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gas? solid? or ...

siegmundの回答

  • siegmund
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回答No.5

物理屋の siegmund です. 統計物理学,固体物理学的観点からするなら, 粒子密度の空間依存性が固体と気体(流体というべきか)を区別する決定的な量です. ○で原子なりイオンなりを表すとして, 典型的な固体は ○  ○  ○  ○  ○ ○  ○  ○  ○  ○ ○  ○  ○  ○  ○ ○  ○  ○  ○  ○ のようになっています. つまり,○の部分では原子密度が有限であるのに対し, ○以外の部分ではそれがゼロです. これは長時間観測しても変わりません. つまり,原子密度(の期待値,あるいは長時間観測値)は 場所に依存します. 一方,気体では原子(あるいは分子)が自由に動き回っています. スナップショットでは特定の場所に原子が存在していますが, 長時間観測して平均をとれば, どの場所でも原子密度(の期待値,あるいは長時間観測値)は一定です. もちろん,上の図のように原子が静止しているイメージは古典力学的でしかも 温度が絶対零度の時です. 有限温度では原子は平衡位置を中心として振動していますし, 量子力学では絶対零度でさえ,原子は静止していません. 静止すると,場所と運動量が共に確定してしまって, 不確定性原理に違反しますから. こういう場合も,原子密度の期待値の判定条件は使えます. つまり,平衡位置ではそれが大きく,○の中間の位置ではそれは 非常に小さいことになります. 長時間観測値の数学的に厳密な定義は,無限に長い時間の観測です. ガラスが液体というような表現をときどき目にしますが, それは本当に無限に長い時間観測すれば原子密度の期待値が 場所によらなくなると言うことであって, 通常の時間スケールでは原子密度の期待値は場所に依存して 固体のように見えます. 分子1個を持ってきて固体か気体かは意味がありません. 広い空間に分子が1個だけ存在するなら,それは気体と言うべきでしょう. 上の定義からしてもそうなります.

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