燃料電池の効用について

質問

燃料電池が自動車のガソリンの代替等でクリーンエネルギーとしてもてはやされていますが、おおもとの水素と酸素を作るためのエネルギーはどうとらえているのでしょうか？本当に従来の化石燃料エネルギーを使わなくていいか
使ったとしてもさらにプラスのエネルギーは得られるのでしょうか？
そこら辺のエネルギー収支はどうとらえて開発が進められているのでしょうか。水素と酸素を作るエネルギー源が
原子力や太陽光ということであれば話しはわかるのですが？以上教えてください。

回答No.3

JRNK · ベストアンサー

まず、燃料電池に使う水素(もしくは一酸化炭素)の原料は、現状では化石燃料です。
化石燃料を改質器(触媒反応など利用)で改質することで燃料電池に使う燃料になります。
その改質効率は９０％弱程度です。
その燃料を使用しての電気化学反応による発電効率はタイプによりますが５０％くらいです。
上記から総合効率は、90％×50％＝45％となります。この数値は、LHV(低位発熱量)という基準値に相当します。
LHVは、エンジンやタービンにも使われる評価値で、エンジンの動力出力の場合は20％弱程度です。
すなわち燃料電池の効率は同じ燃料でもエンジンの倍くらい期待できます。

上記に挙げた数値は、イメージです。
実際にはLHVを検索すればいろいろ出てくるので調べてください。

ちなみに太陽電池は、少し前までは
「製造に使うエネルギー」＞「壊れるまでに発電するエネルギー」
といわれていました。今は、多少改善されているとは思いますが。

エネルギーを少しでも効率よく得るために技術者は、非常に苦労しています。

回答No.6

toboke

基本的にはNo.3さんのおっしゃられている通りです。
ガソリンをそのまま使うよりもかなりトータルの効率がよくなりそうだからです。
ただNO.3さんがうしろの方に書かれているような考えで、燃料電池製造のエネルギーコストを考えればかなり差は縮まるのかもしれません？？

>原子力や太陽光ということであれば話しはわかるのですが？
これで納得なさらないで下さい。そのエネルギーを電気として火力発電の代わりにそのまま使えばいいじゃないですか。このような考えは一種のまやかしである場合が多いです。
少なくとも、これらから電気を作るよりも水素を作る方がトータルの効率が高くならないと意味がありません。
大元から、何をどう使えばトータルで環境にやさしくなるかを考える必要があります。新聞・週刊誌などに書かれていることは結構いいかげんなことが多いです。

回答No.5

heigani10

化石燃料よりもたくさんある水素を含む物質は海水または水でこのたくさんある水を電気分解するのはいかが。これなら酸素と水素が同時に作れる。

回答No.4

ytrewq

水素エネルギー利用は化石燃料使用量を削減する手段です。
しかし、化石燃料に完全に取って代わるものではありません。

家庭用などの定置型燃料電池は天然ガス（都市ガス）やＬＰガス、灯油などを改質して利用することにより、電気とお湯を作ることによって、電力会社からの電気を使うよりもトータルの効率が上がり、化石燃料使用削減になるというものです。（水素エネルギー利用というよりも小形コージェネの発電効率アップが目的）

燃料電池自動車は、熱効率的には最近のハイブリッド車と大差がないので、化石燃料から製造した水素を使っている限りは、意味がありません。
水素はさまざまなエネルギー源から容易に製造することができるので、車の燃料として従来使用不可能だったエネルギーを水素を媒体にして利用できるようになります。
原子力や水力、風力などからの電力を使って水素を製造することにより、これらのエネルギーを自動車に使えることになります。

回答No.2

ipa222

水素を含む物質から直接水素を取り出す仕組みを開発しています。
耐久性の問題で苦戦しているようですね。
白金を使った触媒を利用するようです。

ゆくゆくは、植物を原料としたアルコールや、うんちでも水素は取り出せると思います。

化石燃料を燃やすよりも、2～3倍のエネルギーになるようですね。

回答No.1

omen_riderman

天然ガスから水素を取ったりしてるようですよ。

http://www.nef.or.jp/what/whats08.html