• 締切済み

合金(黄銅)中の反応 定量分析

化学の実験で黄銅中の銅と亜鉛の含有量を求める実験をしました。しかし失敗してしまいました。 事前の調査・勉強不足ということはわかっているのですが、なぜそうなったのかが理解できなかったため質問させて下さい。 実験手順は次の通りでした。 実験(1) 1.黄銅のプレートを0.2gに切り水酸化ナトリウム水溶液 6mol/lをいれ亜鉛部分を溶かし残った銅をろ過し定量する。 しかし、黄銅は反応せずに失敗。 →水酸化ナトリウムのモル濃度を上げれば溶けると思い少量の水に水酸化ナトリウム(固体)を加えていき、30mol/lまで濃度をあげても溶けなかった。 →合金(黄銅)などに含まれる片方の金属を溶かすというのは不可能なのでしょうか? どうか教えてください。ペコリ(o_ _)o)) 実験(2) 実験(1)で失敗に終わったため今度は試料0.2gを硝酸3.0mol/lに溶かし Zn2+ Cu2+ にした後、 水酸化ナトリウムを加え過剰にしてCuのみの沈殿を作 り、ろ過し定量する。 →実験は成功?したのですが、水酸化ナトリウム過剰にしたときに、 ゲル状の沈殿(薄い青緑色)と粉末状(濃青緑色)の沈殿が発生しました。 その沈殿の化学式がわからないのですが、、 わかる方はどうか教えていただきたいです。 モルの計算ができずにとても困っています。 質問は以上です。どんなに小さなことでもいいので どうかよろしくお願いしますペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ

noname#14307
noname#14307
  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数3

みんなの回答

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.3

No.2です。 > Znイオンに水酸化ナトリウム過剰にした場合、 まず、黄銅に直接NaOH液を作用させた場合ですが、 黄銅中の亜鉛は銅との金属結合によって、通常より電子を 放出しにくくなったため、結果的に溶けなかったのだと思います。 (つまり、亜鉛イオンにならなかった、ということです) 次に、硝酸で溶解後にNaOH液を作用させた場合ですが、 NaOHの量が少ないうちは  Cu^2+ + 2OH^- → Cu(OH)2  Zn^2+ + 2OH^- → Zn(OH)2 の反応によって、水酸化亜鉛と水酸化銅の沈殿(ゲル)が生じます。 ここにさらにNaOHを追加すると、  Zn(OH)2 + 2OH^- → [ZnO2]^2- + 2H2O の反応が起こり、水酸化亜鉛のゲルは亜鉛酸イオンとして再溶解します。 一方、銅は両性金属ではないので、水酸化銅はそのまま沈澱として残ります。 「色が変化しない部分」というのがどんな状態なのかわからないので 何とも言えませんが、それが水酸化銅がゲル状になったものだったとすれば、 変化しなかったとしてもおかしくはないと思います。 > 黄銅中に含まれるその他スズなどの成分のせいなのでしょうか? 確かに、銅・亜鉛以外の成分の影響も考える必要はありますが、 濃色沈澱の質量が大きいとしたら、やはり主成分の銅・亜鉛から生じたものと 考えざるを得ないと思います。 (この辺りは、実際にどのぐらい生じたのかがわからないので判断がつきませんが) なお、アルカリ過剰で攪拌を続けることで、水酸化銅の沈澱が凝集して 粒径が大きくなることで、色が濃くなってみえることもあります。 (というか、濃色の方が本来の色で、粒子が細かくなった方は光の拡散で 白っぽく(=色が薄く)見えた、というのが正確) 前回、「亜鉛酸銅」の可能性を示唆しましたが、 むしろこちらの方が可能性が高いかもしれません。

noname#14307
質問者

お礼

お返事が遅くなって誠に申し訳ありません。 ペコリ(o_ _)o)) わざわざとても丁寧にご回答して頂き本当にありがとうございます。 あなたのような親切な人がいてとても素晴らしく思います。 本当にありがとうございました。 結果的には、 水色に見えたのは水酸化亜鉛の白色の沈殿が水酸化銅の青色の沈殿に混ざり、水色に見えていたのではないかと判断いたしました。 本当にご丁寧にありがとうございました。 またの機会がございましたら、よろしくお願いいたします。

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.2

> 片方の金属を溶かすというのは不可能なのでしょうか? 合金の場合、通常の混合物と違って、元の成分金属とは異なる性質を 示すことが多くなります。 (合金は混合物ではなく化合物だという考え方もあります) また、不溶性の金属が主体の合金の場合、表面に露出した可溶性金属が 酸などにより溶け出したとしても、その後は全面が不溶性金属になくなるため、 金属内部に酸が浸透せず、それ以上は溶解が進まないことになります。 このため、一方のみを溶かすのは不可能な場合も多くなると思います。 (但し、亜鉛アマルガム(亜鉛と水銀の合金)の場合、水銀が液体であるために、 表面の亜鉛が溶解されると、液化した水銀(アマルガム)内で内部の亜鉛が 移動可能となるため、亜鉛のみを溶解して水銀を取り出すことが可能になります) > ゲル状の沈殿(薄い青緑色)と粉末状(濃青緑色)の沈殿 薄い色の方は、水酸化銅だと思います。 問題は濃い色の方ですが・・・亜鉛は両性金属なので、 亜鉛酸銅・CuZnO2のようなものが生じているのかもしれません。 (その呈色には黄銅中のその他の成分の寄与がある可能性も否定できませんが)

noname#14307
質問者

補足

合金の場合、通常の混合物と違って、元の成分金属とは異なる性質を 示すことが多くなります。 (合金は混合物ではなく化合物だという考え方もあります) →とてもためになりましたありがとうございます。 ペコリ(o_ _)o)) Znイオンに水酸化ナトリウム過剰にした場合、 一度沈殿ができたあと溶けるはずなのですがうまくいかなたったということなのでしょうか? 水酸化ナトリウムを過剰にしたとき、 説明不足でしたが、始めにゲル状の沈殿ができ、 かき混ぜながらさらに過剰にすると徐々に粉末状の沈殿ができていくという形でした。 しかしなかなかゲル状のままでかき混ぜても色が変化しない部分もありました。 これは結局Znイオンがあるために沈殿の種類が変わってしまったということなのでしょうか? やはり、黄銅中に含まれるその他スズなどの成分のせいなのでしょうか? よろしくお願いします。

  • arufa2005
  • ベストアンサー率12% (4/31)
回答No.1

専門家に聞いてください

noname#14307
質問者

お礼

ご回答ありがとうございますペコリ(o_ _)o)) どのようにすれば専門家に質問できるのでしょうか?

関連するQ&A

  • 化学:黄銅(真鍮)の定量分析についての質問です。

    化学の実験で黄銅(真鍮)の定量分析を行うために、 必要な知識を集めているのですが、まだ知識不足のため わからないことが多く困っています。そこで次の点を質問し、ご回答いただければと思います。 ちなみに試薬、実験器具などに制限はなくだいたいの実験器具は 揃っています。 (1) 黄銅の定量分析をし、銅と亜鉛の含有量を   迅速性を追求するなら、どのような手順の実験をすればいいのか? →何通りかあればありがたいですペコリ(o_ _)o)) (2) 同じく精密性を追求するならどのような手順の実験をすればいいのか?  →何通りかあればありがたいですペコリ(o_ _)o)) (3) 同じく簡便性を追求するならどのような手順の実験をすればいいのか? →何通りかあればありがたいですペコリ(o_ _)o)) (1)(2)(3)どの場合でもいいので、ご回答いただければと思います。 どうぞよろしくお願いいたしますペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ

  • 発色剤の定量について

    発色剤の定量実験の時に なぜ、NaOH(アルカリ)と硫酸亜鉛溶液を入れるのか。 なぜ、水酸化ナトリウムを入れすぎたらいけないのか。 調べても載ってなくて・・・ だれか参考文献など教えてください。

  • 硫酸銅+アンモニア&水酸化ナトリウム

    "CuSO4aq"+"NH3aq or NaOHaq"で青白色沈殿が生じ,青白色沈殿の原因は"Cu2+"+"2OH-"→"Cu(OH)2"↓で生じる"Cu(OH)2"だと習ったのですが、そうすると生成する沈殿は同じものと思うのですが、同じmol比で実験しても、資料集を見てもアンモニア水を入れたときは少し緑がかり、水酸化ナトリウムを入れたときよりもかなり白っぽいのですが、この原因は入れた溶液の塩基性の違いのためなのでしょうか?それとも、水酸化銅以外に生成したもののせいなのでしょうか?それともその他の原因のせいですか? 教えてください。

  • 定性分析の実験

    学校で金属イオンの混合液(Ag+,Ca2+,Fe3+,Al3+)から各イオンを分離、確認するという実験をしました。 (1)試料溶液に1mol/l塩酸を加えて沈殿をろ過する。   沈殿を濃アンモニア水に溶かして確認。  (2) (1)のろ液にアンモニア水を加えて沈殿をろ過する。 (3) (2)の沈殿に水酸化ナトリウム水溶液を加え、沈殿をろ過し、塩酸を加えて溶かした後、ヘキサシアノ鉄((2))酸カリウムを加えて色の変化を見る。 (4) (2)のろ液に炭酸アンモニウムを加え、沈殿が得られるかどうか調べる。 このような実験を行ったのですが、(4)の操作をすると白色沈殿が生じるはずですよね。 なのに沈殿は生じず、反応は何もなく、液体は無色のままでした。 これは、ろ液にはもうカルシウムイオンはなくなっているってことですよね? この原因として考えられることはどのようなことでしょうか? この実験のどこかでほかのイオンと一緒に分離されてしまった可能性のあるところ、ありますか?

  • 重量百分率の求め方

    合金(黄銅のくぎと針金)の分析 ・実験方法 (1) 約100mgの試料(黄銅のくぎ)を100mlのビーカーに入れる。ドラフトの中でこれに8モル硝酸を約3ml加え、小さな火で加熱して溶解させ、引き続き蒸発濃縮する。乾固寸前の少し液が残っているときに加熱をやめる。蒸留水20mlを加え溶解する。その溶液をメスフラスコで100mlとする。針金の場合も同様。 a.銅の定量 (1)の溶液10mlを50mlのメスフラスコにとり、6モルアンモニア水10mlを加えて発色させ、標線まで水で薄める。比色計で吸光度を測定し、検量線を用いて発色液の濃度を求め、黄銅中の銅含有量を求める。 b.亜鉛の定量(キレート滴定) (1)の溶液50mlに5%チオアセトアミド水溶液を1ml加え、約10分間加熱する。生成した硫化銅の沈殿を濾別する。濾液を加熱し、硫化水素を追い出し、アンモニアで中和し、亜鉛の分析用試料とする。その溶液をメスフラスコで250mlとする。 試料溶液50mlにPH10の緩衝液1~2mlとErioT粉末指示薬少量を加え、0.01モルEDTA標準液で滴定し、赤紫色から純青色に変わる点を終点とする。 ・実験結果 検量線より、銅は 針金の場合、0.0022mol/l くぎの場合、0.0009mol/l 亜鉛のキレート滴定より 針金の場合、2.19ml くぎの場合、4.04ml これらの結果より、銅と亜鉛の重量百分率を求めたいのですが、求め方がわかりません。どなたか教えていただけないでしょうか。お願いします。

  • ヨードホルム反応

    ヨードホルム反応の正しいやり方を教えて欲しいのですが、 今は、発芽酵母でエタノール発酵を行いその溶液ろ過します(三角フラスコ)。そこに、ヨウ素の粉を少量加え溶かします。次に水酸化ナトリウム6mol/lを加え、ビーカーにお湯を入れてそこに三角フラスコをつけて温めて変化を見ています。しかし、ヨードホルムの沈殿が見られませんでした。ためしに水とアルコールで作ったもので試すと、沈殿が発生しました。上のやり方で今日またやってみたのですが、水酸化ナトリウムを加えた時に微妙に白く(少し赤かった)濁ったように思えたのですが、ヨウ素がとけ残っていたのでさらに、水酸化ナトリウムを加えました。そうすると結局沈殿も無く、元の溶液も黄色いのですが、黄色い状態で落ち着きました。ここで試しにエタノールをこれに加えてみたところ沈殿は発生しませんでした。 なのでやり方を教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

  • この問題はどうしたら?

    銀と銅の合金240mgを硝酸に完全に溶かし、塩化ナトリウム水溶液を加えたところ、白色沈殿が生じた。塩化ナトリウム水溶液を、新たに沈殿が生じなくなるまで加えたところ、生じた沈殿の質量は287mgであった。この合金240mgの中に含まれている銅の質量は何mgか。最も適当な数値を、次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。Cl=35,5,Cu=63,5,Ag=108 (1)12 (2)24 (3)36 (4)72 (5)120 答えは(2)になるはずなのですが、式からまずおかしくて、係数がつけられなくて、どうしようもありません。こんな私にどうか分かりやすく教えて下さい。どうぞお願いします。 これも上と同様なのですが、もし教えて頂けるなら幸いです。 ある濃度の硝酸銀AgNO3水溶液100mlに、0.40mol/lクロム酸カリウムK2CrO4水溶液50mlを加えたところ、クロム酸銀Ag2CrO4の沈殿が生じた。この沈殿をろ過によって除き、ろ過に1.0mol/l塩化カリウムKCl水溶液を加えていったところ、10mlまでは塩化銀AgClの沈殿が生じた。しかし、それからはさらに加えても新たに沈殿は生じなかった。最初の硝酸銀水溶液の濃度は何mol/lか。最も適当な数値を、次の(1)~(6)のうちから一つ選べ。 (1)0.030 (2)0.040 (3)0.050 (4)0.30 (5)0.40 (6)0.50

  • 塩基性硫酸銅の合成

    硫酸銅五水和物に純水を入れ、そこへ水酸化ナトリウムを加えて吸引ろ過したところ、Brochantite(CuSO4・3Cu(OH)2)という化合物が生成しました。 ここでの反応についてなのですが、硫酸銅1molからBrochantiteは1/4mol生成されるという説明をされたのですが、どうしてそうなるのでしょうか?反応式から求めるのでしょうか?

  • 黄銅(真鍮)メッキを作る際の亜鉛について

    黄銅(真鍮)メッキを作るのに、銅板に亜鉛をメッキした後にバーナーなどで加熱することで銅内に亜鉛が入りこみ表面を黄銅にするという手法があると思います。 この際、表面が金色になりだした頃が最も表面の合金の亜鉛濃度が高く、さらに加熱することで亜鉛が銅内部に入り込み表面の濃度が下がることで赤みかかった表面(丹銅)になっていくという解釈で良いのでしょうか? 実際にバーナーであぶると金色→赤色になっていきます。表面が金色になった時点で合金になり、亜鉛の融点は高くなると思いますので亜鉛は気化してはいないだろうという考えから上記の考えになりました。 亜鉛は時間をかければ低温で銅内に入り込むという性質があると聞いたことがあります。つまり、銅に黄銅メッキした状態は「不安定な状態」だという事でしょうか?それとも黄銅になった時点で亜鉛は安定して、ある程度の温度をかけないと亜鉛は内部にしみ込まなくなるのでしょうか? ご教授いただけると助かります。

  • (5月30日までに回答がすぐほしいです!)硫酸銅水溶液と水酸化ナトリウ

    (5月30日までに回答がすぐほしいです!)硫酸銅水溶液と水酸化ナトリウム水溶液、硝酸バリウムの実験をしました。 まず、硫酸銅(II)を純水に溶かし、完全に溶かすために加熱しました。 これを2本用意して片方は、冷却し もう片方は、熱いまま 水酸化ナトリウム水溶液を15滴加えました。 冷却したほうは、青白い沈殿(水酸化銅) 熱いままの方は、黒い沈殿(酸化銅)ができました。 これをろ過して ろ液に硝酸バリウムを加えました。結果はどちらも白い沈殿ができました。 ところで、今回の実験でろ過以外に硫酸銅水溶液と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜたものを分離させる方法(例えば、蒸留・傾しゃ・蒸発乾固・再結晶法・抽出・クロマトグラフィーなどのうち)はないのでしょうか? 今日中に回答ほしいです。宜しくお願い致します。