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嫉妬心の論理療法による解除の仕方
私は自分の至らない点の原因を他人や社会に転化して嫉妬や怨念の気持ちで心がすぐにいっぱいになってしまいます。 この状態はよくないので、論理療法を用いて自分自身で解決する問題であるという認識にもって行きたいと思っています。 嫉妬は自動思考のように発生するので、これに条件反射的に対応できる論理療法の定例文型を教えてください。
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こんにちは。お答えになるかどうかわかりませんが・・・ 至らない点を社会のせいにするか、自分の問題とするか、ということよりも、 「至らない点があるのはよくないことだ」 「嫉妬心をもつことはよくないことだ」 というおおもとの信念を変えることのほうを、論理療法ではまず重視します。 つまり、不合理な信念を合理的な信念に変えることで、もう少し気持ちが楽になれるといいね、というのが論理療法です。状態そのものを変えるのではありません。状態に対する「認知(見方)」を変えることで、状態に伴う「苦しみ」を解除するのが論理療法です。すなわち、この例でいえば、至らない点を変えたり、嫉妬心をなくすのではなく、至らないところがあってもいいんだ、嫉妬心を持っていても構わないんだ、という認知を持つことが、論理療法の目標とするところです。もちろんその結果として嫉妬心が消える可能性も、おおいにあります。ただ、変えるべき対象の順序が、常識とは逆なんですね。 ですから、まずは至らない点をなくそうとか、嫉妬心を解除しようと思うことをやめましょう。もちろん「この問題を自分で解決するためには?」という問いも横に置いてください。自動思考の陰にある感情(上に挙げた鍵括弧の文です)が浮かんできたら、「嫉妬心をもつことはそんなに良くないことか?」「すべての人間は、至らない点があるときに、それをすべて自分で引き受けようとすると思うか?」といった反論を思い浮かべるといいと思います。基本は(1)例外探しと、(2)証拠探しです。(1)は「自分の考えは、すべての人間に、いついかなる場合にも当てはまるか?」という反論です。(2)は「自分の考えていることは確実に正しいといえることか」をどこまでも追求する方法です。思い浮かんだこと、ネガティブな考えに対して「その根拠はどこにある?」を繰り返します。 自分を傷つけようとする不合理な考えに対抗することが大切です。出来る限りいまの、そのままの自分の状態を肯定的に捉えてみてください。 ただし、これらの反論は通常、繰り返し徹底的におこなわれて効果をもつものですので、自分自身で解決するだけでなく、専門家などの手助けを借りることも考えて損はないと思います。
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- hakobulu
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素人なので、論理療法というのも余り良く知りませんし、的を射た回答にはならないかもしれません。 まず、嫉妬や怨念の対象は、当事者である人間ではなく、その現象や事柄自体なのだ、という事実を自分に再認識させるということです。 その上で、 「できることをやるしかない。本気でやったことあった?」 これが解除キーにならないでしょうか。 卑近な例で申し訳ないが、 ・例えば友人が海外旅行にいくことに嫉妬した場合。 海外旅行に行く「友人が羨ましい」のではなく、友人が「海外旅行に行くことが羨ましい」のだと視点を変える。 同じように行きたければ、自分が今できることはお金を貯める事。 本気で貯めようと思ったことがあっただろうか? そういえば無駄遣いばかりしている。 海外旅行の為ではなくても何か他の目標で、自分の意志で貯金をしたり、何かに打ち込んでいる人は恐らく嫉妬したりはしない筈です。 「自分がやりたいことをやっている」事に、何の違いも無いからです。 嫉妬や怨念が「>自分の至らない点の原因を他人や社会に転化して」いるだけだと理解しているのですから、それだけでも上等ではないかと私などは思ってしまいます。