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英語の先生と国語の先生へ

LB41の回答

  • LB41
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回答No.6

中学校の国語科の教員です。 文法の専門家を自負しています。でも、ちょっぴり英会話にも自信有りです。 皆さんの回答は非常に科学的なので、別の視点から、考えました。 ■生徒たちが英語を飲み込めないのは、国語の力が足りないからなんでしょうか? ★これは、その通りだと思います。わかりやすいところから、考えると、  たとえば、教科書は全て日本語ですよね、授業での先生の言葉もそうです。  よく言われることですが、日本語を道具として使って、  あらゆる学習を構築しているのだから、思考も日本語です。  従って、国語力のベースの上に全てが成り立っていると思います。  『母国語のレベル以上に外国語は習得できない!!』 ■文法論全体について?!?! ★他の方も書かれていましたが、日本語文法には矛盾があります。  体系化された法則の下に熟成されたものではなく、  1500年以上かけて、熟成されたものが、明治以降に、  体系化・法則化を試みられただけです。  ご存じの通り、山田文法・時枝文法・橋本文法・その他とあって、  学校文法は橋本文法を採用しています。  私の文法の師匠は橋本博士のチームで連体詞・副詞などを担当された方ですが、  師と私 ともに、一番矛盾の多い文法則だと思っています。  従って、各学校や教師によって文法の取扱いに様々な考えや格差があり、  矛盾を解決できずに納得できない授業をされている方は多いと思います。  たとえば、これもわかりやすく考えると、  中学生ぐらいに文法を教えていこうとするとき、  日本語の単位を大きいところから細かくしていき、品詞分解・分類までして、  その役割や効果などを考えますが、  一番最初の頃、「文節に区切る」などということをやります。  しかしこれは、助詞助動詞などに精通していないと、  絶対に出来ないことなんです。  なおかつ、助詞助動詞は文節を理解していないと説明が出来ません。  「そんなことはない、身近な言葉を使って、発達段階に応じて、   わかる事柄から、説明して次第に理解を深めていけばよい!!」  などと、おっしゃる方がいますが、  これは、そのときその瞬間、説明している事柄だけがわかって、  そのあと、有機的に結びついている言葉そのものは  わからなくなってしまいます。  はっきり言って、学術的に研究するか、入試対策以外で、  文法を重要視するのはナンセンスだと思います。  【総合的な学習の時間での材料としてはよいかも】 ■英語と国語の文法を比較することについて ★はっきり言って意味のないことだと思います。  まず、英語は学術的にEnglishを学ぶことです。  だから、構文などの文法まずありき・・単語熟語の暗記・・・など、  当然当たり前のことだと思います。【英語教育批判ではありませんよ】  一般的によく言われることですが、  6.3.3で12年英語を学んでも、  外国人とコミュニケーションは出来ませんが、  アメリカでは3才の子供がEnglishをしゃべります。  そりゃそうです。だって、英語は英会話ではないのですから。  これにたいして、日本語は、  「日本語」という、学問を実は持っています。  日本語教師と国語の教師の免許は違うでしょ・・・  日本語教師の免許を取るための内容を調べてみてください。  日本語・・・という学問・技術の存在がわかります。  そして、国語を考えてください。  我々国語の教師は言語を教えているのではなく、  日本語をもちいた、[道具として利用した]文化の継承を行っています。  読むことで、書くことで、聞くことで、話すことで、  幾多の先人達が残した知恵を学び、  そして、仲間に・続くものに、伝えるのです。  もしくは、その作業が円滑に行えるように児童生徒に指導助言するわけです。  ということで、英語と国語を比較すること自体意味がないと思います。 ■英語の先生が・・・修飾語、とか形容詞という言葉を使って説明した・・・ ★しかし、ある程度のコラボレーションは必要だと思います。  私の場合、たとえば平家を取り扱うとき、社会の先生と歴史の進捗を聞いて、  合わせるようにしたりしています。  敬語を教えるときに、英語の先生に  「英語での敬語表現について教えてくださ~~い」  などと意地悪を言ったりします。  漢字テストの範囲に他教科の教科書を指定したりします。  逆に、英語の先生から、生徒への説明にこの言葉を使ってもいいか?  などと事前に相談されたり、  そのために、文法の時間を英語のその前に持ってきたりしています。  要は、職員室内のコミュニケーションとコラボレーションだと思います。 ■その先生はまるで国語の文法をきちんと教えていないんじゃないか、  分かる授業をしていないから英語ができないんだと言わんばかりの言い方で、  私はなんだかすごく気になってしまって。 ★気にする必要は上記の理由から、全くありません。  はっきり言わしてもらって、わかる英語の授業が出来ていないんです。  児童生徒の発達段階や習熟度に応じて語彙を厳選する必要があるのは、  教師としてのベーシックなテクニックです。  小1に中3の単語で説明したってわかるわけありませんよね。  その生徒達に、国語で学んだ文法の基礎知識があるか無いか判断してから、  英語の授業で、「修飾語」などを例示すべきだったんです。  つまり、授業構成能力がない英語の先生と言うことになります。  そして、他教科に八つ当たりするなど、言語道断ですね!!  学級経営で似たようなやっかみを受けたことがあるので、  何となくわかります。がんばりませう。 以上 偉そうな物言いがあったと思います。勘弁してください。 では、(^^)/~~~    

noname#1577
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