国債が暴落するとデフレは解消される?長期金利の影響を考える

このQ&Aのポイント
  • 国債が暴落し長期金利が上昇すると、物価は高騰しデフレが解消される可能性があるが、住宅ローンを抱えている人や高齢者には悪影響を与える
  • 国債暴落による長期金利の上昇により、金利の増える預金を持つ高齢者は「得」をする一方、住宅ローンを抱える人は苦境に立たされる
  • 国債の暴落による長期金利上昇は、特定の階層や職種、年齢層、生活タイプによっては「得」をする人もいるが、一般的にはデフレ解消にはプラスの影響を与える
回答を見る
  • ベストアンサー

国債が暴落すると・・・

 経済学は、素人レベルですので、分かりやすく教えていただけると幸いです。  今朝の朝日新聞のタイトルを見て、ドキッとしたのですが、もし「国債が格下げされて暴落」し長期金利が上昇すると、当然物価は高騰しますから、デフレは解消される?  長期金利が上昇するので、私のように住宅ローンを抱えているものは悲鳴! 預金を有している高齢者は、金利が増えて「ほくほく」なのでしょうか?  いかに素人の私でも、上記のような単純なものではないだろうと想定いたしますが、国債が暴落して長期金利が上昇する事態になったときに、国内で「得」をする階層・職種・年齢層・生活タイプと言うのは、どのような生活をしている人々なんでしょうか?  以上ご教授いただければ幸いです。

noname#145153
noname#145153
  • 経済
  • 回答数2
  • ありがとう数7

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yo-kan-62
  • ベストアンサー率18% (18/98)
回答No.1

御早う御座います。 私も素人なのですが。 国債の金利と、預貯金の金利は別物ではないかと思います。 国債は、支払金額が決まっています。(額面に記載されています) 国債が暴落すると、支払金額が決まっているので、最初の買取額が、小さくなると言うことです。 例:1万円・利率1割の国債が、市場に売りに出されました。   この国債は、1.1万円で買戻す訳です。   市場で暴落すると、1万円では売れなくて、9千円や8千円でないと、買う人が居ない事になります。   買戻し金額は固定なので、実質金利は1割ではなくなります。この事が国債の高金利になると言う事です。   又、通常国債は、使用目的があるので国債の追加発行が必要となります。   当然国の借金は増えます。 結果として、国債が暴落すると、暴落した国債発行国の借金は増えるので、国債を買い戻すときに、税金は高くなると思います。 預貯金の金利と、国債の金利は連動していないので、”国債が高金利=預貯金の金利が上がる”とはならないので、国民としては、損ばかりです。 得をする人は、国債の暴落時に購入して、高騰時に売ることが出来る人ですね。 当然暴落した国に住んでいない事も、条件の中に入ると思います。 詳細は、専門家に任せます。

noname#145153
質問者

お礼

 コメント有り難うございました。  『預貯金の金利と、国債の金利は連動していないので、”国債が高金利=預貯金の金利が上がる”とはならない』  そうなんですか。  安心致しました。

その他の回答 (1)

  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.2

長くなりますが、御容赦下さい。 大雑把に言うと、インフレになると、借金している人が得をして、貯金をしている人は損をします。 何故なら、借金や貯金は、満期の元本が名目上決まっているからです。借金をして土地を買っている例が一番分かりやすいと思うので、あげてみます。 仮定 土地購入価格 100億円(100%借入、金利3%、期間10年) 賃貸収入 3億円/年(=購入価格に対して3%) 年間損益 賃貸収入3億円-利払3億円=±0 インフレ率 0%(=土地の価格は不変とする) 10年後の損益 土地売却代金100億円-元本返済100億円 =±0 インフレになると 年5%のインフレが、賃料・金利を5%分押上げ、土地価格も年間5%あがるとする 賃貸収入 8億円/年(=購入価格に対して8%) 年間損益 賃貸収入8億円-利払8億円=±0 インフレ率 5% 10年後の損益 土地売却代金100×1.05^5-元本返済100 =127.6億円-100億円=27.6億円 つまり、インフレになると、インフレによって上がって行く資産の価値と、金額が固定されている負債の価値の差額が、含み益になる、という事です。借入が固定金利の場合は、更に毎年の賃貸収入と利払の差額も利益になります。 そして、その利益がどこからくるかというと、金の貸し手の満期時に受取る100億円の実質的な価値(同じ100億円で何が買えるか、という観点から判断した価値)がインフレにより減る事から来ます。 だから、一般的に「インフレは、国全体としては損得は無いが、債権者から債務者への所得移転が起きる」等といわれます。 インフレでどういう人が得をするかというと、一番典型的なのは、上記のように「日々の収入がインフレに連動して増える様な資産を、固定金利の借金で持っている人」という事になります。反対に、一番ひどく損をする人の典型は、「日々の収入が固定金利の金融資産からの利息収入に頼っている人」という事になります。 経済主体で考えると、インフレでは、とにかく借金をしている方が有利で、金を貸している方が不利ですから、傾向としては、国や企業が得をして、個人は損をします。(因みに、銀行は金を貸す一方で、預金の形で金を借りているので、概ねチャラです。) インフレになると、金利収入に頼っているお年寄りが得をする様に思えるかも知れませんが、またお年寄り自身もうれしいかも知れませんが、それは元本部分が実質的に目減りして行っている事を考慮に入れていないからです。逆に言えば、今のようなデフレ状況では、例えば「超々低金利でも利息収入だけで生きていける人がいたら、その人は、日々金を使っているのに、元本部分の価値は減るどころかむしろ増えている」訳です。インフレになると、反対に、「利息が使いきれないぐらいになって、名目上の元本は増えるのに、実質的な価値は本当は減っている」という事になります。 そこまで極端ではなくとも、デフレが預金者にとってありがたいのは、「金を使うのをこらえると、ものの値段が下がって、手に入るものの量は増える」という現在の状況からも御理解頂けると思います。インフレになったら、預貯金の利回りがインフレ率を上回らない限り、早く使った方が得です。 実際には、個々人の状況(例えば、インフレに伴って収入も増えるかどうか等)によって様々ですが、傾向としては、このような事が言えます。 尚、1970年代に住宅ローンを持っていた人は、インフレで名目上の収入が増えて、その結果ローンの返済がえらく楽になりました。(ですから、質問者の方にとって、インフレは朗報になるかも知れません。かも、です。) 最後におまけですが、インフレで国債の利回りがあがると、預貯金金利も上がります。でないと、誰も銀行に預金してくれなくなりますから。但し、インフレをカバーする程の預金金利になるかどうかはまた別です。(というか、きついインフレだと、まずならないでしょう。)

noname#145153
質問者

お礼

 回答が締め切られた後にもかかわらず、詳細なコメントを頂きまして、誠に有り難うございます。  分かりやすい記載で、とても参考になりました。  今後ともよろしくお願いいたします。  回答を締め切った後ですので、ポイントがつけれなくて申し訳ございません。  失礼致します。

関連するQ&A

  • 長期金利が上がり国債暴落の意味

    毎日新聞の記事に以下のような書き込みがありました。↓ http://mainichi.jp/opinion/news/20130109ddm003070141000c.html 『消費者物価が2%になれば長期金利は3%に上昇するという試算もある。つまりは国債の暴落。』とあります。 消費者物価が上がると長期金利が上がる理由はただ単純に「物価上昇は経済活動の活発化であり、資金の需要が増大するから」という解釈でいいのでしょうか? それから長期金利が上がると国債暴落というのが分かりません。 一般的なイメージとして先ず国債暴落(値下げ)が起こり、その埋め合わせに長期金利を上昇させてやるという図式が思い浮かびます。 それが何故、長期金利が上がると国債暴落となるのかが分かりません。 ご存じの方、よろしくお願いします。

  • 国債が暴落したらどうなるの?

    国債が暴落したらどうなるの? 日本国債は日本国民の貯蓄がもとなのでギリシャみたい にならないとおっしゃる方もおられるし、 いや2~3年で大暴落がるとおっしゃる方もおられ様々です。 論点の違いは何でしょうか? また実際暴落したらどうなるの? 金利が上がり、不況が来る。 さて現在、ローン抱えている場合はその金利(変動)なら当然上がり ギリシャみたいに高金利で一般国民は払えなくなるの? でも誰も払えなくなるなら、金利はある程度のところで止まりそうだし・・・ また、一般人の優遇措置は? よくわかりません。 質問要約すると (1)日本国国債が暴落する論点は何? (2)金利上昇したら借りている金は?

  • 財政ファイナンスで国債が暴落するか

    日銀が長期国債を大量に買えば、財政ファイナンス(マネタイゼーション)とみなされ、国債が暴落すると言われていました。それが、2012年まで日銀が長期国債の大量購入をしなかった理由でした。しかし、黒田日銀総裁は長期国債の大量購入を行いましたが、国債は暴落するどころか、10年物国債の金利は0.6%と極めて低いままです。 そもそも国債価格は需要と供給の関係で決まるはずで、日銀が国債を大量に買えば必ず国債価格は上昇し、金利は下がるはずです。例え日銀が国債を大量購入し、政府が財政支出を拡大することが財政ファイナンスと思われても、市場原理に従えば国債暴落は起こらないと思いますが、どうでしょう。

  • イタリア、消費税増税先送り、国債暴落おこらず

    イタリア、消費税増税先送り、国債暴落おこらず 日本よりも国債価格が不安定で、長期金利も日本より高い国のイタリアで、少し前に消費税増税が先送りされました。 しかし日本で盛んに言われるような、国債が暴落し長期金利が高騰するようなことはありませんでした。 イタリアは なぜ消費税増税を先送りして国債暴落が起こらなかったのでしょうか?

  • 日本国債の暴落について

    日本の国債が暴落して、国債の金利が急上昇するような場合、どのような金融商品が利益を上げられるでしょうか?

  • 市場金利と国債金利の関係

      国債の価格が暴落すると、10年後の額面金額に変わりはありませんので、実質的な国債の『金利』が上昇することになることは、何となくわかります。しかし、国債の金利が上昇すると、長期金利が上昇するということに何故なるのでしょうか? 国債の金利を基準に、長期金利を決定するから、という答えが想像できますが、 何故、国債の金利を基準にするのでしょうか?また、何故、国債の金利を基準にしているのでしょうか? 国債が暴落すると、国債を抱えている金融機関などが損失を挽回しようとして、 預金金利を下げ、融資金利を上昇させることが想像させますが、そうゆうことなのでしょうか?

  • 国債暴落は日銀が阻止するのですね

    金融政策決定会合の後、本日日銀は長期金利がゼロ%程度で推移するように国債を買い入れると宣言しました。ということは、国債を無制限に買い支えて価格を維持するということであり、1945年に米国が行った国債価格支持政策に相当するものでしょう。 いくら国債を発行しても国債暴落はないということですから、政府はデフレ脱却のために、適正な規模の財政拡大を行うべきだと考えますが如何でしょう。

  • 国債5年物 10年物  これから購買しても得・損。

    教えてください。 長期金利が上がると国債が下落すると聞いていますが? これから国債は購入しない方が良いとの事ですか? 5年・10年先の事がどうして分かるのか? 日米経済は上昇していてインフレになるとの事も云われていますが? 現在生活している中ではデフレの続いていると思われます。 99円コンビが数年後には無くなると聞いていますが ? 原油価格が下落すれば物価も上昇しない、その他のエネルギー(トーモロコシ)の開発も進んでいるのでは。 日経225が2万円になって、国債は暴落して、為替はドル高になり・給料が増加して・小売売上金額が増加する・・・・・本当ですか?

  • 日本の国債格下げについて

    今朝の新聞の記事で国債の格下げという記事がありました。それに伴って利回りが上昇したとありましたが、例えば住宅ローンの長期金利については上昇するのでしょうか?下降するのでしょうか? 詳しい方、よろしくお願いします。

  • 自民党公約:国債暴落の『X―day』対策について

    安倍総裁は、あらゆるリスクを想定し、国債価格が暴落する『X―day』を防止するための処方せんを用意すると言っています。自民党は「X-dayプロジェクト」を設置し、国債暴落の可能性とその対策を検討したと聞いております。具体的にどこまで検討したのか、どなたかご存じでしょうか。ここまで検討したのは自民党だけだと認識しておりますから、それは評価すべきと考えています。 安倍氏はインフレ目標2%、強力な金融緩和と景気対策を行うということですから、当然金利上昇、国債の下落は覚悟の上でしょう。私は以下の事を聞きたいと思っております。 (1)国債が下落したら日銀が国債を買って国債価格の維持を試みることになるのか。 (2)その場合の物価への影響の予測(試算)を行っているのか。 (3)国債価格が下落しないように、金融機関の保有する長期国債を短期国債に入れ替えたり、固定金利国債を物価連動国債に入れ替えたりするのか。 (4)もし、国債価格が下落することを放置するのなら、金融機関に含み損が生じ、その結果貸し渋り等が発生する可能性があるが、その対策を考えてあるのか。