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否定神学
否定神学について詳しい方がおられましたら教えていただけますか。
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(すいません、昔の自分の回答を再利用します。) 否定神学って言葉が一部で(ほんの一部で)よく使われるようになったのは 東浩紀の「存在論的、郵便的」がきっかけではなかったかと思います。 で、東によれば否定神学とは 「否定的な表現を通してのみ捉えることができる 何らかの存在がある(少なくともその存在を想定することが 世界認識に不可欠だ)とする神秘的思考一般」とのことです。 何のこっちゃ? 比較的分かりやすい解釈があったので引用します。 「○○は無根拠である、○○には固定的な本質などなく、 そのつどの力関係のなかで構成されるにすぎないetc.…… これこそが○○の特質であり、 ○○に関して最終的に認識されるべき事柄である、 という思考法である。」 (http://thought.ne.jp/luhmann/baba/aj/aj01.html) 東は否定神学を否定したのですが それは「本質の不在こそが本質だ」といった トートロジーに陥ってしまうことを問題視したわけです。 つまり、引用したサイトにもあるように 「○○」に例えば「正義」などを入れると分かるように そこから何か有益な結論が出るのか? ということだと思います。 しかしその後、いまだその問題を乗り越える思想は 出てきてないみたいなんですよね。 (この回答のあと、否定神学について新たに学んだり考えたりしたことはありません・・・)
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- dddluiddd
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神とは人間の理性では把握することができない存在であるとする観点にたって、神を語ろうとする立場のことです。 否定の意味は、神の存在を否定するというのではなく、 超越的存在である神とは、否定的な述語(神は~ではない)によってしか語りえないという意味です。 「神とは、神より偉大なものを考えられえないもの」という定義が有名です。 否定によって神を語ることで、神の秘儀を維持しようとする態度と言えましょうか。
補足
お礼文が遅れました。 もう直ぐ締め切らさせていただきますので宜しくお願いいたします。
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