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「橋のない川」を読みました。

差別を受けながらも、誠実に人間らしく生きていく人々の様子に心うたれ夢中で読みました。 私は差別問題にはあまり詳しくありませんが、そのテーマを抜きにしても、 この作品は、人が人らしく生きるということの大変さ、すばらしさ、愛しさを教えてくれたと思います。 そこで、 差別問題をあつかったもの、 もしくは、人が生きていくうえで心の糧となるような深く考えさせられるような作品で、お勧めのものはありますでしょうか。 できれば、その作品のお勧めの理由も教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • haruchiyo
  • ベストアンサー率29% (85/284)
回答No.2

三浦綾子さんがおすすめですね。 「氷点」男と密会中に幼い娘を殺された妻への復讐に医師辻口は娘を殺した犯人の娘を引き取って妻に育てさせることを思いつく。しかし、引き取られた娘は明るく素直に育ち、周囲の人間に影響を及ぼしていく。決して美談ではなく、人間の愚かさや闇をも描いているところが秀逸です。続編もあります。 「塩狩峠」あまりに衝撃的なラストに、人間の無償の愛とはどういうことか考えさせられます。 他に、「泥流地帯」もおすすめです。 読みやすい短編ですが鷺沢萌さんの「君はこの国がすきか」在日二世の普通の男の子の話。 さだまさしさん「解夏」 ベーチェット病で視力を失っていく主人公の煩悶と救いを描いた表題作、他の三篇も心に残る作品です。

akimaru-1
質問者

お礼

三浦綾子さん、読んでみたいですね。 「氷点」というのはドラマ化されてました?なんとなくストーリーに覚えがあるんですが。。。 「塩狩峠」と「泥流地帯」も興味深いですね。 そのほかの作品も機会があれば読んでみたいと思います。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • duckcall
  • ベストアンサー率7% (16/223)
回答No.5

「邪宗門」 高橋和巳 学生の頃、橋のない川と同時期に読みました。1人の少年の成長物語ではありますが、弾圧を受ける新興宗教の話が複雑に絡み合い、最後に一条のともし火は見えますが、ラストはかなり悲惨です。思いテーマを持った物語でしたが、しかし権力に抵抗した人間を描いた物語として、橋のない川と同様、青春時代に読んだ本の双璧を成すものでした。(橋のない川は食事する音がおいしそうでしたよね。25年経った今でも覚えています。)

akimaru-1
質問者

お礼

「邪宗門」は興味がありましたが難解そうでまだ手にしたことがありませんでした。 duckcallさんが学生時代に読まれたということなら 私も是非読んでみたいと思います。 もう30歳になるので理解できるかもしれません。。。 仕事のためしばらく夢中で読書をすることから離れていましたが、 やっぱり心に沁みる作品を読むと精神的に成長する気がしますよね♪ 「邪宗門」は興味があっただけに背中を押してもらったような気がします。 どうもありがとうございました。 「橋のない川」は食事の描写だけでなく、風景や人の心の描写もすばらしいですよね。 自分の住む日本という国土が、自分の中にある日本人の精神が、とても愛しく感じました。 本当にどうもありがとうございました。

  • hatitisa
  • ベストアンサー率58% (10/17)
回答No.4

三浦哲郎の「白夜を旅する人々」を是非お読みになって下さい。 六人兄姉のうち二人の姉が先天性色素欠乏症として生まれ、また兄は失踪してしまうという三浦哲郎の私小説に近い小説です。 舞台は青森で少し重い話かもしれませんが、読み終わった後に心の糧になるのはもちろん簡単には表現できませんが、必ず得るものがあります。 他には帚木蓬生の小説二冊紹介させてください。 「閉鎖病棟」 精神科病院を患者の側から描いています。 「三たびの海峡」 戦時中、日本へ強制連行され働かされた朝鮮人男性の話です。 この二冊は差別問題といえばそのようにもとれると思います。   「橋のない川」は私も一巻目だけですが読んだことがあるので、それならきっとオススメさせて頂いた小説も心に響くこと間違いなしと自信をもっておすすめします。お役に立てれば良いのですが・・・

akimaru-1
質問者

お礼

興味深い作品をご紹介いただきありがとうございます。 「閉鎖病棟」は以前読んだことがあります。 「白夜を旅する人々」「三たびの海峡」は是非読んでみたいと思います。 どちらかというと「三たびの海峡」に惹かれますね。 hatitisaさんも「橋のない川」ぜひ2巻以降も読んでくださいね♪ どうもありがとうございました。

  • luune21
  • ベストアンサー率45% (747/1633)
回答No.3

差別から少しだけ離れた視点で、 遠藤周作の『わたしが・捨てた・女』はいかがでしょう。 田舎から上京して都会で薄幸な暮らしを続けていたミツは、やっと恋人もできて幸せが来るかというとき、ハンセン病と診断されてしまい・・・といような話です。しかし後半は意外な展開になっていきます。差別というよりも(遠藤周作らしい)「愛」の物語ですね。 他には、芥川龍之介『奉教人の死』、渡部淳一『花埋み』なんかもおすすめです。

akimaru-1
質問者

お礼

渡部淳一さんの作品は前から興味がありました(^^) ここでオススメしていただいたので、これを機会に是非読んでみたいと思います。 遠藤周作や芥川龍之介は・・・私のあたまでも理解できるでしょうか・・・? 難しい!という先入観があって昔国語の授業で習ったもの以外には手を出したことがありません。。。 でもオススメの作品は題名に惹かれました。 機会があれば読みたいと思います。 どうもありがとうございました♪

noname#15641
noname#15641
回答No.1

こんにちは。 北条民雄をご存知でしょうか。 北条民雄はハンセン病でしたが文学を目ざし、川端康成に見出されました。やがて「いのちの初夜」が文学界賞を受賞し、ベストセラーとなりましたがペンネーム以外はその病気の故秘されました。差別と病魔と闘い生涯を終えた北条民雄の生の輝きを描いた作品群は未だに時代を超えて我々の胸に迫ってきます。

akimaru-1
質問者

お礼

北条民雄さんという人は存じ上げませんでした。 ハンセン病患者に対する不当な差別もひどいものですね。たまにテレビで特集をしているものくらいしか知識はありませんので、北条さんの作品を読んでみたいと思います。 病気と闘う人、差別と闘う人たちには、やはり「生きる」ということの意味を深く教えられることが多いですね。 ご紹介していただきどうもありがとうございました。

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