UFJはお粗末?
以下、新聞の要約ですが、
(1)住友信託とUFJは、信託売却に関する基本合意書を交わし正式契約に向け協議していたが、UFJが三菱東京との経営統合に方針転換した。
協議の中止を通告された住友信託は、東京地裁に三菱東京フィナンシャル・グループの統合交渉のうち信託部門の交渉差し止めを求めた仮処分を申請した。
(2)これに対し東京地裁は、交渉の中止を命じた。
(3)この処分に対する両行のコメントは、
UFJ「東京地裁の判断は極めて不当であり、直ちに異議申し立てを行う予定」
三菱東京「裁判所の判断は予想外であり驚いている」
上記の経緯もこの後の展開もみなさんご存知の通りなんですが、私はこの報道自体に色々疑問がわいてきます。
疑問その1
記事を読む限りは、裁判所の交渉中止命令は極めて当然の決定だと思うのですが、これが何で「極めて不当」だとか「予想外」と言われるのでしょうか?
疑問その2
UFJは合意書を交わした当事者なのだから、少なくともそこに問題が起こりそうなことぐらいは事前に把握できたはずですが、なぜこんなお粗末な結果になってしまったのでしょうか?小学生の子供でも友達とダブルブッキングしそうになったらうまく調整できます。
疑問その3
そもそもUFJの経営再建失敗は、こんなお粗末な交渉しかできない会社だったからって事ですか?