのですが、分からないことがあります。 嘆きの沼でワタルは本当にヤコムたちを殺したのでしょうか? そしたら村に居るヤコムの奥さんと子どもはどうなったんでしょう? というか、そもそもワタルは村人に頼まれて沼に向かったのだから、その後に村に戻らなければいけないのでは? だって村人たちはワタルも心配だし、嘆きの沼の状況も良くわからないし。 なんだかそこだけスッキリしません。
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文章を読む限りでは、確かに殺してますね。 この時、ワタルの心は、その二人の姿を見て、怒りの感情(要するに父親の今回の行動に関する憤り)が身体を支配してしまった。 そして良心が身体から離れてしまい、ワタル自身は、ワタルの怒りの感情がもたらす行為を止めることができなかった… とまあ、こんな解釈していますけどね。 現実世界でも、似たような事件って、けっこうありますからね。目の前の裏切り行為に、殺意を覚え殺害、しかしその後我に返り、後悔の念を…って事件が。 それに、とあるキャラから、ワタルが実際に人を殺していることを告げられていますし、ものがファンタジー世界の物語だから、そういうこともあるんでしょうな。 村に戻らなかったのは、…ん~、なんでだろ?多分、後ろめたさみたいなのがあって、村人にあわせる顔がなかったからなんじゃなかろうか?
- mizuki_h
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私もそこはちょっとすっきりしなかったんですよね(苦笑)。 嘆きの沼で、ワタルの中の「憎しみの感情」がヤコムたちを殺してしまったのは間違いないのではないか、と思います。 村に戻らなかったのは、ようするに「逃げた」のかなと。 このときのワタルは「自分自身の中にある憎しみの感情」を認めず「これは僕じゃない」と言って否定して「憎しみの感情」を自分から切り離して逃げてますよね。 ここで「村に戻る」というのは「自分がヤコム達を憎しみのあまり殺してしまったのかを確認して、村人達にその事実を伝える」ことでもあります。 だから村には戻らなかった、というより戻れなかったのかな、と(後から)思いました。 で、最終的にワタルはその「憎しみの感情」を自分自身の一部である、と認めて受け入れてます。 これは「ヤコム達を殺したのは僕だ」と認めたんじゃないかな、と思ってます。 そうだ、とは書かれていませんが(^^; 残念ながら(?)嘆きの沼のその後は全く書かれていませんので推測ですが……。 おそらくいつまで経ってもワタルが帰ってこないので、村人の誰かが様子を見に行き、ヤコム達が死んでいるのを見つけて……ともしかして大変な騒ぎになったんじゃないかしら、と想像しています。 そして奥さんと子どものことですが。 結局、彼らも彼ら自身でこれからどうにかしていくしかない、ということかもしれません。 ワタルは当初「自分と母を置いて父が出て行ってしまう運命を変える」つもりでしたが、最終的には全く違う願いを叶えました。 それは何か辛いことや悲しいことがあるたびに「運命を変える」んじゃなくて、それらを自分たちの力で一つ一つ乗り越えていかなければならないと思ったからではないかと。 これはそのまま村の奥さんと子どもにも当てはまるんじゃないでしょうか。 幻界はワタルの心でもありますので、ワタルがそう決心したのだとしたら、もしかしたら奥さんと子どもも同じような決意をしたかもしれません。 ……と考えるのは虫が良すぎるかな、とも思いますが。 あの村の奥さんと子どもは、そのままワタルとワタルの母を表していたと思うので、あながち外れてもないかな、と……思いたい(笑)。 どこにもそんなことは書いてありませんが(苦笑)こうだったらいいな、と思いましたので。