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弱酸の遊離、加水分解

当方「混ぜるな危険」を実際に混ぜてみるとなぜ危険なのかということを調べておりました。すると 「NaClO+2HCl→NaCl+H2O+Cl2 の反応については、 まず弱酸の遊離:NaClO+HCl→HClO+NaClが起こり、 更に続いて HClO+HCl→Cl2+H2Oの反応が起こっていると思われます」 「NaClOが加水分解でHClOになります」 という2つの異なる記述がありました。 この加水分解と弱酸の遊離とは何ですか? 同じ意味なのですか? 調べたのですがよくわかりませんでした。 みなさんよろしくお願いします。

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  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.2

弱酸と強アルカリから生じる塩、例えば酢酸ナトリウムを水に溶かすと、  CH3CO2Na + H2O   ←→ CH3CO2^- + Na^+ + H^+ + OH^-  ←→→ CH3CO2H + Na^+ + OH^- という平衡となります。 (これによって、水溶液がアルカリ性を示します) この反応は、  「弱酸の塩と’水’による」という「由来」に注目した場合は「加水分解」と、  「弱酸(→遊離酸)を生じた」という「結果」に注目した場合は「遊離」と、 それぞれ説明できます。 「加水分解」と「遊離」は、用語の意味は異なりますが、ご質問の2つの説明は、 現象としては同じことを言っており、食い違っているわけではありません。 ※「用語の意味は異なる」 :   NaClOに塩酸を加えた場合、HClOは「遊離」しますが、   それは「加水分解」とは言いません、ということです。

noname#62864
noname#62864
回答No.1

弱酸の遊離というのは、弱酸の塩に強酸を加えると、強酸の塩が生じて弱酸が遊離するという一般的な反応パターンです。 具体的には、強酸であるHClを、弱酸の塩であるNaClOに加えると、強酸の塩であるNaClが生じて、弱酸であるHClOが遊離するということです。 加水分解というのは、ここでは弱酸のアニオンである、ClO-が水によって分解されること(下式)です。 ClO- + H2O → HClO + OH- ただし、実際に塩素ガスが発生するのは、反応系内に存在するHClとの反応によって、 HCl + HClO → H2O + Cl2 の反応が進むことが原因です。 したがって記述としては、質問文の中の前に書いてるものが適当だと思います。 後ろに書いてある文に関しては、記述が不十分で、Cl2の発生が説明できていないと思います。

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