• ベストアンサー

ドラマ「氷点」のような、自分の子を殺した殺人犯の子を養子にするのは本当に認められるの?

ドラマ、また小説を見て(読んで)思ったのですが、三浦綾子の「氷点」。 自分の子がある日殺され、そのとき妻が不貞をしていたことを夫は知り、復讐するかの如く、実の子を殺した犯人の子を引き取り、養女に・・・ 非現実的な話ですが、実際、法律上はこんなことは許される(認められる)のでしょうか?だって、被害者と加害者が同じ家族になるんですよ? 誰か教えてください。できれば、その道の方、お答えください。

noname#1137
noname#1137

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

ANo.#3のDrStrangeloveです。 >この小説では、犯人は獄中で自殺しました。母親は、よくわかりませんが、いないでしょう。 獄中にいたということは刑が確定しているので、養女の父親が誰を殺したかは家庭裁判所の知るところとなるでしょう。 家庭裁判所では養子先と養女の関係を知った以上、その養子縁組の真意を明確にしないと、養子縁組の許可は出来ません。聴聞と言って、関係者を家庭裁判所に呼びだして事情を問いただします。 このとき、父親だけが家庭裁判所に行けば母親には分からないと思うかも知れませんが、家庭裁判所は母親の方が父親より子供の成長に多大な影響を与えると考える傾向にあるので、養子先の母親に事情を聞かずに許可を出すとは考えにくいです。 家庭裁判所に母親が呼び出されれば、「氷点」のような養子縁組を母親が了承するとは思えません。 ただ一つ気になることがあります。 「氷点」が書かれた時代がいつ頃かで事情が変わります。 家庭裁判所は昭和24年に新たに設けられた裁判所で、それ以前の時代では今までの話は通用しません。 また昭和22年の民法改正で家父長制度が廃止されるまで、日本では家父長、つまり父親がその家の全ての権利を掌握して、独断で物事を決められることが法律で認められていました。 だから、これらの制度が整う以前の話なら「氷点」の養子縁組は可能です。 また、人間は法律が出来たからと言っても、意識まですぐに変わるわけではありませんので、昭和24年以降でも家父長制の名残がありましたから、昭和30年頃まで(正確にはわかりませんが)、家庭裁判所が父親の意見を鵜呑みにすることがあったかもしれません。

その他の回答 (4)

回答No.5

小説が書かれたのは昭和40年頃ですが、時代背景は昭和20年頃なので、回答No.4のDrStrangeloveのご意見が当たっているかもしれません。 ちなみに『氷点』には続編があり、陽子(養女)が殺人犯の娘ではないということが判明します。

回答No.3

法律的な事は前出の回答にありますので、運用面での回答をします。 未成年者の養子縁組は家庭裁判所の許可が必要ですが、この場合、養子先の家庭環境がきちんと調査されます。 未成年者を養子にするのは、普通は自分の子供として育てたいからですが、それ以外の目的で養子縁組しようとする人もいます。 日本ではほとんどいませんが、人身売買を目的とした養子縁組。 少女趣味、少年趣味の大人が性的目的でする養子縁組などです。 このような目的ではないか家庭裁判所が調査し、子供の成長に最適な環境と判断した場合に養子縁組が許可されます。 さて「氷点」の話ですが、私はこの作品を詳しくは知りませんが、養女の父親は殺人犯として警察に捕まったか、逮捕状が出て逃走したか、つまり警察の知るところなっているのでしょうか。 警察に犯人が特定されている場合、その履歴は公式に残りますので、家庭裁判所も養子縁組先が養女の父親が子供を殺した家だと分かるはずです。 その場合、養子縁組が申請されれば、常識的には恨みをはらすために養女を手元に置こうとしていると、家庭裁判所は判断するでしょう。 つまり、家庭裁判所はこのような関係の養子縁組は子供の成長に不適切と判断を下すはずです。

noname#1137
質問者

補足

この小説では、犯人は獄中で自殺しました。母親は、よくわかりませんが、いないでしょう。

  • hanbo
  • ベストアンサー率34% (1527/4434)
回答No.2

 民法上の規定によることになりますが、成人の場合は一切規定がありませんし、未成年の場合は家庭裁判所の許可によって、養子縁組がなされることになります。  現実問題として、そのような事実を知らなくて養子縁組をしてしまった場合と、意図的に養子縁組をする場合の2通りが考えられますが、前者の場合は確率的に考えますと万が一以上の極めて低い確率で、まず有り得ないと思いますし、後者の場合は養子縁組の前に離婚をするのが現実的でしょうから、結局、小説としての世界のお話ということになるでしょう。  しかし、法的には上記の要件が満たせば、認められることになります。

  • keikei184
  • ベストアンサー率51% (165/322)
回答No.1

 民法上、ご質問のような特別な関係にある者同士が養子縁組を行うことは一律には禁止されていません。ただし、未成年者を養子とする場合には家庭裁判所の許可を得る必要があります(民法第798条)。ご質問のケースは、おそらく家庭裁判所が許可しないでしょう。おっしゃる通り、現実にはありえない話です。仮に成人であれば、これは十分成立し得ます。実際に存在するかどうかは分かりませんが。

関連するQ&A

  • ドラマ・氷点のあらすじを・・・

    こんにちは! 毎年のように氷点のドラマをやっていますが、これって小説か何かなんでしょうか? こんなに頻繁にやってるって事は、有名もしくは、いいドラマなんだろうと 今回初めて見ていたのですが、実家に居たのでところどころ見ていないため、 話がちょっと切れてしまい、「???」と思うところがあります。 おおまかでいいので、どなた内容を教えて頂けませんか? 一番に気になるのは「ようこ」は誰の子供だったのですか?三井ってどういう関係? 昨夜だと、父(仲村トオル)も犯人の子供だと思っていたんじゃないでしょうか? すみません、きっといいところを見てないんでしょうねぇ。 父がうるさくって・・・こんなドラマのどこがいいんだ!お茶を・・・とか、 チャンネルをかえたり、姉妹VS父みたいになっていました。ほんとにうるさいです。 と、すみません、どうぞ宜しくお願いします。 あと、何がいいたかったドラマなのかも知りたいです。

  • 三浦綾子さんの本で、お勧めを教えてください。(氷点以外)

    三浦綾子さんの本(氷点、道ありき、等)などが好きなのですが、 お勧めの小説を教えて頂けないでしょうか? 希望としては、 ・ストーリーが「氷点」とダブっていない。 ・キリスト教が前面に出すぎていない(根底にある程度) です。 キリスト教は聖書を読んだこともありますし、嫌いではないのですが、 登場人物がキリスト教ドップリだと感情移入できないのです。 どうぞよろしくお願いいたします。

  • 氷点のいじめっぷり

    こんにちは、よろしくお願いします。 最近になって、三浦綾子さんの「氷点」を読みました。 大変面白かったのですが、気になる点がありますので、皆様の見解を教えていただけますか? 物語の終盤、夏枝の陽子に対するいじめっぷりがあまりにすごくて・・・・三浦綾子さんには失礼なのですが、かなり読者ウケをねらった、どぎつい表現なのではないか、と思えるのです。 三浦綾子さんの自伝の中で、「この小説が神の御心に合うものであれば、どうぞ書かせてください。もし神の御名を汚すような結果になるのであれば、書くことが出来なくなるように・・・・」と祈る場面がありますが、 夏枝のいじわるっぷりは、人の心の中のそのような部分を描き出した、という以上のどぎつさを感じるのですが・・・・三浦綾子さんが大衆受けを狙った、と考えるのは考えすぎでしょうか。 小説ですから、大衆ウケを狙っても別に問題はないわけですが、神の御心には反しているのではないか、と思うのです。 でも、三浦綾子さんのほかの本を読んでいて、そんな世間ウケを狙う人には思われないのです。 どうか、皆様の意見を聞かせてください。

  • どうして復讐する人がいないのか?

    こんにちは 小説やドラマなどでは、復讐による殺人を多く見受けます。 ですが現実では、復讐目的で殺人を犯す人を見かけません。 近親者を無残に殺され、復讐のために犯人を殺してやりたいと考える人がいてもおかしくないのに、何故なのでしょうか?

  • 主人公が我慢に我慢を重ねて頑張る小説

     最近つくづく仕事や人間関係等で我慢ばかりしていて、鬱に陥りがちなので、主人公が同じように我慢に我慢を重ねても頑張っている小説を読みたくなりました。  イメージ的には、山崎豊子の『大地の子』や三浦綾子の『氷点』のようなものが読みたいです。スケールがやや大きくて、主人公が素敵な感じの人といったものです。  できれば文庫本になっているものがいいですが、そうなっていなくても情報お待ちしております。

  • 三浦綾子さんの足跡を辿りに

    三浦文学の初心者です。 氷点・塩狩峠・道ありき等まだまだ代表作品しか読んでおりませんが、その背景に描かれる光景を是非目にしたいと、最近強く思うようになり、秋頃にでも旅行に行こうかなと考えてます。 そこで作品の足跡を、三浦綾子さんの足跡を、隈なく辿れるお進めルートありましたら、よろしく紹介してください。

  • おすすめ小説!!

    時間があるので小説を読もうかなと思っています。 今まで読んで面白かったのは 夏目漱石『こころ』 宮部みゆき『長い長い殺人』 酒井順子『負け犬の遠吠え』 三浦綾子『氷点』 です。最近の小説も読みますが、なんとなく欲求不満な感じで終わってしまいます。 みなさんのおすすめは何ですか?

  • ドラマ?映画?のタイトルがでてきません

    内容は、 被害者家族と加害者(未成年)の話で 被害者家族のプライバシーはマスコミ等によって次々と暴かれていきます しかし、加害者は未成年のため法律に守られていて、被害者家族は加害者に復讐しようとするのですが、同じ目にあわせるために、 その加害者を犯罪加害者ではなく犯罪被害者にする必要があったという話だったとおもいます このような話のドラマまたは映画のタイトルおしえていただけませんか??

  • この夏スタートのドラマで・・・

    ドラマ好きです。 メインで毎週みるドラマのスケジュールをたてているのですが、いまいち、まだ情報がつかめておりません。ドラマだけの各局の番組表が一覧にまとめられたものなんて、どこかにありますか? 最近、医者もの、刑事もの、学園もの多すぎたので それ以外で、何かとっても見たくなっちゃうようなドラマあったら、ご紹介もお願いします。 ※下記、教えていただけるとうれしいです。 ・タイトル ・出演者 ・チャンネル ・時間 この夏みると決めているドラマは、 フジは木10の、それでも生きてゆく にしました。 前回、フジの絶対零度というドラマは、あまり好きな出演者さんでなかったため、見ませんでしたが、この原作は、あの有名な純文学作家、三浦綾子さんの作品、【氷点】とは、何か関係ありますか? 少しタイトルが似ているのですが、、、 よろしくお願いします。

  • 小説やドラマとかで中学生ぐらいの子供とかでも、あまり頭の良さそうでない

    小説やドラマとかで中学生ぐらいの子供とかでも、あまり頭の良さそうでない大人が爆弾をつくって世間に復讐ってのがありますが。 現実的に爆弾をつくるのって簡単なのでしょうか? 小説、ドラマだと何人も死ぬような規模な爆弾ですし……