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社会的なしくみとしての
『市場』と『計画』についてそれぞれ特質の比較についてなのですがイマイチ、ピンときません。どなたか教えていただけたら幸いです。宜しくお願いします。
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- rarike
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「市場」と「計画」の特質の比較というのは、もっとはっきりいうと、「資本主義経済」か「社会主義経済」かということです。 資本主義経済は、経済主体は、民間企業(と家計)であり、原則、市場原則(需要と供給の自由競争)が働く経済です。(世界のほとんどの国が現在この体制をとっています) 一方、社会主義経済においては、経済主体は、国(国有企業)であり、市場原則ではなく、国の機関がすべての生産量を決定していく経済です。(旧ソ連には「ゴスプラン」というこのための専門機関がありました) しかし、実際問題として、国の機関が、この複雑かつ技術発展の速度の速い世界において、すべての財の生産量を決めるなどというのは、非効率極まりない話で、旧ソ連が崩壊した根本原因もそこにあります。 日本も、戦後、一時、計画経済的な経済政策をとったこともありますが(いわゆる鉄と石炭への傾斜生産方式)、明治以降ほぼ一貫して、資本主義経済をとっています。 なお、現在の状況としては、この市場化の世界規模での拡大が(いわゆる経済のグローバル化)、メリット・デメリットの論議はおくとしても、急速に進展していることが、世界経済の最大の特徴です。
たしかにピンときません。 しかしながら、どちらも『生産』にかかわっています。もし計画経済ならば、計画しなかったもの、計画が失敗したものなどが出てきますが、市場経済のほうは、利益がない生産が減少することになります。たとえば、農業は、そうじゃあないでしょうか。 また、どこの国でも予算が重要ですが、予算は生産を伴う限り、計画経済によく似ています。つまり、予算を配分しなかったところが予算配分を多く受け取っていたところでは打撃が大きい、というのがそれです。 また、経済力といわれるものがいまひとつ発展していない状態での計画経済は、まとまりのない生産力をまとめ上げてより大きな生産力にしたのがソビエトでしょう。 あまり参考になりませんが。
「市場経済」と「計画経済」の比較あるいは「市場経済への計画性の導入」の問題だと思いますが、今時、このようなレポートを求められるとしたら、あなたは、不運な(あるいは幸運か?)人です。このような議論は、ベルリンの壁崩壊以後は、全く問題にならなくなりました。20年ほど前の大型の「経済学事典」を読めば、簡単にレポートは作成できます。アダム・スミスとマルクスを呼んでも分かりますが、時間がたりないでしょう。
お礼
ご返答ありがとうございます。アドバイスを大切にします。