• ベストアンサー

フレームレス原子吸光でのFe、Cdの定量法

排水中に含まれる鉄をフレームレス原子吸光を利用しての再現性の良い定量法と、同じく排水中に含まれるカドミウムをフレームレスで測定するのですが、マトリックスを無視した絶対検量線法を使用してもいいのか、内部標準法がいいのかそれともほかに良い方法があるのか、教えていただければと思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yumityan
  • ベストアンサー率60% (132/220)
回答No.8

こんばんは 鉄の低濃度の分析を行いたいのですか? 実験室は(と言うか世の中全体的に)鉄に殆ど囲われている空間で、取り扱う実験者も鉄を体に一杯付着させています。そのような状態で低濃度の鉄を分析することは、分析機器の問題ではないと思います。どんなに注意して分析しても、0.01mg/lぐらいが精一杯でしょう。どのような目的で分析するかは文面だけでは理解できませんが、クリーンルーム内で前処理を行わなければ、0.001mg/lの分析は不可能だと思います。何か補足がありましたらお願いします。

natukko
質問者

補足

ありがとうございます。 そんなデータや文献があれば、上の方に、納得していただけるのにと思います。鉄をフレームレスAAで測定するにあたり、(硝酸入)加熱ブランクの値が大きくでてしまうので、上の方は、実験者の技術のなさのためであるといわれるのです。なので、少しでも改善点が得られればと、ここで助けを求めていました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (7)

noname#21649
noname#21649
回答No.7

>測定条件を教えていただければと思います。 測定条件は.誰かに決めてもらった結果を使っていましたので.覚えていません。又.機械の影響を大きく受けます(特にガス流量.取扱説明書を見れば大体の範囲がわかるでしょう)。測定条件の決定方法は.先に書いた通りです。

natukko
質問者

お礼

測定条件の決定方法とても、参考になりました。ありがとうございます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • yumityan
  • ベストアンサー率60% (132/220)
回答No.6

こんばんは 原子吸光(以下単にAAと省略して表記します)のフレームとフレームレスの使い分けは以下のような考え方で行います。 フレームの場合は感度が低い欠点があるが、マトリックスの影響を受けにくい。 従って、低濃度の分析を行う場合は、感度を上げるため、溶媒抽出などを行って(あるいは濃縮して)感度を上げる。 フレームレスの場合、感度が良い長所があるが、マトリックスの影響を受けやすい。 カドミウムの場合排出基準が0.01mg/lですから、測定下限値をその 1/10の0.001mg/lにすべきです。 この濃度を測定するためには、溶媒抽出を行って濃縮倍率を上げるか、フレームレスAAで測定します。溶媒抽出は非常に手間がかかることと、最近塩素系の溶媒が使えなくなった(比重が重い分分液ロートを使わなくてすむ)などで殆ど行われていません。以上のことから通常フレームレスAAで測定します。通常は絶対検量線法で問題ないと思いますが、もし、自信がなければ内標で確認するのも結構ではないですか。 鉄に関しては、そのような低濃度を求められることは稀です。ですからフレームで充分です。もし、フレームレスで行うと感度が高すぎてかえってやっかいです。 鉄の分析は簡単ですが、低濃度を測定することは実に難しいものです。慣れないと特にBLが高く出てしまうことがあります。 なお、前処理をきちんと行っていればコロイド鉄の心配は不要です。

natukko
質問者

お礼

ありがとうございます。 いまの課題は、確かに鉄の加熱ブランクの高さを低くすることにあります。低くするため、器具の種類、洗浄から、フレームレスAAの設定条件、キュベットの種類、ノズルのカットの仕方等など検討しているのですが、やはり満足できるまでは下がってくれません。泥沼に入り込んでいます。 あす、業者の方に機器の点検のため立ち会ってもらいます。 あと、カドミウムは、マトリックスモディファイアー使われていますか。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • kal2001
  • ベストアンサー率31% (9/29)
回答No.5

フレーム原子吸光の場合のCd、Fe検出限界です。今手元にフレームレスの データーがないもので、会社にいかないとこれ無理です。 HPで検索すると、フレームレスが安定だと、勧めていますね。 少し勉強してみます。参考になりました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • kal2001
  • ベストアンサー率31% (9/29)
回答No.4

紙面を使ってばかりでごめんなさい。 試料液中の金属濃度が低かったり(今回の場合とか)試料液中に妨害金属イオン および妨害陰イオンが共存する場合は、キレート剤を使った有機溶媒抽出法で 抽出を行ったのち原子吸光分析を行うと、良好な結果が得られることが多いと 聞いています。但し、MIBKには水分が1~3%含まれ、Cdには影響はないの ですが、Fe、Zn、Cr、Mn、Znには吸光度差が-20~%生じますから できるだけ早く操作を行う必要があります。 あとは、ご自分で判断されれば良いかと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • kal2001
  • ベストアンサー率31% (9/29)
回答No.3

>>検出限界が教えてくださった1/100くらいの0.001μg/lで測定したいので・・ 0.001μg/mlの間違いじゃないの? それはさておき、さきほどの方法は最終試料液q=25mlnとき定量下限Sは S=0.05μg/mlです。但し、AA-6700の説明ではCd1%Abs=0.012ppm  =0.012μg/mlですから、0.001μg/mlには2桁ほど精度がありませんね。 特にFe1%Abs=0.08ppmですから。また、本によると誘導結合プラズマ原子発光 ICP-AESでのカドミウムのSはS=0.02μg/ml(q=100ml)ですね。 それほど、精度の必要な微量測定の経験がないのですみません。

natukko
質問者

補足

検出限界mが抜けていたようで、おっしゃるとおり、0.001μg/mlです。AA-6700というのはフレーム原子吸光の場合のCd、Fe検出限界と理解してよろしいのでしょうか。いろいろありがとうございます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • kal2001
  • ベストアンサー率31% (9/29)
回答No.2

各論:とりあえずCdについて フレーム測定(吸引法)が一般的です。 カドミウム:共栓三角フラスコ200mlに溶液45mlを入れ、硝酸を5ml加え、 60℃の水浴中に2時間放置し、時々手で激しくふる。放冷後No.7ろ紙を敷いた ブフナーロートでメスフラスコ100ml中に吸引ろ過し、精製水で定容する。 試料20.0mlを遠心分離管にとりBPB溶液2滴加え、液が紫色になるまでアンモニア水を滴下してpHを3.5~4にする。APDC溶液1mlを加えて金属キレートを 形成する。硫酸アンモニウム10ml、MIBK5.0mlを加え3~5分激しく振って 抽出を行う。流出液は遠心分離(3000rpm/5~10min)により分離し、最終試料とする。標準液は塩化カドミウム(無水)163mgを50ml精製水に溶かし、硝酸1mlを加えた後精製水で100mlにしてカドミウム濃度1mg/ml標準原液とする。これを0.05M硝酸で希釈して標準系列0.1、0.2、0.5、1.0、2.0μg/mlを調整して上記と同じ操作を行い 吸光度を228.8nmで、C2H2-Airで行う。

natukko
質問者

補足

ありがとうございます。 試料から、マトリックスを除くため、カドミウムを抽出したものを定量される方法ですね。そして、検量線に関しては、抽出しないものを、絶対検量線法の手順でされているのですね。 検出限界が教えてくださった1/100くらいの0.001μg/lで測定したいので、フレームレスでと考えています。教えてくださったものより、薄い試料を測定するのですから抽出作業は必須なのでしょうか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#21649
noname#21649
回答No.1

後半の一般論だけ 黒煙炉原子急行は過去に1回だけシリンジを頼み込んで打たせてもらっただけなので.ほとんどわかりません。 ちゅうしつを途中で行っているのであれば.きしつが入っていないので0絶対けんりょうせん法(多分.0.1の2点の標準試料を入れて間の濃度を測る方法かと思います。ただし.ちゅうしつ効率がありますので.同じ前処理を行い1の値を決定する必要があります)でよいかと思います。 内部標準法(記憶があいまいなのですが.測定対象以外の成分を添加して.その比率から濃度を決定する方法と記憶しています)は.投入量にばらつきがある場合に.投入量に対しての比率から推定する方法です。従って.投入量のばらつきの有無が問題となる場合です。これは.フレーム原子急行(まともな漢字が出ないのでご勘弁ください)の時に.高濃度のきしつが含まれているために吸い上げ量が安定しない場合などに良く使われる方法です。 排水の状態が良く分からないのですが.分析方法を決定する場合の一般論としては. 1.対象排水に既知濃度の試料を添加し.通常の5点ほどの標準試料を使う分析方法で線形になるかどうかを調べます。同様に薄めた試料も作成して行ってください。(注意点としては.保存期間限界ぎりぎりの試料も使用して同様なことを行ってください。) 2.高度な有意で線形になる場合.きしつの影響がありませんので.絶対けんりょうせん法が使用可能となります。 3.有意であれば.通常の5点ほど標準試料を使う分析方法を使用します。 4.線形にならない場合には.粘度の影響を受けているか.どうかを調べます。既知の測定対象以外の成分を添加して.線形が確保できるかどうかを見ます。線形が確保できるのであれば.内標準法が使用可能です。 分析方法の最終決定は.けいりょうしの方がいるはずですから.けいりょうしの判断に従ってください。どうしてもわからなければ.けいりょうしの方がしらなけれはモグリといわれてしまう先生(日本国内では1名だけですね)や日環協に泣き付くなどの方法があります。 以上が一般論です。 最後に.排水中の鉄の定量で値が暴れる場合に.コロイド鉄の存在を調べてください。排水を限界ろ過してみると.ろ紙にコロイド鉄が付着するはずです。このコロイド鉄は.黒煙炉ではげんしかしません(しにくい.部分的に現しかする.黒煙炉内に沈着して.後で現しかする等)ので.前処理で.どのようにしてかよう化するかを考えます。排水の性質によっていずれの方法が良いか.わかりませんが.1規定程度の塩酸に(排水を使って塩酸を希釈する)するとか(塩酸・硝酸・王水・逆王水.硫酸はあまり使いませんが最終手段として)の方法でかよう化することを考えてみてください。

natukko
質問者

補足

ありがとうございます。 鉄に関しては、確かに再現性が悪いのでコロイド鉄の存在の確認が必要だと思いました。また、安定して測定できている、フレームレスの測定条件を教えていただければと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 原子吸光分析法

    原子吸光分析法でカドミウムCdの濃度が1.5ppmの標準試料を測定したところ、吸光度は0.130であった。純水を使って同じ手順の測定を行ったところ、0.004の吸光度を示した。ついで、カドミウムを含む実験排水を同じ条件で測定したところ、吸光度0.085となった。実験排水中に含まれるカドミウム濃度を求めよ。 分からないので教えて下さい。 よろしくお願いします。

  • 原子吸光度測定法・グラファイトアトマイザとは?

    原子吸光測定法で、いつもフレーム法というのしかやったことないのですが、グラファイトアトマイザ法っていうのは何ですか? グラファイトアトマイザを通して原子化して測定するもので、フレームレスと聞いたのですが・・・。電気加熱式、という方法とは違うんでしょうか?当方知識・経験が乏しいですがご回答お願いします。

  • 原子吸光

    今回、野菜中の鉄及びカリウムの測定をフレーム原子吸光法により行ったのですが、どうしても分からない事があります。何故フレーム法で行わなければならなかったのかという事です。普通の吸光法では何故いけないのかを教えてください。

  • 原子吸光分析法について

    原子吸光分析法において、原子化部で高温雰囲気をつくる方法として、フレーム法、フレームレス法、プラズマ法があるそうなのですが、 本で調べたところ、プラズマ法というのが見当たらなくて。 その代わり、原子化する方法として、水銀の還元気化法というのはあったのですが、これってプラズマ法のことなのでしょうか。 混乱して困っています。 ぜひ、教えていただきたく存じます。 よろしくお願いいたします。

  • 原子吸光の吸光度と感度の関係

     原子吸光の吸光度と感度に関する質問です。  原子吸光のフレームの分析において,同じ元素,同じ濃度および条件で測定しても,測定のごとに吸光度が若干変化するのはなぜなのでしょうか?分光光度計などに比べると吸光度の変化が大きいような気がします(比較するのがおかしいかもしれません)。  また,あるカタログに「フレーム感度は従来より30%アップし、Cu5 ppm標準溶液の吸光度は0.75~1.0 Abs以上」というような記載があります。機器によって原子吸光の感度と吸光度が異なり,検量線の範囲が広いフレーム原子吸光光度計が存在するということでしょうか?  これまで使用していた原子吸光が古く教科書や文献の記載より狭い範囲で検量線しかできない(直線の範囲が狭い)こともありました。  質問自体がおかしいかもしれませんが,同様のことを経験されている方もいらっしゃるのではないかと思います。私の頭を整理できるヒントをご教授願います。

  • フレーム原子吸光法の感度について

    フレーム原子吸光法で金属イオンの分析を行う場合、感度は元素の種類に依存するのでしょうか? また、鉄、カドミウム、バナジウム、クロム、マグネシウムを分析した場合、感度が最も悪い金属はどれになるのでしょうか? また、その理由も教えて下さい。 宜しくお願い致します。

  • アルミニウム箔中の鉄の定量

    アルミニウム箔中の鉄の定量と言う実験の中で1,10フェナントロリンを用いて鉄を錯体にして吸光分析によってあらかじめ作っておいた鉄の検量線でアルミニウム箔中の鉄の重量%を調べたのですが、1,10フェナントロリンはマスキング剤としても働きカドミウムや亜鉛をマスクしてしまい、吸光度に影響を及ぼしてしまうかもしれないのにどうして鉄イオン以外の金属イオンのことを考えなくてよいのでしょうか。単にカドミウムや亜鉛の含まれている量が少ないだけではだめですよね。カドミウムや亜鉛の1,10フェナントロリン錯体の最大吸収スペクトルが鉄とは違うと言うことでよいのでしょうか?しかし、いろいろ調べた結果その最大吸収スペクトルはわかりませんでした。何か別の理由があるのでしょうか?

  • 原子吸光光度法

    ヒ素や重金属類などの測定で使う、原子吸光光度法とは普通の紫外可視光吸光度法とは違うのでしょうか?違うのなら何が違うのでしょうか?

  • 原子吸光分析法

    この問題の解き方を教えてください。 原子吸光分析法で鉄鋼中のクロムCrの定量を行うために、標準添加法を試みた。 それぞれ鉄鋼1.00 gにクロムを0, 25, 50, 75 μg加えた後、 酸で溶解し調整した4個の溶液の吸光度は0.060, 0.112, 0.170, 0.215であった。 鉄鋼中のクロムの含有量はいくらか。

  • Cu濃度の定量について(原子吸光光度計・標準添加法)

    排水中のCu濃度を、原子吸光光度計と標準添加法を用いて、定量する実験で、推定濃度が、100ppbという情報だけで、実験手順を作成しなければならないのですが、この場合、Cu標準溶液の濃度などは、Xmg/lなどと仮に表示して実験手順を作製すべきでしょうか? また、推定濃度等から、標準溶液のおよその濃度などを自分で導き出す方法はあるのでしょうか? ご存知の方、回答をお願いします。また、参考になるサイトなどありましたら紹介して頂けると助かります。 よろしくお願いします。

大型、小型封筒への印刷
このQ&Aのポイント
  • 大型、小型の封筒に住所や氏名を細かく印刷する方法について教えてください。
  • 封筒の特定の部分に住所や氏名を印刷したい場合、どのように設定すれば良いですか?
  • キヤノン製品を使用して大型、小型の封筒に必要な情報を印刷する方法を知りたいです。
回答を見る