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隠蔽物のあるなかでの運動する物体の形状把握
過去に動物心理学をやった者です。今は病気療養中なのですが、考えてみたことなので、皆さんからのご意見を聞きたいです。 例えば木々などの障害物に隠されたり隠されなかったりするところを運動する物体の形状を知ることはできるでしょうか?できると思いますか?ただし形状は変化しないものとします。 また、そのような研究はされているでしょうか?もし研究されているのなら、どこで誰が研究しているか教えてください。
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パークスのらくだと呼ばれるものがまさにそれです。 私は専門家ではないので代表的な研究は知りませんが、Parks's camel で検索するといろいろ文献が見つかると思いますよ。
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- kanpyou
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心理学(認知心理学)でも扱いますし、工学部の認知情報処理などでも扱います。 基本は、『目の構造と視神経組織』で、瞳を通して進入した風景(光)は網膜上に投射されます。 その情報は2次元で、平面画像として知覚されます。 その画像が3次元(立体)として認識される為には、記憶との照合作業を経て、認識されます。 その照合のポイントとなるのが、濃淡(影)の変化、色彩の変化、位置関係の変化です。 錯視―視覚の錯覚 http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/basics/visual/index.html 運動錯視 ・「エイムズの窓」はどの様に見えますか? 錯覚24 http://www3.plala.or.jp/yat/sakusi24/sakusi24.htm http://www3.plala.or.jp/yat/index7.htm おもしろムービー 目の錯覚? http://happy.web.infoseek.co.jp/movie/omosiro23.htm
お礼
アドバイスありがとうございます。 認知心理学でもやっているだろうとは思っていました。工学部でもやるんですか。アプローチは違うかもしれませんが、どういうことをやっているか知りたくなりました。 それから錯視を見させていただきました。興味深いものでした。特におもしろムービーがよかったです。
- transaction
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それそのままの研究が霊長類や鳥類でおこなわれてそうなのですが、勉強不足のためにパッと思い当たりません。類似の研究ということで、京都大学で研究されてきた霊長類、鳥類の視覚的補間について。 Fujita, K. (2004). How do nonhuman animals perceptually integrate figural fragments? Japanese Psychological Research, 46, 154-169. http://dx.doi.org/10.1111/j.1468-5584.2004.00248.x 霊長類、鳥類の視覚的補間に関して、この研究室でやられてきたことのレビュー。この論文以降に出版された論文は、次。 Fujita, K. & Giersch, A. (2005). What perceptual rules do capuchin monkeys (Cebus apella) follow in completing partly occluded figures? Journal of Experimental Psychology: Animal Behavior Processes, 31, 387-398. http://dx.doi.org/10.1037/0097-7403.31.4.387 Fujita, K. & Ushitani, T. (2005). Better living by not completing: A wonderful peculiarity of pigeon vision? Behavioural Processes, 69, 59-66. http://dx.doi.org/10.1016/j.beproc.2005.01.003 Ushitani, T. & Fujita, K. (2005). Pigeons do not perceptually complete partly occluded photos of food: An ecological approach to the "pigeon problem." Behavioural Processes, 69, 67-78. http://dx.doi.org/10.1016/j.beproc.2005.01.002 これらの論文の参考文献を見れば、海外での研究もフォローできるかもしれません。 視覚的補間は、網膜に入ってくる情報に付け加えをおこなうのだから、動物への認知的な負荷は高まります。上の論文のどこかに書いてあった(か話に聴いたのだ)と思いますが、奥行きに敏感でなければならない樹上や、茂みに自分を食べる捕食者や自分が食べる被食者が潜んでそうな地上に生息する生物は、視覚的補間の能力を得ていてもよさそうだし、ハトのように空を長く飛行していてその都度の視覚的処理にそれほどの負荷をかけていられない生物では、視覚的補間の能力が低かったりしそうです。 また、運動ということですが、無意味な移動であれば、その運動は知覚を干渉しそうですが、バイオロジカルモーションを含むような有意味な運動であれば、知覚を促進することもありそうです。 以上、何の文献も読まずに書いたので、でたらめを言っているかもしれません。 病気療養中ということで、おだいじになさってください。
お礼
回答ありがとうございます。 参考文献、ありがとうございます。 藤田先生の講義は聞いたことがあって面白かったことを覚えています。 無意味な運動と生物的な運動ということについては私は考えていませんでした。それについても考えていきたいと思います。
- shut0325
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一般人です。専門家でなくて申し訳ありません。 ただ、おもしろそうな質問だったので答えます。 知っている物であれば一部でも見えれば残りは推測で判断しすると思います。推測なのではずれることもあるでしょう。 知らない物であれば、見えた情報から知っている物に近い物がないか照らし合わせ「~のようなもの」として認識します。 ただ、障害物って木々などだけではなく、運動する物体そのものもそれ自身の障害物のような気がしますが。 普通に人がこちらへ向かって走ってくる場合でも、背中側は見えません。 獣の世界なら背中(みえないところ)に毒尻尾をもつ「見たことのない生き物」だったらたぶんやられます。 とりとめのない答えになりました。
お礼
回答ありがとうございます。 面白そうと言っていただけるだけでうれしいです。 確かにこちらから白くみえる羊も裏側は真っ黒である可能性は十分ありますよね。 その場合は運動する物体が回転しながら動くという設定にしなければならないかもしれません。
お礼
パークスのらくだで検索したらありました。 まさにそうでした。私の考えていたものがありました。 ありがとうございます。