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関東と関西の火葬の違い
関東出身ですが、関西に嫁ぎました。 最近、相次いで嫁ぎ先の主人の祖母が二人亡くなりました。 火葬場に行って骨をお骨に入れる時に驚きました。 関西(奈良と大阪)の骨壷は、関東の半分くらいの大きさなので、 お骨は半分以下しか入りません。 ほとんど入れ残り、後は火葬場の隣の骨塚に他の人々と混ぜてしまうという事でした。 関東は、全部骨壷に納めて帰ってきたと記憶しています。 分骨はよくないと聞いた事があるのですが、これでは、 分骨以前の問題で、ほとんど身内の骨を置いてきてしまったという事にとても違和感を感じました。 なんで関西は、骨を全部持って帰らないのでしょう。 宗教的に許される事なのでしょうか。 (詳しくはわかりませんが、我が家は臨済宗です)
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確かそのあたりについても書かれていた「葬祭の日本史(講談社現代新書刊・高橋繁行:著)」という本があります。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061497243/ ちょっとどこにしまったか見つけられなかったのですが、記憶が確かなら江戸では火葬場近くに埋葬するのを許されていなかったため、全部持ち帰るしかなかった。対して上方ではその規制が緩かったのでついでに埋葬していくということも多く、全骨を持ち帰るという習慣は根付かなかった、ということだったかと。 しかし、分骨が悪いというなら世界中にある「仏舎利」はどういうことなんでしょうね。
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- nozomi500
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関東は平野が広いから、もともと「土葬」してたのではないでしょうか。 棺桶のまま土葬すると、腐って埋めたところが陥没するので、改めて遺骨を掘り出して埋葬しなおす。 (したがって、その自転でかなりの部分は「土」に返っていて、残ったものをすべて拾っても大した量にならない?) 都市の歴史が旧い京都などは、土葬の用地が不足するから、最初っから火葬して納骨したのだと思います。(都ができて新しいうちは余裕があったのでしょうが) お墓も、歴史が旧いと先祖がふえて、壷を並べるスペースもせまくなるし。 ちなみに、火葬した段階で、人体の大部分の有機物は二酸化炭素や水になって空中に飛散します。 少数派の無機物の一部をどれだけ壷に入れるかを問うのもあまり意味がないように思います。 骨だけが大事で、内臓や脳や血液は大事じゃないのか? なんて・・・。 なお、浄土真宗では、亡くなった方は「極楽」にいらっしゃるのであって、お墓に入るわけではありません。 したがって、骨をどうしようと勝手ですが(親鸞宗祖は自分が死んだら鴨川に流せと言われたそうです)、 大谷本廟に分骨をすすめられます。
お礼
関西は歴史が古いし、お墓の場所が狭いからなんですね。 納得致しました。 宗教的な事はよくわからないのですが、自分自身の気持ちとして、骨は肉親のも自分のも全部持って帰りたいのですが、もともと、火葬をして内臓や脳は、消滅しているわけですものね、いまさら骨に固執する事もないかと、少し思いました。ありがとうございました。
- teinen
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仏教的見地から申しますと,分骨は差し支えありません。お釈迦様の遺骨も分骨されていますから。 一言で言うと習慣の違いということなのでしょう。 関西では,遺骨は土に還すというのが習慣ですから,墓に入れる際も,骨壷から遺骨を取り出して納骨します。 墓であれ,骨塚であれ,骨を土に埋めることによって,バクテリアにより分解され,土の養分となり,草木が育ち,動物の餌となり,というような食物連鎖の中に戻るという考え方があります。 私ども関西人から見れば,遺骨を全て骨壷に詰めて,骨壷のまま納骨する関東の方式ですと,一切土に還ることがないので,なんで関東の方はそのようにんされるのかと不思議に思うことがあります。
お礼
私は、関東出身なので、自分の骨もいずれ他人のものと混ぜられてしまうのかと思ったら、ちょっと嫌なのですが、 関西にいる以上仕方がなさそうですね。理由がわかったので、納得しました。ありがとうございました。
- swargal
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西日本出身です。 習慣の違いです。由来はわかりませんが。
お礼
参考URL読ませていただきました。 いろいろよくわかりました。 東西、習慣がこんなにも違うのに驚きました。 ありがとうございました。
お礼
そういう事なのですね。納得しました。 早速、教えていただいた本を注文しまして、本日届いたところです。 興味深く、読んでみようと思っています。 ありがとうございました。