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小松左京のくだんの母
poor_Quarkの回答
- poor_Quark
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昔読みました。もうその本も手元にないので、うろ覚えですが、第二次大戦で戦死してしまった息子を想う母の心情を歌った歌謡曲「九段の母」と、牛偏に人と書く「件(くだん)の母」をかけてある本当の意味が最後の行で分かったとき、ぞっとしました。このあたりは小松左京の真骨頂ですね。 短編集「さらば幽霊」とか「骨」とかお読みになれば分かると思うのですが、日常生活から超常的な出来事を扱う手並みに夢中になって読んだ覚えがあります。 >この小説に出てくる牛の顔をした女の子の妖怪? ですから、私は創作だと思います。モデルとなった出来事があるのかもしれませんが、この話のもつ言いしれぬ怖さとはあまり関係がないかもしれません。
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