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外断熱法

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  • ussie
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回答No.6

よく混同しがちですが、断熱方法の言葉の定義からいいますと正確には、 ◆RCの場合  ◇外断熱  ◇内断熱 ◆木造の場合  ◇外張り断熱  ◇充填断熱 となります。 ●断熱に関して  ※木造住宅でも、次世代省エネルギー基準の適合評定を取得しているような工法で   あれば、断熱性能は十二分にあります。また、木造より断熱性能の悪いあるいは   熱柱の多く存在するRC工法はいくらでもあります。   RCだから、木造だからという議論は一時代前の話で、現在ではいずれの方式に   対してもそれに適した断熱材、断熱工法が開発されていますので、いかにきちんと   断熱設計を行うか、いかにきちんと断熱施工を行うか、というところがカギです。  ○RCの場合    内断熱では構造体自体が熱柱となってしまうため、結露対策などが難しくなり、    外断熱が有利とされています。  ○木造の場合    外張り断熱の方が有利と言われていますが、木材はRCの内断熱ほど熱柱には    ならない(たとえば木製サッシは断熱サッシとして認知されています)事から    結露に対してはさほど問題がなく、建物全体でのQ値(建物全体から逃げる熱の    量を表す値)で比較された方がよいと思います。    ※充填断熱では、壁体内結露のことを考えると、グラスウールなどのウール系の     ものよりも、ボード系のものをお勧めします。 ●気密に関して  ※高断熱化だけでなく、高気密化もあわせて行うことをお勧めします。   気密性能が悪いと、せっかく高断熱かさせても漏気によって熱が逃げてしまいます。   断熱性をあげようとすると、それに伴ってある程度は気密性能も向上する傾向には   ありますが、実際には断熱、気密それぞれ専用の工事が必要となります。   なお、高気密化する場合には、必ず住宅内の空気が1時間に0.5回は入れ替わる   ように、機械式換気装置を24時間365日運転させてください。  ○RCの場合    外断熱でも内断熱でも気密性は非常に高く、どちらでも変わりません。  ○木造の場合    いずれもしっかりとした気密施工が必要です。きちんとされていればいずれも大差    ないと思いますが、粘着テープによる気密施工を行う場合には耐久性に限界が    あるため粘着力が多少落ちても大丈夫なような処置が肝要で、初期性能だけでなく    気密の耐久性も重視すべき点です。 ●その他  ○外壁の施工に関して    あまり認識されていませんが、外断熱/外張り断熱の場合は、外壁の垂れが問題に    なってきています。断熱材は、釘を打っても全く効きませんので、外断熱あるいは    外張り断熱では、外壁材を支持するには長い釘を使って断熱材を貫通させ、構造体に    留めなければなりません。すると釘に対して外壁材の重さがかかる位置と、外壁材の    その重さを支える位置が断熱材の厚さ分だけ離れた位置になってしまうために、    その釘が外壁材の重さにより変形し、外壁材側が下に垂れ下がってきてしまいます。    この症状は、断熱材の厚みが厚ければ厚いほど顕著になります。外壁が垂れてくると、    見栄えが悪くなるのみならず、外壁材にひびが入ってしまったり、サッシの開閉が    出来なくなるなどの機能的な害も出てきます。特に重量のある外壁材を使用される    場合には、外断熱/外張り断熱の断熱材の厚さは、30mmまでにしておくことを    お勧めします。

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