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CT・MRI 検査の条件?
こんにちは 元気だった98歳の祖母がデイケアセンターの施設で脳梗塞にかかりました。 直ぐに施設担当医師が看てくれたのですが、祖母の体には以前股関節を骨折した時、金属を埋め込んでいるので、CT・MRI 検査は出来ないといわれました。 今まで脳梗塞で倒れて病院へ行った叔父は、体に金属が入っているかどうか確認しないままCT・MRI 検査をした後、手術をして助かったケースがあるのですが。 ・金属が入っていると、本当に検査が出来ないのでしょうか。 ・他にも金属が入っているコトによって、出来ない検査というのがあるのでしょうか? *友人は、金属の差し歯をしていても、頭部のCT・MRI 検査は出来ましたが。 祖母は高齢という、時間を待つだけの安易な診察になっているのではないかと、悲しい診察のように思ってしまいます。祖母は、左腕だけが動かず、記憶がとぎれとぎれ、言語は返事ぐらいのコトは返すような状態で、安静をとっています。 軽い方ではないかなと思われるのですが、医師は動かさない方がいいと、病院での検査を拒否します。???? ・脳梗塞にかかったら、検査をして診断をして治療方法をするのではないでしょうか。 検査もしないでそのままいたら、死期を早めることにならないのでしょうか。 なぜか、納得できないでいます。 よろしくご意見、情報お願いします。
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CTとMRIとでは話が違ってきます。 CTでは検査部位の周囲に金属があると金属アーチファクトといって、必要な部位の画像が形成されません。 股関節部の金属であれば、頭部の撮影にはなんの影響もありません。 MRIは磁石を用いる撮影法ですから、磁石にくっつくような金属(磁性体といいます)があると、それによって画像が乱れます。 この磁性体の代表は鉄で、いわゆる卑金属といわれるものです。 それに対して生体に用いる金属は大部分が貴金属で、特に埋め込むもののベストなものは現在チタンといわれています。 このチタンではほぼMRI検査で問題にはなりません。 また口腔内に使用する金属は金・銀・パラジューム等の合金で、これも歯に使用する程度の量であれば、問題にはなりません。 ただしある種の義歯(入れ歯)の安定を得るために磁性アタッチメントと言うものが使われることがあります。 これは磁石を用いて義歯を安定させるもので、これを使用しているとMRIで問題を生じることもあります。 ここまでは画像が乱れることですが、MRIでは次の場合患者さんにダメージを与える場合があります。 ・心臓ペースメーカー(誤動作を起こします、最悪心臓停止になります) ・脳血管クリップ(脳内出血などを起こした部位の止血の為にクリップを使いますが、それがMRIの磁力によってはずれることがあり、それによって再度の脳内出血をひきおこす) ・可動性義眼(眼窩内で磁力により動き、最悪脳頭蓋底を破壊する) 上記のような場合ではMRIは回避します。 ご質問のケースでは股関節部への金属ですから、通常はチタンのインプラントでしょうし、場所が離れていますから、常識的にはCTでもMRIでも問題はありません。 >脳梗塞にかかったら、検査をして診断をして治療方法をするのではないでしょうか 検査時間(プレスキャンといって検査位置を決める撮影が最初にありますが、それを除いた本検査の時間とします)としては、CTでは20~60秒程度、MRIでは5~30分程(MRIでは検査の方法、検査機器の性能によって大きく違う)かかり、その間動かずにいることが必要になります。 高齢であったりすると少し難しいかもしれません。 私は脳外科医ではありませんので、詳しくは語れませんが、CTでもMRIでも脳梗塞の確定診断(脳梗塞を起こしていると断定し、その場所や範囲を特定できる)ができますが、患者さんが高齢や体力的に手術に耐えられないとなったら、手術は行わず、安静や投薬療法にならざるおえないはずです。 そうであれば確定診断がつかなくても、ある程度の治療は可能であるという考えであろうと想像します。
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- Geelong
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CTやMRIの構造の研究しているのでお答えします。 まず、MRIとCTは他の方が書かれているようにまったく別の物になります。MRIは磁気を使うので本来は金属物はMRI室内には入れませんが…アルミニウムやチタンなどの金属は磁気の反応が薄いので、少量であれば大丈夫とも言われています。逆にCTはレントゲンだと思っていただければ良いと思います。金属があろうが無かろうが…別に支障はありません。 で、まぁどのメーカーのどの様な時期のどの様な性能のMRIを受けるかによっても金属が入ってるか入ってないかの基準も変わります。今のMRIは磁気が低いから比較的にチタンなどの素材であれば体内に在っても一応大丈夫だとも言われてますが…検査技師の見解にもよりますね。 MRIでは、金歯が取れたとか…金属ボルトが緩んだとかそういう報告など在りますし…特に人口心臓など在る方には絶対にしません。しかし…そのような方のためにCTがあるわけで…で、CTは被爆するので嫌だと言われないのであれば…別にCTでも良いと思いますよ。実際のCTとMRIの画像ですが…あまり変わりませんよ。
お礼
患者や家族の者へ『金属=検査不可!』 だけでなく、施設担当医師からの心ある検査情報の説明があれば........と思います。専門分野からの情報ありがとうございます。m(_ _)m
今回脳梗塞との事で脳の検査になりますよね。この場合MRIももちろんとれますよ。金属が埋められている部分から離れている場合は普通は出来ます。 家の父ですが、15年ほど前に椎間板ヘルニアで手術をして腰にはプレートが入っています。そして先日首の骨のヘルニア疑いでMRIとりました。 主治医にももちろん腰に金属が入っていることを説明しました。首と腰ではあまり離れていませんがそれでも問題はなくとることが出来ました。 祖母さんは股関節に埋め込んであるんですよね。それでしたら家の父よりもかなり離れていますよね。ですから本来なら問題無いですよね。しかし全身とる予定で主治医が居るのであればとれませんと回答がかえっきます。 ひとまずどこの部位をMRIで検査するのか聞かれてはどうですか?
お礼
医師の診察で、左半身に異常があるみたいなので右脳が原因と言われ、検査は頭を検査してわからない時は全身にいたるあらゆる検査とおおざっぱな説明でしたが、高齢故、金属が入っているという理由で施設で安静にしているまま。しかし#2さんの情報もふまえて、高齢への限界も認識しなくてはと思っています。アドバイスありがとうございます。
- starfisher
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まず第一にCTとMRIは別のものです。 CTは基本的にはX線で体の内部を写すので金属が入っていようが関係なく写せます。 MRIは磁器によって体の内部を写すので金属に反応します。よって、金属に反応します。でも、写すのは脳ですよね。可能です。施設担当医師のレベルが疑われます。
お礼
左半身に異常がでて脳梗塞とわかった時点で、救急車で病院へ移動もせず、施設にいるままですし、施設担当医師の時間を待つだけの高齢者扱いに、心ない露骨な対応と思ってしまいました。しかし、#2 さんの情報のように限界があるのかもしれませんね。医師からの説明がもう少し詳しく、そして家族への配慮があったらと思います。医師のレベルの問題かもしれませんね。情報ありがとうございました。
- 9ma
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私も、差し歯とか歯に金属を使っていますが、MRIを受けました。 以下のホームページでは、金属があるとその周辺の検査が良くできないというような、見解が出ています。 http://www.tokyo-noudock.jp/faq/index.html あくまで、一つの意見だと思いますが、参考にしてはいかがでしょうか。
お礼
情報ありがとうございました。
お礼
>高齢や体力的に手術に耐えられないとなったら、........ 最後の集約された文を、何度も読み返し、自分の気持ちを納得させるまで時間がかかりました。自分の目には元気な98歳だった祖母でも、医学の目から見たら>ある程度の治療.....ということになるのでしょうね。しかないのかもしれません。たいへん詳しい回答ありがとうございます。