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美術科教師はコマ数少ないが本業として成り立つか。

中学・高校の美術科教員をめざそうかと思っている者です。ただひとつ若干心配なのは他の音楽や、体育、情報などの教科にもいえることですが、主要5科目などと比べてずっと週の時間割に入っている授業が少ないですよね。これは、給与などに響くのでしょうか。何か、勤務待遇や、条件など差異があるのかと思いました。きちんと本職として問題なくやっていければいいのですが。また、美術科教員の募集枠や採用試験の倍率などはかなり狭き門となっていますか。

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  • masa0000
  • ベストアンサー率36% (462/1265)
回答No.3

中学・高校と美術科の教員をしてきた者です。 他の方も回答されていますが、公立校の教員の給与は教科によってではなく勤務年数等に応じた年俸制ですから、美術科だからと言う理由で給与が変わることはありません。 ただ、週あたりの授業時間数は他教科の教員と同じ条件になります。大体週24時間前後の授業があると思ってください。担任でしたら担任学級の学活、道徳がありますから、この分教科の授業時数は少なくなります。また担任事務の時間として授業数が軽減されるケースもあります。授業以外の仕事で、重い役割(例えば生徒指導や進路指導など)を担当する教員は授業数が軽減される場合があります。このあたりでうまくバランスを取っている訳ですが、どうしても特定の人にしわ寄せが来てしまうんですよね。また、クラス数の関係で「担任したいが副担任しかできない」「副担任をしたいが担任しかできない」というような事も起こってきます。 現在中学校の美術は、1年生は45時間、2・3年生では35時間が年間授業時数となっていますので、クラス数の多い大規模校でしたら美術の必修授業だけで勤まりますが、小規模の学校の場合、美術以外の他教科を担当しなければならない可能性もあると思ってください。現在、美術と音楽の教員に関しては、「一校に一人では多すぎ」の時代が来ています。 選択授業もありますが、学校によって開設科目が違いますから、絶対に美術の授業があるとは限りません。 逆に言うと、教員みんなが同じ条件で仕事をしている訳ですから、「美術以外の仕事はしたくない」とは言えないと思っておいてください。 さて、このような状況ですから、当然美術科や音楽科の採用については狭き門とならざるを得ません。年度によっては募集すらない可能性もあります。 唯一希望の持てる話題ですが、2007年を中心として団塊の世代の退職者が多数発生します。(2007年問題ですね) 教員の世界でも同様で、現在五十代後半の教員がこの数年間で退職していきます。美術科も人員不足となりますから、採用数も増えるかもしれません。 ただ、先ほども書きましたが、「一校に一人いらない」教科ですので、他教科の教員が兼任したり、常勤あるいは非常勤の講師でまかなってしまう可能性も否定できません。 長々と厳しいことばかりを書いてしまいましたが、美術科教員は専門教科としていなければ困る人材でもあります。希望を持って目標に向かってください。 余談ですが、できるなら他の教科の教員免許も取得されるのが採用への近道かも・・・ 在学中に取得が無理なら、卒業後通信教育で取得する方法もあります。

furoru
質問者

お礼

回答ありがとうございました。詳しい説明でたいへん参考になりました。美術・音楽は独特の趣のある教科なのでがんばってみようと思います。

その他の回答 (2)

  • kayomu
  • ベストアンサー率36% (20/55)
回答No.2

美術の教師になるのは難しいか、ではなく 美術教師が本業になるのかという質問の場合、成り立つと思います。 教師はアルバイト禁止らしいですから、必然的に美術教師もその美術教師としての給与のみで生活を送っていることになります。 また、授業を受け持つ以外にも、担任、副担任や事務作業、会計作業などなど、教師の仕事内容は色々あります。 だから、美術の授業が少ない=給料が少ないということはないと思います。 美術教員の募集枠については、地方自治体やその年によっても差があると思います。 私の住む愛媛県ではそれはそれは狭き門だという噂ですが・・・。

furoru
質問者

お礼

回答ありがとうございました。経済的には成り立つのですね。授業時間ばかりが教師の仕事ではないでしょうね。

  • ikeda55a
  • ベストアンサー率48% (55/113)
回答No.1

 あなたもご自分の中学・高校の美術の先生をお思い出しになることが出来るかと思いますが、 「主要5科目」関係の教員の人数は多く配置され、芸術(体育は授業数が多い)関係の教員数は普通は少ないでしょう。  色々な関係から授業の持ち時間数に多少の違いはありますが、皆さん平均的な持ち時数になるようになっています。  別に、特別な事情(授業以外の関係の仕事)で、あえて授業時数を減じる措置をとる教員もいます。  教諭(常勤教員)の場合、授業持ち時数だけで待遇や条件に差は付かないというのが、わたしの周辺の現在の認識です。(現在この業界はいろいろ流動的な要素がある世界です)

furoru
質問者

お礼

回答ありがとうございます。参考になりましたし、納得できました。

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