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古い作品が読みたい!

 こんにちは。私は今大学生なのですが、最近になって無性に本が読みたいと思うようになり、質問を投稿させていただきました。  ジャンルとしては古典や名作・大作と呼ばれるもので、国内・海外は問いません。加えて、読書の本というと小説等に偏ってしまいがちですが、学問の入門書のようなものや、論文のようなものでも構いません。これにつきましては何の学問でも構いません。長編、短編どちらでも結構です。出来ればミステリーやファンタジー、また、最近流行の作品は御遠慮させて頂きたいと思います。  あまり知られていない本や、有名作家が執筆したものでも「こんな作品があったのか」と驚かされるような作品や、一部のマニアにしか知られていないような奇書等、特に大歓迎します。  読んだ後に鬱になるくらいに(例えが悪いのですが…)物凄く考えさせてくれるような深い味わいのある作品だととても嬉しく思います。  私が今まで読んだ中で感銘を受けたのは「ファウスト」「若きウェルテルの悩み」「悪の華」「神曲」です。これらに近い作品だとなおの事嬉しく思います。  無理難題だとは思いますが、お返事が頂けるならば幸いです。どうぞ、よろしくお願い致します。  

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  • kokusuda
  • ベストアンサー率45% (135/299)
回答No.5

古典や名作・大作の本ということですがSFが紹介されていないので少し紹介します。   日本で近代SFの草分けといえば安部公房氏。 「第四間氷期」辺りが入門用には良いかもしれません。 http://www.bk1.co.jp/product/2520129   海外の古いところでは人工生命と人間の本質、宗教や教育について 考えさせられるシェリー夫人の「フランケンシュタイン」とか、 http://www.bk1.co.jp/product/292640 少数民族、全体主義、人の本質について考えさせられる チャペック氏の「山椒魚戦争」とか http://www.bk1.co.jp/product/1080654 人類と世界の関わりや生命と進化の関わりについて考えさせられた ステープルドン氏の「最後にして最初の人類」とか http://www.bk1.co.jp/product/2412882   新しいところでは哲学者でもあるコリン・ウィルソン氏の「賢者の石」とか http://www.bk1.co.jp/product/276037   変わったところではヤン・ヴァイス氏の「迷宮1000」とか http://www.bk1.co.jp/product/482629 ザミャーチン氏の「われら」とか、、、。 http://www.bk1.co.jp/product/833676   SFには常識や人間の本質について深く考えさせられる作品が多いですし、 文学の本質というか原形質というような作品も多く発表されています。 「科学は不確かだ!」などのファインマン博士のエッセイも 理系の人間には考えさせられる内容が多かったように思います。 http://www.bk1.co.jp/product/1584609   他にも紹介したい作品やジャンルは多いのですが、とりあえず、、、。

A-1207
質問者

お礼

 早速の回答、有り難うございます。御丁寧にリンク先まで貼り付けていただき、大変痛み入ります。  今までSFというジャンルはあまり読んだことがありませんでした。興味が無かったわけではないのですが、SFという響きだけで本質には決してたどり着かせずにきつねにつままれたような錯覚に貶められるのではないか…という先入観にとらわれていたので、手が出せずにいました。こうしてみると想像以上に深く問題提起された作品が多いということに気づかされました。推薦していただいた本の説明文(?)を読む限りにおいても、とても味わい深いテーマが盛り込まれているように思われます。  上記の中で、特に興味を持ったのは「迷宮1000」と「最後にして最初の人類」です。特に後者は人類の新たなる進化がテーマとなっているようなので、とても期待が持てる話だと思いました!!  そして、ファインマン博士は馴染みやすいなぁと思いました。博士がUFOやテレパシーまで語っていたとは…という驚きで一杯です!!  今回の回答、誠に有り難うございました。今までちょっと倦厭ぎみだったジャンルに興味を持てたことはとても嬉しいことだと思います!!そう気づかせていただいた回答者様に感謝します。もしよろしければ、最後の一文にあるほかにも紹介したい作品やジャンルというものを教えていただけるのであれば幸いです。早速参考にさせていただきます。  

その他の回答 (10)

  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.11

自分としてはよかった、おもしろかった、素晴らしかった。でも、あまり話題に上がらないなあ、というものからいくつか。 まず、ガリヴァー旅行記で有名なスウィフトですが、 「アイルランドにおける貧民の子女が、その両親ならびに国家にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」 という長ーい題名の短ーい作品があって、全く冗談なのか本気なのか、本気なら頭が狂っているのではないかという人を食った提案があります。岩波文庫で確か「奴婢訓」という作品と抱き合わせになっていたと思うのですが、なに、新訳が青空文庫で読めます。おためしにどうぞ。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000912/card4268.html また、明治の近代詩運動に貢献した薄田泣菫に、 「茶話」 という、当時(大正期)の有名人士のアネクドートをどこからか引っ張り出してきては寸鉄人を刺し茶化したエッセーがあります。岩波文庫にその抜粋集があるようですが、あれは辛辣なところが省略された、ちょうど牙を抜かれた毒蛇みたいなものらしいです(確認していませんが)。冨山房百科文庫(新書版の大さ)を探してそれを読みましょう。上中下三冊に分かれている編集者労作のワンセットです。 ノヴァーリス「青い花」については熱い愛を語ってらっしゃる方があるのでそちらに委ねます。夭折した詩人による未完の物語で、青い花のイメージはドイツロマン派の守備域を超え青春の希望と憧憬の象徴となっていると思います。岩波文庫で読めます。 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0132.html オペラ「薔薇の騎士」(作曲リヒャルト・シュトラウス)の台本を手がけたことで有名なホフマンスタールの、 「チャンドス卿の手紙」 は、言葉の限界性を提示した短編の書簡体エッセーですが、ついに未完に終わった小説、 「アンドレアス」 は一人の平凡な青年を通して見たこの世界の聖なるものと俗なるものとの交錯(これは感受性豊かな青年期の、世界の認識の仕方のひとつではないでしょうか)がテーマのひとつ。 そして主人公の回想の中にエピソードのようにして現れる自己が二つに分離してしまうという現象、はたち前だった私もこれに似た奇妙な体験をしていて、それがすでに流麗に書かれてあることに驚いたことなど、今もって思い出深い作品です。(私事で恐縮) ジュール・ロマン「プシュケ」は作家自らの経験に由来するユナニミスムという一種の集団意識への霊感に基づく三部からなる長編小説で、第一部は恋人同士の精神の合一、第二部は夫婦としての肉体の合一、そして第三部では霊魂の合一(と、ひとまず書いておきます。私ではよく理解できない部分があるので)が、神秘主義を極力排した周到な筆致で検証描出してあります。 中井英夫は「虚無への供物」で推理小説ファンにも知られていますが、連作長編「とらんぷ譚」「人形たちの夜」や、「黒鳥譚」「銃器店へ」などの短編、未完に終わった「蒼白者の行進」もたいへん面白いです。幻想小説、ファンタジーも今ではすっかり市民権を得ていますが、現実への認識に立脚しない幻想はたんなる空想でしかないと思います。いわゆるミステリーやファンタジーとは一線を画しますので、あえて書き込みました。創元ライブラリー(文庫)で手軽に読めるようになりました。 長くなりましたので最後に、 19世紀後半フランスの作家ヴィリエ・ド・リラダンには少数ながら熱烈なファンが存在します。その最も有名な小説、 「未来のイヴ」 は新しきピュグマリオン、人造人間を題材にした長編小説。理想的女性の創造をめぐる仮借ない逆説に満ちた思弁性、俗世間への嘲罵、修辞の贅を尽くした手法、どれをとっても激烈で反骨の精神にあふれています。 これも創元ライブラリー(文庫)で読めます。しかも最も優れた翻訳のひとつではないかと私などは思う齋藤磯雄訳で。 あれこれ益体もなく書きました。 さて、質問者さんにはどの毒が効くでしょうか。楽しみです。

A-1207
質問者

お礼

 お返事有り難うございます。お礼が遅くなってしまい、大変失礼致しました。御丁寧にリンクを貼り付けていただき、大変痛み入ります。  今回推薦頂いた中で特に興味を持ったのが「茶話」です。確か大学受験の問題集にこの中の話が取り上げられていて、面白いなと思った記憶があります。辛辣な文章があるとの事ですので、非常に楽しみにしています!!作者の切れ味鋭い観察力によるコラム、期待しています。  そしてホフマンスタールは、私はオペラが好きでその名前は知っていたのですが、本を出していることは知りませんでした。「アンドレアス」は青年期の話ということで、現在、その渦中にいる私にとっては共感できるものがあると思います。ホフマンスタールの書いたものならば、期待する価値が大いにあると思っています。  ジュール・ロマンの作品は精神・肉体・霊魂の一致についての話ということで、とても興味があります。難しそうなので、頑張って読みたいと思います!!  今回の回答、本当に有り難うございました。今回紹介いただいたものの中で、自分にどの「毒」が効くか、私自身も楽しみしています。御礼が遅くなってしまって本当に申し訳ありませんでした。早速参考にさせていただきます。 

  • papageno
  • ベストアンサー率50% (156/308)
回答No.10

いきなり現代作家の話から始めて恐縮ですが、最近『スペシャリストの帽子』という短編集を読みました。その中には、アンデルセンの童話やギリシャ神話、有名古典からと思われるモチーフが散りばめられていて、それらを読んでいないと、この作品集の雰囲気は半分ぐらいしか味わえないのではないかと感じました。逆にやはり最近の作品『金比羅』は、大変面白い作品なのに、背景となっている日本神道の変遷についての基礎知識が少なく、充分に味わうことができずに口惜しい思いをしました。 というわけでベーシックなお勧めとして各国神話伝承集、例えばギリシャ・ローマ神話、古事記、千夜一夜物語、マハーバーラタなどなど...。あ、ちょっと外れますが、マザーグースも押さえておいた方がいいかも。 (ここら辺にハマり始めると切りがありませんが) 文化人類学の基礎といわれるフレイザーの『金枝編』も読むと非常に興味深いです。 しかし、下の方があげている『デカメロン』系(?)の『ペンタメローネ』や、スペンサーの有名な詩編『妖精の女王』、上記の諸作など、すべて文庫で手に入るのは、ありがたい時代になったのう、と思います。 聖書を読むなら、ぜひ、講談社文芸文庫からでている『旧約聖書外典』『新約聖書外典』も合わせてお読みください。外典、といっても分類したのは後世の者たちで、この中にも興味深い、或いは有名な書が含まれています。 関連して(←ちょっと無理矢理)文学作品をふたつ。『クォ・ヴァディス』はネロの時代のキリスト教への迫害が物語の背景にあります。タイトルの「クォ・ヴァディス」(何処に行き給うや)が台詞にでてくるシーンは大変印象的です。『アイヴァンホー』では逆にキリスト教が権力の立場にあります。ユダヤ人女性が宗教的寛容を訴えるシーンはこれもまた印象的。 ところで、日本人として、聖書は一通り読んでいるのに、1冊の仏教書も読んでないのはどうよ?と思われないでしょうか(というのは自分がある日こう思ったからですが)。 宮澤賢治はある日棚から落ちてきた法華経をふと開いてみて、その美しさに打たれて即入信したといいます。また、ある文学者は道元の『正法眼蔵 』の冒頭の文章の見事さを絶賛していらっしゃいました。しかしまあ、どっちも難しいんですよね(というか、自分はコケました)。道元なら、『典座教訓、赴粥飯法』あたりが取っ付き易く面白いです。その他『明恵上人集』、『歎異抄』(全部岩波文庫か講談社学術文庫あたりで手に入ります)、新しいところで鈴木大拙など。でも禅関連の本は若い頃に読むと毒性も強いかも知れませんので、気をつけて。 毒性、ということで肥大した未熟な自我が「思想」と出会ってしまった時の負の面を描いた笠井潔の矢吹駆シリーズなども読んで頂きたいかも。あなたが外している現代ミステリですが。これを読むと、バタイユ、ハイデッガー、レヴィナス、フーコーなどの思想家の、入門書なり読んでみようかな、という気になるかも知れませんよ。 文学関係ではお薦めしたいのがキャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』。個人的には子供ではなくおとなの方が楽しめると思います。言葉遊びでいっぱいの作品なので、ぜひ原文でどうぞ(テキストはネット上でフリーで手に入ります)。 『神曲』が面白かったとのことで、ぜひぜひミルトンの『失楽園』もお読みください。こういう大部の作品を読めるのは学生時代でこそです。私も学生の頃わからないままに読んだこれらの作品を、少しは背景の知識が増えた今読み返そうと思いつつも、まだ叶っていません。 ゲーテがお好きのようですが、『ヴィルヘルム・マイスター』は読まれましたか?『色彩論』も面白いですよ。 ゲーテを非常に尊敬していたヘッセは、何故か『車輪の下』が真っ先に紹介されますが、私は『デミアン』や『シッタールダ』『ガラス玉演戯(遊戯)』の方が面白い、と思います。『ガラス玉遊戯』は長らく品切れでしたが、最近電子書籍で出版されて嬉しく思っています。 ところで、私自身は現代文学も好き、ファンタジーもSFも大好きです。どんなジャンルでもどんな時代でも、すばらしい作品は沢山あります。せっかくですので手を出す範囲を自ら狭めないで、色々な作品にチャレンジしてみてくださいね。

A-1207
質問者

お礼

 お返事有り難うございます。お礼が遅くなってしまい、大変失礼しました。色々な本の紹介があり、回答を一読させていただいただけでもとても為になりました。  特に興味を持ったのは仏教書についてです。回答者様が仰るように、日本人として仏教書を読まないのは確かに疑問とするところであります。日本人として、日本人の根底を構築している一翼を担っているであろう仏教についての書を読むことは、非常に意義のあることだと思います。回答者様が推薦していただかなかったら、ずっと意識することは無かったでしょう。感謝致します。  ゲーテはとても好きなので主なものは読んだつもりですが、色彩論は現在学んでいる分野に近いものがあるので、知識が増えた今、改めて読んでみると面白いかもしれないと思いました。  今回は古典や名作・大作に絞っての質問をさせていただきましたが、今回様々な回答者様に紹介を頂いた本を読んだら、回答者様が仰るように出来るだけ色々な作品に挑戦していきたいと思います。  今回の回答、本当に有り難うございました。お礼が遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。早速参考にさせていただきます。

  • kokusuda
  • ベストアンサー率45% (135/299)
回答No.9

#5ですが、追加で解答しておきます。 小説で一般的でないテーマを扱った作品ですと、 メタフィクションなどがあります。 メタフィクションはフィクションについてのフィクションとでも言いますか、、、。 架空の書物に対する書評を集めたレム氏の「完全なる真空」は面白かったですよ。 http://www.bk1.co.jp/product/625643   他のジャンルではアシモフ老師の書いたトリビアな「雑学コレクション」のような雑学本、 http://www.bk1.co.jp/product/419573 同じく老師が架空の物質についてデータや実験結果から 引用文、引用書籍までデッチアゲて作成した研究論文 「再昇華チオチモリンの吸時性」(短編集「母なる地球」に収録) http://www.bk1.co.jp/product/1352032 科学史を伝記という形で独特の視点で解説した「科学者伝」などの伝記、 http://www.bk1.co.jp/product/1210523 同じく天才といわれる科学者の研究を論じた「異貌の科学者」 http://www.bk1.co.jp/product/747139 世界観と価値観の変革した時代を面白く簡潔に表した歴史書である ペンローズ氏の「大航海時代」、 http://www.bk1.co.jp/product/368202   これらの本はマイナーすぎて入手が少し困難ですが、 読んでみると考えさせられる内容がタップリ詰まってます。   また、聖書やユング氏の著作の話題が出ていますが、ユング派の宗教学者でもある C・S・ルイス氏がキリスト教の教義を子供たちに学ばせる目的も兼ねて 書かれた作品「ナルニア国物語」が映画化されますね。 原作本や彼の「宗教著作集」(論文集)も一読の価値があるように思います。

A-1207
質問者

お礼

 再度のお返事本当に有り難うございます。突然のお願いを聞いていただいたこと、そしてこれほどまでに詳しく丁寧な回答、本当に感謝しております。  メタフィクションというジャンルがあったことすら知らなかったので一つ勉強になりました。フィクションについてのフィクション…架空の書物に対する書評…これだけ複雑だと筆者の力量がずば抜けているものとみて間違いありませんね!!それほどの力を持った作家の書物がどの様なものか大変興味があります!!ぜひ読んでみたいと思いました。  また、アイザック・アシモフ氏の著書の中では特に「科学者伝」が面白そうだなと思いました。学業柄、どうしても科学史を学ばなければなりません。しかし教科書等では正直な話、あまり面白いとは思いません。レビューを読んでみてこの本ならば面白く学べそうだなと思いました!!…もちろん科学史の全てを網羅しているというわけではないと思いますが(笑)  さらに「異貌の科学者」は4人の科学者に絞って、それぞれの生涯についての書だということで期待しています。特にキャヴェンディッシュとディラックについて語られているというところが大変気に入りました!!  そして、話題となっている聖書のことについてですが、「ナルニア国物語」は子供たちに学ばせる意味を持つことから、私のような聖書を読み始めようとしている者にとって聖書の理解を助けるであろうと思われます。また、論文集を推薦していただいたこと、大変ありがたく思います。聖書を一通り読んだ上で、考察の意味も含めて読んでみたいと思いました。  2度に亘る回答、本当に有り難うございました。今回の回答、大いに参考にさせていただきたいと思います。  

  • maria1956
  • ベストアンサー率36% (109/297)
回答No.8

NO1のものです。 三浦綾子さんの作品3点追加させていただきたく再度記しました 「塩狩峠」 「銃口」 「積み木の箱」 それと、NO6の回答者のお礼に聖書を読んでみようと思うとレスしてあるので、追伸です。 ユング著・「ヨブへの手紙」は聖書のヨブ記を題材にヨブの神から与えられた試練と、神への心の葛藤を題材にしておりますので、先に聖書ヨブ記の部分を読んでから読むと自分なりの解釈の仕方が変わってきて読み応えがあると思います。

A-1207
質問者

お礼

 再度のお返事、本当に感謝致します。  「塩狩峠」は色々なところでタイトルが出てきますが、三浦綾子さんの作品だというところまでは理解が及んでいませんでした。そもそも、女性の作家の作品自体、手に取ることが全く無かったので今回の推薦は作家に対する視野が広くなりました。あれから三浦綾子さんの作品について調べてみたのですが思った以上にたくさんの作品があり、タイトルで惹かれたものも多々あったのですがNO1で紹介があったものから読んでみようと思っていたところでした!!この3点、参考にさせていただきます。  そして、聖書を読むにあたりの指南までしていただき、本当にありがたく思います。NO6の回答者様へのお礼を書いているときに「ヨブ」って聖書に関係あったよなぁとは思っていたのですが、ユングの本と聖書はなにか繋がりがあるのか…と悩んでいた部分がありました。これで解決できました。  2度に渡り、誠に有り難うございました。今回の回答は大いに参考にさせていただこうと思います。  

回答No.7

 妄想変態小説の傑作、石川啄木著『ローマ字日記』。歌人啄木もいいが小説家啄木はもっと最高だ。若くして逝ってしまったのが惜しい。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003105443/qid=1127679976/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-4908406-6685118  亡命ロシア人作家ナボコフ著『ロリータ』。エログロ変態小説の傑作! この長編を読破するのは知的・肉体的体力が必要だ。とにかく疲れる。ポルノか芸術か?(・・・なんて今さら問うひともいないでしょうが)とにかく詩的表現に溢れたな文学です。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102105018/qid=1127680844/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-4908406-6685118

A-1207
質問者

お礼

 早速のお返事有り難うございます。御丁寧にリンクを貼り付けて頂き、大変痛み入ります。  石川啄木は一握の砂しか知らなかったので、小説を残していたことは今回の回答で始めて知りました。今まで啄木の作品に触れるという機会自体が皆無だったので、全く未知の領域でありますからどうせならばこの機会に歌と併せて読みたいなと思いました!!啄木についてはその人柄から何から全く知らないので、逆にとても興味があります。  ロリータはタイトルが物凄く有名ですよね。作品のモチーフはともあれ、詩的表現に溢れた文学…大いに期待しています!!作品レビューを読んで見てもとても面白そうです!!  今回の回答、誠に有り難うございました。今回推薦のあった本はどちらも全く分からなかった本なので、異常な程期待しています。早速参考にさせていただきます。

回答No.6

「聖書」(または「聖書物語」)はいかがでしょうか。 「ファウスト」や「神曲」も下地に聖書があります。 これまでは特に宗教に興味はなかったとおもいますが、教養の一つとしてざっとでも知っておくと良いかと思います。 これからの進路によっては、外国(人)と交流することもあるかもしれませんしね。 外国人の思考の根っこには、キリスト教などの宗教があると思います。 なので、アメリカの映画やドラマでは、聖書を引用したセリフがポロっと出てくることがありますしね。 また、イスラエル国・ガザ地区のドンパチの原因の根っこは旧約聖書の「出エジプト記」です。 新約聖書はイエス・キリストのことが主で、イエスはユダヤ人なのですが、ユダヤ教からは異端者として扱われキリスト教が発生しました。 イエスのことは、「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」に詳しく出ています。 また、「ヨハネの黙示録」は神の預言を書いたと言われています。 ただ、この黙示録は一昔前に流行った「ノストラダムスの大預言」なんぞ、目じゃないくらいに落ち込みますので、心して読んでくださいね。 (;^_^A 経典としてではなく、伝承集として読むと面白いと思います。 また、本の最初のページから読まなくても、それぞれが独立した内容ですので大丈夫かと思います。

A-1207
質問者

お礼

 早速の回答、有り難うございます。  聖書はやはりその膨大さから読む時間も気力も無かったのですが、折角自由に使える時間が出来たので、挑戦してみようと思います!!キリスト教圏で書かれた本を読んでいるとどうしても聖書は避けて通れないところが多かったのですが、いざ読もうとするとその量に圧倒されてしまい後回しにしていました。今回、回答者様の推薦もあり、本格的に読んでみようと思いました!!頑張りたいと思います!!  今まで「最初から読まないと内容はわかんないだろうな」と思っていたのですが、それぞれ独立した内容とのことで安心し、尚の事読む気が湧いてきました!!  特に「ヨハネの黙示録」はノストラダムスの大預言より落ち込むということで、ある意味物凄い期待しています。  今回の回答、誠に有り難うございました。多分回答者様の推薦がなかったらずっと読まないままだったかもしれません。背中を押していただいたこと、感謝致します。早速参考にさせていただきます。

  • cac31090
  • ベストアンサー率12% (8/66)
回答No.4

一部のマニアにしか知られていない、かどうかは分かりませんが、奇書ということであれば沼正三の『家畜人ヤプー』(幻冬舎アウトロー文庫・全5巻)をお奨めします。 日本人の青年が遠い未来にタイムスリップしてしまうのですが、そこはイギリス人を先祖とする白人が支配する世界で、日本人はヤプーと呼ばれ、家畜として飼われているという話です。ヤプーはペット・食用・工業原料用・その他様々な用途の労働用として様々に品種改良されており、主人公もペット兼イスとしてそこで暮すことになります。

A-1207
質問者

お礼

 早速のお返事、有り難うございます。  家畜人ヤプーはタイトルと「SMの話だ」ということぐらいしか知りませんでした。回答を読ませていただきましたが、日本人が家畜として飼われ、品種改良までされる…凄い世界観ですね。いままでSFのような作品はあまり読んだことがなかったのですが、これは物凄く興味が引き付けられます!!私はSMの趣味が無いので、これまで「SMの話」という文句が頭の片隅にあったためにどうも手が伸びなかった本なのですが、推測するに、耽美小説の一種であるとすれば実は今まで読まなかったことが悔やまれるのではないか!?と思っています。意外なところから推薦していただき、いい意味で「虚を衝かれた」思いで一杯です。全5巻というのも、暫く楽しめそうで魅力的です!!  今回の回答、誠に有り難うございました。今まで読んだことが無いジャンルの本が分かり、読みたいという思いと、未知の世界への期待ででわくわくしています!!早速参考にさせていただきます。

  • dido
  • ベストアンサー率24% (157/641)
回答No.3

  ● 『薔薇物語』   ギョーム・ド・ロリス http://www.michitani.com/books/ISBN4-915841-19-7.html 私も まだ未読なのですが, いつか読もうと思っている作品です。^^ ● 『デカメロン』  ボッカッチョ http://www.gutenberg21.co.jp/decameron.htm 少々エロティックですが, 中世の風俗が うかがえて 興味深いです。 ● 『エロイーズ 愛するたましいの記録』  ジャンヌ・ブーラン http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/3/0222640.html これは 古典ではありませんが 12世紀フランスの, すさまじい実話です。 読んで、 深く深く 考えさせられた 話です... ● 『詩経』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A9%A9%E7%B5%8C 中国最古の 詩篇です。 お気に入りの詩を 見つけてください!  

A-1207
質問者

お礼

 早速のお返事、有り難うございます。御丁寧にリンクを貼り付けていただき、大変痛み入ります。「デカメロン」「詩経」以外はタイトルすら初めて知る作品です。  「薔薇物語」は説明文(?)を読んでみて、とても面白そうだと感じました。若者が一輪の薔薇を手に入れるという設定からしてツボです!!しかも人生・恋愛・神…etcまで話が多角的に広がるとは…こういう華があり、且つ幅広い問題を取り上げている作品、大好きです!!  次に「エロイーズ」は愛をテーマにしている作品ということでこれもまた興味がそそられました。最近愛について思うところがあったのですが、最近の恋愛小説ではちょっと役不足なんだよなぁと思っていたところでした。生涯の愛、試練、そして神…いいですね!!愛というテーマの深みが凝縮されたような作品だと、説明文(?)を読んで思いました。  そして「デカメロン」こういうユーモアや機知に富んだ作品も好きです!!以前にあらすじだけ教えてもらったことがあったのですが実際に読んだことは無いな…と思い、とても読みたくなりました。「立ち読みフロア」の文を読んでみて、中世の人々が生き生きと描かれているところがとても魅力的です!!  最後に「詩経」詩は好きでよく本を手にしますが、東洋のものは教科書で読んだっきりでした。「詩経」についての説明を読んでみて、中国最古の詩という歴史的な重みもさることながら、やはり中国の内情を包括的に捕らえているところに魅力を感じました。とても読み応えがあり、そして深く考えさせてもらえるような詩ですね。毎日少しずつ読んでいきたい詩篇だと思いました。  今回の回答、誠に有り難うございました。紹介いただいた作品はどれも素晴らしいものばかりでとても気に入りました。早速参考にさせていただきます。

回答No.2

三島由紀夫 作   「豊饒の海」4部作です。 ミーハー的に妻夫木くんが主演する映画の原作ということで1部「春の雪」を読みました。 輪廻転生のお話です。以下3部読む予定をしています。

A-1207
質問者

お礼

 早速のお返事、有り難うございます。三島由紀夫は今まであまり読んだことが無かったので、紹介されたことによってすごく興味が湧いてきました。輪廻転生の話ということで、とても深い話なのだろうなぁと読む前からワクワクしています!!また、4部作ということで長い間楽しめそうなところも気に入りました。さらに、三島由紀夫といえばラディゲですね。ラディゲも面白そうだな…と、ちょっと自己解決してしまいました。すっかり忘れていましたが三島由紀夫…深いですね!!  今回の回答、誠に有り難うございました。普段あまり日本の作家の作品は読まないのですが、私が日本人ということもあり、原点に立ち返ってみようかなと思いました。早速参考にさせていただきます。

  • maria1956
  • ベストアンサー率36% (109/297)
回答No.1

遠藤周作氏 「沈黙」 三浦綾子さん「海嶺」 キルケゴール「死にいたる病」 ユング   「ヨブへの手紙」 トルストイ  「戦争と平和」 パールバック  「大地」 ヘルマンヘッセ 「車輪の下」 アーネストヘミングウエイ 「武器よさらば」「日はまた昇る」

A-1207
質問者

お礼

 早速のお返事、有り難うございます。正に私が希望とするものを挙げて頂いた事、感謝致します。  三浦綾子さんの作品は読んだことが無かったので早速読んでみたいと思います!また、ヘッセ、トルストイ、ヘミングウェイは以前に読んだことがあったのですが、紹介されたことにより再び読んでみたいなと思いました。  様々な作品を紹介して頂いた中で、今回特に嬉しかったのはユングとキルケゴールです。見た瞬間「これだ」と思いました!!こういう心理学や哲学といったジャンルのものは理系の学問を学んでいる私にとってはとても新鮮です。  迅速で、且つたくさんの本の紹介をしてくださって本当に有り難うございました。早速参考にさせていただきます。

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    笹沢佐保さんの「人喰い」、「招かれざる客」を読んで大変感銘をうけた覚えがあるのですが、それに匹敵する笹沢佐保さんの傑作推理小説を教えてほしいと思いました。どなたか、短編でも長編でもかまいません。笹沢佐保さんの作品の中で私があげた作品いがいで、傑作の推理小説をおしえてください。

  • ニヤリとする本

    漫画でも小説でも思わず読んでいて(このヤロー)ニヤリとしてしまうような本を探しています。 短編、長編何でもいいです。 「ニヤリとしてしまう」というのはなんか粋な感じがするような作品を指しています。漠然としていてすいませんが教えてください。    漫画・・・ブラックジャック、マスターキートン、など 小説・・・赤川次郎の作品、ぱっと思い浮かびません

  • 東野圭吾さんレベルの作品・作家を教えてください!

    昨年会社を退職し、自由時間ができたので読書に没頭しています。 といっても作家及び作品に対する情報は乏しく、とりあえず話題の方の本を読んでいます。 東野さんの中では特に下記4つが好きです。 「白夜行」「幻夜」 「パラレルワールド・ラブストーリー」 「時生」 ワクワク・ハラハラするもの、意外性のあるものが好きで、おまけに感動がついてきたら最高です(パラレル、時生は感動しました。でも「秘密」「分身」はあまり好きではありません)。 上記4つが好きならコレも好きだろう!と思われる作品を教えて頂けませんか? また、色んな方の作品を読んでみたいので、オススメの作家さん・作品を教えてください!  短編集ではなく長編がいいです。文庫本で出ているもの希望です。宜しくお願いします。

  • これは読んどけ!な古典。

    古典というか、クラシックな、というか。 例えば「西遊記」とか「シェークスピア全集」とか「オー・ヘンリー」とか「夏目漱石・こころ」とか。 ・古いけど面白いんだよ! ・一般教養として読んでおいた方がいいよ。 といった古典的な作品があれば教えて下さい。 神話でも短編集でも、分類は何でも構いません。 僕はちょうど高校ですが、あまり難しいのは挫折してしまいがちなので、どんな本がいいのか分かりません。 あ、でも、古典調な文章でも大抵は大丈夫です。 読みきれなかったのは「車輪の下」「若きウェルテルの悩み」 苦手なのは「嵐が丘」「ロミオとジュリエット」 好きだったのは「史記」「オー・ヘンリーの短編集」です。

  • おすすめを教えてください!

    こんにちは!私は本を読むのがとても好きなのですが、どうにも偏ってしまいます。そこでみなさんがおすすめの本を教えてください☆私が好きなのは、 ●江國香織、山本文緒など日本文学・女性作家もの ●長編・短編だったら短編集 ●ジャンルはミステリーやアクションより、日常に近いもの(恋愛ものになるのかな??) などです。淡々と進む物語が好きです。 好きなものを書いてしまいましたが、私の凝り固まった感覚を打ち破る作品・作家をご存知の方、またこれは読まなきゃダメだ!後悔するぞ、というものがありましたら教えてください。 みなさんの感動や衝撃を受けた作品を教えてください!(もちろん男性作家・海外文学・ジャンルは問いません)よろしくお願いします^^

  • 村上春樹さん&書籍について

    いつもお世話になっています、akiha2です。 村上春樹さんについて、高校で論文を書いていこうと思い、 ネットや書籍などで色々調べてみたのですが なかなか欲しい情報が手に入りません。 そこで質問したいのですが… (1)★村上さんは若い頃、どこかの国の文学に影響された (もしくは没頭していた)と聞いたのですが、 (「フランス」や「西洋」など)具体的にどこでしょうか? (2)★村上さんが訳した翻訳書の中で、 「訳し方が他の作家とは違う!(特徴がある!)」と言える作品 (3)長編・短編の内容が過激すぎないもので 「村上春樹の名作」と言える作品 (人それぞれだと思いますが参考にしたいのです。) (2)(3)についてはタイトルだけでなく、 一言説明が頂けるとなお助かります。 どれか一つでも構いませんので、よろしくお願いします。