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藤原元命について
受験生ですが、元命について参考書やらを見ていると百姓等解で休職になった 解職になったと参考書ごとに微妙に違うのですが、どちらが正しいのでしょうか? どなたかわかる方がいたら教えてください
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- tachiuo
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回答No.2
まず、「休職」と「解職」について。現代的な意味の違いは考えられません。微妙なところです。すなわち、現代では、会社や役所をクビになれば「解職」で、会社や役所とは無関係の人間になりますが、藤原元命は、尾張国守をクビになりましたが、位階は保持しており、貴族の一員に違いありませんから、収入はあります。尾張国守の地位という意味では「解職」がより正確であるとは思います。 藤原元命が「尾張国郡司百姓等解文」(これは受験生にとって必須の用語であり、988年という年は、藤原道長の若い頃と覚えておいてください)で解職されたのは、当時の政府の「ガス抜き」的な意味があります。当時は、地方政治が国司に任せっきりになっていたのですが、あまり国司が無茶をしないように、こうした訴えを認めていたのです。 なお、元命は、のち他の国の国司になり、位も従四位下にまで進んでいます。ひどい奴と思われていた元命ですが、こんな奴は幾らでもいたのでしょう。
- jk7
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回答No.1
この解文から、国司の不正や地方政治の乱れが生じていたことを読みとることがポイントです。 入試対策としてなら、元命が休職だろうが解職だろうが、どうでも良いことです。 ちなみに最近は、元命に対する違った評価もあるそうです。違った評価が出てきていると言うことは、入試問題としてはあつかいずらくなってきますね。 参考までに↓をどうぞ。