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分光光度計
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> 紫外線から遠赤外線までの広い測定範囲を一手にカバーできるような、そんな万能な分光光度計は はい、可能です。私の記憶が定かなら、実際に販売もされていました。 分光器にはザクっと分けて、回折格子やプリスムなどを用いた波長分散 方式のものと、干渉計を用いた干渉方式のものの2方式が主流です。 私の記憶にある上記の分光光度計は干渉方式のもの(いわゆるFT-IRの ようなタイプ)でした。1台の装置でUVからIRまでカバーしますが、 同一構成で一気に全波長域を測定できる訳ではなく、ある程度区切った 波長域毎に検知器とマイケルソン干渉計のビームスプリッタを交換する ものであったと思います。 ただし、もちろん価格も相当なものだったと思います。 なお、波長分散方式のものでこのように広い波長範囲をカバーさせよう とすると、1式の分光器のマウントで回折格子だけ本数の違うものを 順次切り替えて、というのはほとんど不可能に近いと思います。
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- paddler
- ベストアンサー率53% (176/330)
No.2の回答者です。情報が見つかりました。 BOMEMのDA8というFT-Spectrometerでした。金に糸目は付けないぞと 言わんばかりの縦型のバケモノのような分光器です。 http://www.physics.ucf.edu/~rep/SumSemPeale03.pdf やはりもう現在は、availableではないそうです。 http://www.abb.com/global/abbzh/abbzh251.nsf!OpenDatabase&db=/global/seitp/seitp330.nsf&v=9AAC910019&e=us&m=9F2&c=C1256DDE004B6B1D85256E24004AE0ED
お礼
わざわざサイトのURLを見つけてくださって、本当にありがとうございます!これは想像以上のブツでしたよ…。やはりコンパクトなものを作るのは厳しいということですね。 本当にありがとうございました!とても参考になりました!!
- toboke
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手元に赤外可視紫外分光計がありますが、遠赤外までは測定できず、200~3300nmです。 この分光計では、光源として350nm以下の重水素ランプとそれ以上の波長の普通のランプがついており、検出計は850nm以下と以上で分かれています。 残念ながら、赤外部のこの切り替え波長のところでいつも何故か測定値に不連続な段ができてしまいます。検出計へのわずかな光路の違いによるものだと思いますが。
お礼
実際にあるのですね!それでも遠赤までは測定できない…と。なるほど、切り替え時に不都合が出てくるわけですね。ありがとうございました!
- ginlime
- ベストアンサー率27% (280/1031)
光源と、対応波長の分光プリズムがセットできれば可能ですが、相当高価なものになると思います。よって、波長を切ってそれぞれの専用機にしていると思います。
お礼
なるほど。光源がどうにかなれば、可能なのは可能なわけなのですね。 ありがとうございました!
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お礼
なるほど…波長分散だとほぼ不可能、ということですか。干渉方式でも、広域な波長を一気に測定するということは、検知器およびスプリッタの交換が必要なのですね。詳しいご説明、ありがとうございました!