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マンションの安全性の確認法
先日(偽造問題が出る前)、マンションを契約しましたが、最近の偽造マンションの報道で購入したマンションが大丈夫か不安になってきています。当然売主からは、大丈夫である旨の書類を送ってきました。(売主、建築業者、監査機関とうかかれたもの) 基本的に素人にそのマンションが大丈夫か判断するのは難しいことは承知していますが、安全かどうか調べるのに素人でもできる方法はないでしょうか?多少の労力、金銭面負担は覚悟しています。 現在建築中のマンションです。
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安全性は施工と設計の両面を考える必要がありますし、手抜きがなくとも人の行う行為ですので、ミスいろいろな段階で発生します。 1)設計時点でのミス 元請設計事務所の意志が、構造設計者に伝わっていない。設計変更の連絡を忘れており、構造設計者は変更前のもので計算しているなどもあります。 2)検査機関のチェックミス 3)設計事務所の設計図を、施工業者が製作図(施工図)におとす際のミスと設計者の施工図確認ミス 4)施工図を元に製作する際のミスと管理建築士の見落とし 5)設備設計が遅れたことにより、構造上補強が追加で必要になるが、補強が不足する などあり、100%の安全を確認することは不可能です。 偽造物件のように柱が1階から最上階まで同じ配筋同じ寸法などになっていれば構造図面を見ればわかりますが、これはかなり後の方で何回もばれなかったことから、偽造手法もずさんになってきたためで、初期の偽造法はかなり手の込んだ方法だったようで、マスコミにいっているように簡単に見抜けるようなものではなかったようです。 だから、図面についてはおそらく専門家でないとチェックは難しいと思いますし、専門家に頼んだ場合かなり忙しい状況なので、時間はかかると思います。 但し、構造設計上問題は、偽造問題で売り主責任がよく言われていることもあって販売者もかなり慎重で、構造設計については、計算をお願いしたところと無関係の構造設計事務所に、再計算を依頼してチェックしているケースが増えていると言うことです(この業務が多すぎて新規の物件の仕事に手が着かないぐらい、構造設計事務所に依頼が来ているようです)。 だからきちんとした業者でしたら構造設計上の問題は信用してもよいのではないでしょうか? なお、No.2さんが紹介しているところもてんてこ舞いの状況のようで、たしか簡単なチェックで1件あたり20万円程度の費用がかかるらしいです。 施工のチェック方法としては建設中ですので、現場を覗いてみるとよいと思います(見学会などはそれに併せて清掃していることが多いので)。 清掃が行き届いてきれいな現場は、無理のない工程・予算で施工していることが多く、ミスも少ないと思います。逆に汚い現場は現場監督者の目が行き届いていないで、工程のきつい現場のことが多く、粗い仕事になっていることが多いです(意図的な手抜きがなくても)。 テレビで見たのですが、非姉歯物件だけど、施工者・・設計者・発注者が同じ物件が紹介されていました。 これも設計上は問題ないのかもしれませんが、かなりひどい物件で、ひび割れが多く入っていました。 同じ発注者・同じ施行者の場合仕様や間取りなども含めて同じような型式であることが多いので、1年程度以上経っている物件を数件探して、見学などしてみれば状況はつかめるような気がします(知人がいて、不満が聞ければベスト)。
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- houng
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>売主からは、大丈夫である旨の書類を送ってきました。 であれば、それを信じてみてはいかがでしょうか? ご質問者様が別の専門家に構造のチェックを依頼しても、結果はどこも似たようなもんで、他の方が書かれているように費用に見合うメリットは無いと思います。 素人にわかるのはNo.1の方もかかれているように不可能です。ご質問者様の場合、多少の労力とありますが、構造力学を学び、部材の断面設計を学べばおぼろげながら安全かどうかが分かると思います。しかしその時点ですでに素人では無くなります。そして玄人の域に踏み込むと今度は、現行法規が地球の振る舞い(地震など)に対して本当にいいのかどうかという壁にぶち当たります。「安全」は本当に難しいです。 もしどうしても信用できないのであればそれはそれでそのマンションを解約した方がいいのではないでしょうか?縁が無かったという事で。
参考になるかどうかわかりませんが、工事期間が短い、値段の安いマンションは疑ったほうがいいです。 工期は10階建てなら1年が目安だそうです(フロア数+2~3ヶ月)
お礼
わかり易いたとえをありがとうございます。 今度契約したマンションが15階建てで1年半以上かかってるので概ね安心でしょうか?
- yokihito005
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以前,どうようの質問がありましたので,ご参考にされてください。 申請書ほか公的書類がすぐに閲覧できるようになっていることは,最低限確認されたほうがよいでしょう。 計算書に関しては,お察しの通り素人ではチェック不可能です。構造設計事務所に持ち込む手もありますが,基本的には費用に見合うメリットがありません。まず第一に,設計者によって設計方針が異なりますし,再計算したところでまったく同じ計算値になるわけではないので,いろいろ聞かされても素人ではやはり判断不可能でしょう。チェックした事務所でも,その合否を保証してくれるわけではありませんし。 安全性を損ねる要因のもう一つとして,手抜き工事があります。これに関しては,あとからほぼチェック不可能ですが,施工中であれば現場写真を閲覧できます。これが日にち毎,建物部位毎にきちんと整理されていなければ、やや管理がずさんな現場といっていいでしょう(だからといって,瑕疵工事に繋がるとはかぎりませんけど) これまでのところ,事前に100%の安全性を保障するチェック方法はありません(耐震性能については100%すら定義できないのです)。あとはいざというときの,保証,保険などがバックアップとして十分かどうかぐらいしか,”事前の安心”を得る方法はないでしょう。
お礼
詳しい説明と、参考URLありがとうございました。 大変参考になりました。
- ipa222
- ベストアンサー率20% (903/4455)
例えば、構造技術者協会に所属の構造事務所に連絡し、チェックしてもらうと言う手はあります。 http://www.jsca.or.jp/ 1 完全に再計算すれば、ソフトも違うので計算結果は変わってきますが、大きな差が出れば何らかの問題ありと言うことになります。 かなりお金がかかります。 2 図面と構造計算書を持って行って、問題がないかを、軽くチェックしてもらうと言う手もあります。 正確な評価とはなりませんが、悪質な偽造であれば、すぐにわかります。 先ずは、構造計算書と設計図(構造図も含む)を持って、信頼できる構造事務所に行く事です。 ただ、不動産屋が構造計算書を貸してくれますかね? 建築士事務所教会や建築士会でも紹介してくれます。 一番安心なのは、2006年以降に確認申請が出されたものなのですが、、、 立っているだけで崩れてゆくような悪質なものは、姉歯以外には無いと思いますが、工事費を削減する為に、禁じ手を使っているものは、珍しくないと思います。 管理組合ができていると、組合として行動できるのでしょうけど、個人であれば、どこまで書類を見せてもらえるのかが問題ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なかなか難しそうですね。前向きにがんばってみます。
質問者様がご自身で・・と言う事であれば不可能です。
お礼
言葉尻を捕らえればそうですが・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。 何事も奥が深いですね