次のようにシャンプー後などの乾燥をしてみてください。
1.
お湯に浸して固く絞ったタオルを用意し,まず,頭皮の水分を吸収します。
このとき,出来る限り,頭皮や髪の毛を擦らないように注意してください。
2.
1だけでは吸収されない部分がある場合のみ,同じタオルを固く絞り直して,髪の毛を優しく包み,軽く押さえるようにして,髪の毛の水分を吸収します。
このとき,絶対に,擦ったり叩いたりしてはいけません。
3.
乾燥タオルを用意し,まず,頭皮の水分を吸収してください。
このときも,頭皮や髪の毛を擦らないように注意してください。
4.
3だけでは吸収されない部分がある場合のみ,同じタオルか,別の乾燥タオルを用意し,髪の毛を優しく包み,軽く押さえるようにして,髪の毛の水分を吸収します。
このとき,絶対に,擦ったり叩いたりしてはいけません。
5.
ドライヤーのノズルをはずすか,または,スライドさせて,ドライヤーの風の出口を大きくします。
なお,ドライヤーによる乾燥が終わりましたら,必ず,ノズルを元の位置に戻すのを忘れないようにしてください。
6.
ドライヤーのスイッチを強風,または,ワット数の大きい方に入れ,ドライヤーを持つ腕を軽く伸ばして,必ず遠くから,ドライヤーの風を髪の毛の中に送り込み,頭皮を乾燥させます。
なお,後頭部などのように,ドライヤーと頭皮の距離が保てない場合は,ドライヤーのスイッチを弱風,または,ワット数の小さい方に入れて,乾燥するようにしてください。
また,ドライヤーで乾燥している部分を,ドライヤーを持っていない方の手で掻き分けたりしていますと,乾燥しやすく,かつ,髪の毛を焼いてしまうことを防止出来ます。(ただし,火傷には注意してくださいね)
7.
6では乾燥出来なかった部分がある場合のみ,6と同じ要領で,その部分の髪の毛をドライヤーで乾燥します。
なお,ドライヤーでの乾燥の目安は,「髪の毛にドライヤーの熱が残っているときは温かくてしっかり乾燥しているように感じるが,その熱が冷めると髪の毛が冷たくほんの少しだけ湿った感じに戻る」までとしてみてください。(これは,一応の目安ですので,髪質によっては少し変わりますよ)
また,頭皮の乾燥は,髪の毛の根本で判断するようにしてください。
また,洗い流さないタイプのトリートメント剤は,次のように使うことをお薦めします。
1.
シャンプー剤をすすぎ終わりましたら,コンディショナー(リンス)をしないで,そのまま,乾燥します。
2.
トリートメント剤は,毛穴に詰まってしまわないように,髪の毛の根本1cmくらいを空けて,そこから毛先まで塗るようにします。
なお,髪の毛についたトリートメント剤が頭皮に移ってしまうのは仕方がないことだと考えるようにしてください。
3.
このままの状態で,または,ベタつきが気になる場合は,タオルなどで髪の毛全体を包んだ状態で,就寝して1晩,または,約8時間放置します。
なお,髪の毛を包んだものは,使い捨てにするか,または,定期的に洗濯するようにしてください。
4.
トリートメント剤が髪の毛に残っていますと,髪の毛に負担をかけてしまいますので,放置時間が過ぎましたら,必ず,トリートメント剤は,完全にすすぎ落としてください。
すすぎの目安ですが,髪の毛が指に完全に引っかかりだしてから,さらに,一回りから二回り,髪の毛をすすぐようにしてください。
なお,コンディショナー(リンス)をする場合は,このあとになります。
繰り返しになりますが,このタイプのトリートメントであっても,「シャンプー>トリートメント>リンス(コンディショナー)」の順番は変わりません。
もし,トリートメントとリンス(コンディショナー)の順番が入れ違っていますと,リンス(コンディショナー)のコーティング作用によって,トリートメント成分が髪の毛に浸透しなくなってしまいますから,トリートメントの意味がなくなってしまいますので,順番を間違わないようにしてくださいね。
まぁ,大丈夫だと思いますが,意外と多くの人が間違っていて,トリートメント効果を得られなくなっていますので,一応,注意を喚起してみました。
なんか,順番が違うような気がしますが,シャンプー剤を使う前後のすすぎで使用するシャワーの温度を「38~39℃」に設定するようにしてみてください。(設定出来るのならばですが・・・)
というのは,40℃以上の温度のお湯を使いますと,髪の毛のキューティクルが開いてしまうからです。
ちなみに,38~39℃というのは,「夏場が38℃で,冬場が39℃」という意味です。
あと,体内に吸収されている栄養が不足しているために,髪の毛がパサつきやすくなっているのかもしれません。
髪の毛がパサつくということは,髪の毛内部の水分量が不足していると言うことなのですが,その原因は,キューティクルが開いているために水分が蒸発しやすくなっていることや,髪の毛内部のタンパク質が少ないために水分を保持しにくくなっていたり,また,その両方であったりします。(最後には,両方になりますが・・・)
体内に吸収されている栄養が不足していますと,キューティクルが薄くなってしまい,または,髪の毛内部のタンパク質が少なくなってしまい,または,その両方になりやすいです。
というのは,体内に吸収されている栄養は,どの場所にも均等に分配されているのではなく,生命維持にとって重要な場所から順に分配されていき,髪の毛などのように生命維持にはほとんど関わりがない場所には,その他の場所に分配されたあとの「残りカス」みたいな栄養がまわされているからです。
もちろん,人によっては,その影響が他の場所(肌など)に出ることもありますが,ドライヤーのかけすぎや自然乾燥,間違ったトリートメント法などに原因がないのであれば,体内に吸収されている栄養が不足していると考えなければならないと思います。
もし,体内に吸収されている栄養が不足しているのが原因でしたら,まず,「一昨日,昨日,そして今日の3日間で,すべての栄養がそれぞれ食事摂取基準の3倍以上(ただし,1日で許容上限摂取量維持様に摂取しないように注意してください)になるような食事」を心懸けることとサプリメントに頼った食事を出来る限りしないようにして,食事を摂る時刻がほぼ同じになるようにすることと,よく噛んで食べること,そして,「1つの食材だけを食べ続け,その食材を残さず全部食べなければ次の食材を食べ始めない食べ方」を絶対にやらないようにしてください。
また,ストレスを自然に解消しない(一般的には,「ストレスを溜めない」と言います)ことも大切です。(ストレスを感じている間は,栄養の吸収が悪くなってしまいます)
これらを無理なく気配りしながら,タンパク質,亜鉛,鉄,銅,カルシウム,ビタミンA,ビタミンCを少し多めに摂取するようにしてみてください。
また,皮脂の分泌量が少ないために,キューティクルが傷んでいたり,髪の毛内部がスカスカになりやすくなっているのかもしれませんので,ビタミンE,ビタミンB2の摂取量も少し増やしてみてくださいね。(皮脂の材料は脂質ですが,食事に気を配れるようになれば,適切な量になると考えられますので,ここではあえて挙げませんが,変に脂質をカットしないように留意してくださいね)