• 締切済み

先進国の無差別テロ?

はじめまして。  少し前にふとしたことから、『閃光のハサウェイ』というガンダム系の小説を読みました。その中で主人公のハサウェイは「地球連邦政府を粛清するため」という大義で閣僚たちに対するテロ攻撃を仕掛けました。  小説の中では主人公の視点に立って物語が進行していくので、主人公の主張が随所にちりばめられていて、主人公は最後に処刑されてしまいますが、その場面が悲しい場面になるような設定になっています。  それを読んで、今回起きたテロについて考えてみました。ビンラディン氏の主張は、(テレビの演説などを聞いた感じでは『アメリカが憎い』の一言に尽きるような気がして、ちょっと幻滅気味ですが)大国による支配をどうにかしたいということなのではないでしょうか?  国連では一カ国に一票ずつの投票権があるということで、平等だといいますが常任理事国の拒否権や、G8首脳会談のようにたった一握りの先進国によって世界の舵取りが行われている感じも受けます。  これだけ巨大な組織を前にしたら、ビンラディン氏(?)をはじめとした、世界中にたくさんあると思われるとてつもなく小さいけれど、その一つ一つに自分の命がかかっているような声をどうやって世界に届けるようにできるのでしょうか?  こんなことを言っている僕も、あの事件が起こるまでは、どれだけ必死にがんばってもその日その日を暮らすのが精一杯の人たちのことも真剣に考えませんでした。  断っておきますが、無差別テロは絶対に反対です。亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げます。ただ、毎日貧困が原因で死んでいくと思われるたくさんの子供たちはどうなのでしょうか?彼らに何の罪があるというのでしょうか?彼らもまた間接的に僕たちは自覚もないかもしれませんが、われわれ先進国に生きる人たちの無差別テロに合っているというのはいいすぎでしょうか?ご意見をお願いします。

  • azari
  • お礼率61% (254/411)

みんなの回答

回答No.2

「貧困が原因で死んでいく子ども達は、先進国に生きる人たちの無差別テロに合っている」という論理の飛躍が見事です。 1.テロとは何か? 2.貧困で死んでいく人たちへの責任が、なぜ先進国にあるのか? 3.なぜ論理の飛躍をしてしまうのか、を考えてみることをお勧めします。 アラブ問題を考える場合、イギリスやアメリカの責任を云々できても、他の先進国の責任を問うのは難しいでしょう。特に遠く離れた日本はなおさらです。どうしても結びつけて語りたい、という人はテロリストと同じことをしていることに気が付かないのでしょうね……。原因と結果を考えずに、安易に責任転嫁する方法(多くは政治運動)を私は好みません。ただ、貧困を世界的な課題と考える上で、先進国(だけではありませんが)の協力を考えるのは賛成です。以上、意見でした。

azari
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 1.テロとは何か?  字義的な定義はとにかに、僕は『旧体制を壊そうとして失敗した時、もしくは旧体制を壊しきれなかったときに、旧体制側が嘲笑を含めていう言葉』だと考えています。  ご存知のように、歴史は勝者が作ります。言い換えれば、どんなテロ行為にしても勝利さえすれば『歴史的勝利』とテロが変わります。今回のテロにしても、ビンラディン氏側が勝利すれば、『先進国優位になっている現在の世界情勢を覆す歴史的な勝利』として、語り継がれるでしょう。 2.貧困で死んでいく人たちへの責任が、なぜ先進国にあるのか?  ずばり『世界の構造が先進国に有利なようにできているから』です。  中国やアメリカのように自分の国をどんどん開拓していって、経済が豊かになっていった国は別ですが、イギリスやフランスなどの欧州のたいていの国は植民地を搾取することで、その経済力を強めてきました。そして、その結果植民地には一次産品を無理やり生産させてきたことはご存知のとおりです。  そして、その結果こうした植民地の国々では工業化が遅れました。もちろんASEANNのように工業化に成功した国々も知っていますが、それ以上にうまくいっていない国のほうが多いのも事実です。  そして、現在にしても大国の発言のほうに重きをおかれていることからもそれはわかると思います。  だいたい、どうしてテロや戦争がおこると思いますか?どうして発展途上国の治安はたいてい悪くて、先進国の治安はよいと思われますか?  個人的には、人は経済が安定していればテロや戦争などの過激な行動にでるとは思えません。彼らの国を貧しくさせているのは誰のせいですか?彼らが一生懸命働いていないからでしょうか?そうではないと思います。  ですから、僕が一番言いたいのは、常に繰り返されているであろう、小さいけれど必死に助けを求めている声をどうやって世界が耳を傾けるようにするかということで、それが行われなければ、無差別テロはとにかく、テロはこれからも起こるでしょうし、それを行うのは彼らをある意味で踏み台にしてきた先進国の義務ではないのかということです。  ありがとうございました。

  • perryono
  • ベストアンサー率55% (67/121)
回答No.1

ご意見には一理も二理もあると思います。同様の主張は、ベシャワル会の中村哲氏も講演会の中でされていましたし、先日行われた「平和のためのティーチ・イン」で東京外大講師の西谷修氏も言っておられました。 今では平和の象徴的存在である南アのネルソン・マンデラ氏も、長いこと「テロリスト」と呼ばれてきたんですよね。 テロというのは追いつめられた人間の最後の自己主張である、という意味では次の詩はいかがでしょうか。石川啄木の詩です(著作権消滅・念のため)。 ココアのひと匙 石川啄木 われは知る、テロリストの かなしき心を----- 言葉とおこなひとを分かちがたき ただひとつの心を、 奪われたる言葉のかはりに おこなひをもて語らんとする心を、 われとわがからだを敵に擲げつくる心を----- しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有つかなしみなり。 はてしなき議論の後の 冷めたるココアのひと匙を啜りて、 そのうすにがき舌触りに、 われは知る、テロリストの かなしき、かなしき心を。 あとは、それが社会的に見ても確かに抑圧された、他にどうしようもない状況であるのかどうか、ということでしょう。 もう少し大きく見ると、平和と人権の為の武力行為は認められるか、という問題になります。 これについては先頃発売された「人道的介入」最上敏樹・岩波新書がとても刺激的でした。 NGO関係者ですが、テロの専門家ではないので一般人としておきます。

azari
質問者

お礼

回答ありがとうございます。  ブッシュ大統領の「テロリストもテロをかくまう集団も犯罪者だ」という言葉は個人的には違和感を感じていたので、石川啄木の詩も素直に分かる気がします。  『何が正しくて、何が間違っているのか』なんて所詮後から判断されることであるんだなぁ、とマンデラ氏の話を聞いて感じました。  ただ、自分で質問しておきながら後から思い直してみたことは、『僕の言っていることは仮に正しいとしても、それがなんになるのだろう?』ということです。  僕が言っているのは、ただ理想論を振り回しているだけで、「お前が貧困に苦しむ人のために何かやっているのか?」と尋ねられても何も言えないような気がします。    理想を掲げるというのはいいことだと思います。それが、たくさんの人に信任してもらえるものであるならば、なおさらです。  ただ、世の中というのは理想で回っているわけでなくて、現実で回っています。  僕がやっていることは、現実に目を向けず理想を追い求めている現実逃避的なことなのかもしれません。    頭の中で考えるよりも、行動を起こす段階に入ったのかな?と考え始めているこのごろです。  ありがとうございました。

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  • イスラム教 本来テロに関係なく良い宗教と感じますが

    敬虔なイスラム教徒はテロ、ジハードに関係ないと思いますが? コーランに書かれた教えには異教徒を排除するような教えは 存在していなくて、 それは新約聖書に描かれているキリストの教えと同様です。 イスラム教自体は、極めて差別性とは無縁な宗教であって、 異教徒を差別するような論理は、 真のイスラムの教えには存在しないと言われています。 この点を指摘することは、今後の世界平和を考える上で 重要な論点であって、 イスラム過激派の主張はあくまで政治的なもので、 イスラム教とは基本的に無関係であるという認識が重要です。 この事実は、キリスト教との比較でもより鮮明になります。 一般にキリスト教の信者は、神の子キリストを特別視しています。 しかし、イスラム教信者はモハメッドをキリストのように 特別視はしていなくて、モハメッドはあくまでアラーの神の教えを 人々に伝えるメッセンジャーに過ぎず、 私たちと同じ人間だと考えられています。 この違いは、キリスト教とイスラム教の違いに反映されています。 キリスト教徒の世界では、 キリスト教徒と異教徒とは、もともと厳密に区別されてきました。 それ対してイスラム教徒は、異教徒に対して極めて寛容です。 しかも、その寛容さはコーランの教えに由来しています。 キリスト教には差別の歴史が濃厚にありますが、 イスラム教には基本的に宗教絡みの差別の歴史が存在しないと言われています。 ただし、シーア派とスンニー派の対立など、 宗教的な教えの解釈も絡んだ政治的な対立は、この間に一貫してありました。 しかし、これは宗教的な対立というよりも、極めて政治が深く絡んでいる問題です。 ひとつ象徴的なこととして、キリスト教徒は 歴史的に布教活動を積極的に行ってきましたが、 そもそもイスラム教徒は布教活動自体を行いません。 キリスト教徒の布教活動には、 異教徒を正しい宗教に改心させるという狙いがありますが、 イスラム教徒にはそうした発想がありません。 そこはイスラム教が、異教徒を含めて すべての人間が神の前で平等であるという発想を、 まさに教えの基本にしていることに由来しています。 イスラム哲学の権威として有名な井筒俊彦氏の著書などを読むと、 その辺のことが詳しく説明されています。 こうしたイスラム教についての基本的な認識が、 大多数の日本人には欠落しているので、 上記のような点を指摘することは重要なのです。 イスラム過激派が、コーランの文句を言えない人 を異教徒として殺害したからといって、 そうした常軌を逸した行為をイスラム教と結びつけるのは、 おそらく正しい判断とは言えないのです。 イスラム教自体を批判しても、 およそ発展的な議論にはならないのでは、という感じがします。 少なくともテロに心を痛めている 大多数の敬虔なイスラム教徒との連帯を阻害するだけにしかならないと思います ただ異教徒差別はないものの、女性差別は存在します。

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