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教えてください!
叔母が20年来愛用していたフェラガモの牛革のかばんを譲ってもらい、 持ち手がちぎれかけていたので、修理に出すことにしました。 インターネットでブランド専門の修理店を探し、修理に出したのですが、 縫い方は乱雑で、ナイロン製の人工皮革が使われていました。 メールでのやり取りでは「同じ色の革で」とお願いし、「類似色革でとりつけます」との返事でした。 まさか牛革のビンテージのかばんに相談もなく、ナイロン製の人工皮革を取り付けられるとは思ってもみませんでした。 メールで店に問い合わせても返事がありません。 修理代金と送料と合わせて、15000円ほどの返金は求められますか? その場合、どういった言い方をすれば良いでしょうか。 そういうトラブルがはじめてなので、詳しい方、教えてください。お願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
お金を返してもらうためには「契約違反」であることを主張しなければなりません。 例えば、修理が不完全ならば、契約違反です。 しかし、法律の世界において、本革バックは本革で修理しなければならないという決まりはありません。 本革で修理しなければならないのは、「本革で修理しなければ駄目だ」ということを、事前に約束した場合です。 もちろん、「言わなくても分かる」ような常識であれば、いちいち約束しなくても構いません。そこで、「高級カバンの修理は本革によるべきだ」ということが、「常識」かどうかが問題となります。 客観的に考えてみます。 ナイロン皮革での修理は、安価にできる有効な修理として、社会的にも認知されていると思います。 同様の色を天然の皮革で再現するのは困難ですし、費用ががかかると思います。 ですから、本革バックをナイロン皮革で修理することを希望する人もいると思います。 また、皮革部分の大きさにもよりますが、15000円ならば人工皮革である可能性は十分ありえると思います。 もしも、事前の問い合わせで、「色」の指示しかなさらなかったのならば、「素材」が同じでないとしても、契約違反(約束違反)にはなりません。 ですから、私はお金の返還は無理だと思います。 ただ、質問者さんの納得できないお気持ちはよく分かります。フェラガモのバックを人工皮革で修理すると、余計に価値が下がるようにも思います。全く物の価値を分かっていない人が修理したのではないかと感じます。 そこで一応の対策を書いておきます。 まずは、メールに法律的な根拠を明示して、お金の返還を請求しましょう。 ・一定期間内に完全な修理をするように催告する。 ・完全な修理がなされない場合は、解除する(民法541条) ・原状回復請求として、15000円を請求する(民法545条1項本文) それも無視するようなら、同様の内容証明郵便を送りましょう。これにビビッてお金を返してくれるかも知れません。 これも無視されると、裁判しかありませんが、私は(残念ですが)負ける可能性が高いと思います。
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- good10player
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結論:一定の条件がそろえば返金可能です。 まず、メールでのやり取りの末に修理の依頼とその承諾という契約が成立したと見受けられるのですが、その中で明確に「人工ではなく本物の牛革」とかそういった話は出ましたか?この内容だと革の色にはこだわっているが素材にはこだわっていないように見受けられます。しかし、縫い方が乱雑だとかメールでの問い合わせに応じないといった事情を斟酌すると修理店に債務不履行が成立します。上記の旨をきちっと告げるべきです。そうすれば無料でもう一度修理してくれるか代金の返還かに応じてくれると思いますよ。頑張ってくださいね。