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調性について

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回答No.5

結論から述べますと、変わると思います。ただし、条件付きです。 それにしても、No.1のpuni2さんは大したものですね。よくこんなに分かりやすくまとめたものだ、と感心しつつ、私も主観入りで述べます。 変わると感じるのは、良くも悪くも、いろんな音楽に触れて、音に関するイメージや世界観が作られてきている人だと、私は思っています。感性が高められている人です。ヒトという生物が、西洋音楽を聴くことなく育ち、いきなり本来ハ短調であるはずの曲をニ短調で演奏されたものを聴いて、「何だか調性に違和感が…」と感じるとは思えません。 では、ある程度西洋音楽になじんだ人にとってはどうか。やはり過去に触れてきた音楽の記憶に影響されることは多いと思いますので、性格、音色、印象は変わると思います。 歌手の人が、年をとったりして、昔歌っていた歌をキーを下げて歌っているのを見ると、「やっぱりちょっと違うなあ」と思ったりします。 ○長調は○色、△短調は□のイメージ、などといわれます。私自身も、そんなことが論じられる前に、どっぷりと音楽に漬かっていた一人ですので、言われてみてから、「そう言えば、そんな気が…」という気分になっているのです。時既に遅し。 本当にヒトという生き物が、その調の音を聴いて、そういう色や風景、感触を抱くのかどうかは、とりあえず科学的には立証されていないように思います。 そこまで感性を研ぎ澄ませていたら、病気になってしまいそうで(笑)。 感性を研ぎ澄ます時と、鈍感でいる時とを上手に使い分けることが、大事なのだと思います。 なお、今はA=442のところが増えているのではないでしょうか?444までインフレを起こすと、さすがに聴衆も違和感を持つらしいということです。442。確かに心地よい緊張感はあります。今後、これ以上あがることはないでしょう。逆にギスギスしてくるような気がします。

Piscator
質問者

お礼

Songbookさま 数日空けての総括ご意見、見事なまでにわかりやすく、説得力のあるご返答いただきましたことに感謝いたします。音楽というもの(偉そうにいいますが)、そういう調性を意識しながら聞くことも出来ますし、なんの知識も無く「ノリ」で流すことでも楽しめますね。絶対音感の無い、ナニ調で鳴っているかもわからない(普通の)ヒトには歌詞、テンポ、強弱が重要な興奮要素になり、それらの延長線上、結構、奥深いところに調性、微妙な音色の変化、楽器のタッチの差などがえられるのかいなぁというあたりで、「感性の動き」を感じられることもできると考えられました。人間、とりあえず原始的欲望も生を営むには重要な要素ですが、いつまでたってもそれではアホですし、やはりある程度「研ぎ澄まされた」感性をつけさせるためには、教育というもの、重要ですねぇ。襟足みて「ゾク」っとくるような感性(私的意見ではコレハ本能ではありません)を得られるような家庭、教育、必要ですね。高校の音楽でもこの議論のあたりを開示してしまったらどうでしょう?思いきり脱線しましたが、質問者には大変、有意義なひとときを楽しませていただきました。どうもありがとうございました。

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