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牛乳を飲んでも狂牛病の心配はありませんか

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回答No.7

kitutuki1937さんこんにちは 私は酪農乳業関係の専門紙(いわゆる業界紙)の記者をしています。 少し長くなりますが牛乳と狂牛病についてのご質問に回答させていただきます。 他の方の回答と重複するところもあるかもしれませんがご容赦下さい。 >普段飲んで居る牛乳で、人間に狂牛病がうつりませんか。 他の方も回答してらっしゃるように「100%絶対にない」ということはあり得ません。 但し、これは狂牛病に限らず他のどんな病気についても同じことがいえると思います。 狂牛病(正式名称は牛海面状脳症=BSE)との関連があるといわれている人間の病気は新型あるいは変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と呼ばれる病気です。 従前のCJDが老齢に多く症状の進行が早いのに対して、若者に多く発生し進行が遅いなど特徴に違いがあることから変異型と呼ばれています。現在世界的に100名あまりの患者がいるとされていますが、発生は地域的にBSEの発生地域と一致しており、疫学的にもBSEから数年を経て発生していることからBSEからの伝達が疑われています。 1996年に英国政府がその関連について否定できないとしたため、世界的な騒ぎとなりました。 現時点までに、プリオンの構造やサルへの接種実験などで変異型CJDとBSEの関連はかなり高いことは証明されつつあります。 変異型CJDでは記憶障害などから始まり、歩行困難などになり死に至るといわれていて、現時点では治療方法が発見されておりません。 死亡した患者の神経組織にはプリオン病特有の細胞の空胞化見られることから、その原因がプリオンであることは間違いないとされています。 プリオンは小腸の回腸遠位部から吸収されリンパ流に乗って神経組織に蓄積し、最終的には脊髄や脳に蓄積すると考えられており、マウスなどでプリオンを増殖させて組織への移行を調べた実験では乳、血液、筋肉には存在しておらず、OIE(国際獣疫事務局)の発表では牛乳、牛肉は安全とされています。 >現在の牛乳検査では、何が調べられますか。 まず、牛から搾乳された生乳は空気に触れることなく殺菌処理されたバルククーラとよばれる保冷タンクに運ばれ、タンクローリー車で工場に運ばれます。 その後、集められた生乳の受け入れ検査で「風味、脂肪率、総細菌数」などの計測が行われます。 次に清浄機にかけ、強力な遠心力で細かいゴミや白血球などを分離除去します。 次に脂肪の均質化を行った後、加熱処理によって有害な細菌を死滅させます。 こうして殺菌された牛乳は直ちに10度以下に冷却され、パックや牛乳ビンに充填されます。 容器に詰められた牛乳は、品質保持のために5度以下の冷蔵庫に保管され丸一日冷蔵され、その間に、内容量、風味、成分、大腸菌群数などの検査が行われ、品質に合格した牛乳だけが小売店に出荷されます。 >牛乳が狂牛病の媒体に、成らない為の検査の有無と、その方法を教えてください。 狂牛病に関しては上記の実験で狂牛病の原因となるプリオンが「乳、血液、筋肉には存在しない」ということがわかっていますので、現在出荷される生乳、製品になった飲用牛乳、加工乳いずれも「異常プリオンの有無」に関する検査はしていません。 現在、BSE発症の原因とされる肉骨粉等について牛等への使用が法律で禁止されたことはもとより、輸入を呈ししたほか、製造・販売及び家畜への給与が法的に禁止され、現存するものは焼却処分する等、更なる安全確保対策が講じられています。 ニュース等でご存じのように乳牛の全頭検査も実施されています。 現在実施されている全頭検査で陽性が確認された牛は焼却処分になりますので 当然のことながらその牛から搾乳された生乳は出荷されることはありません。 他に何かご質問がありましたら業界の威信をかけて(笑)お答え致しますので補足してください。 酪農乳業界は一昨年の雪印乳業の食中毒事故以来、信頼回復に必死になっております。 こういう場で直接消費者の方に回答できる機会があるというのは大変ありがたいことだと思っております。

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