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日本の住宅の特徴
日本の家の中で他の国と比べると独特な所を教えてください。 特に理由があるとありがたいです。 例えば日本はドアではなく障子を使うところは日本人の独自性があると聞きました。
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障子を使う住宅文化ということについて少々。 日本の家屋は、空間の兼用を有効に利用しています。 その一つの表れが、障子や襖です。 昔の民家でよく見られる室内の構成に「田」の字型の部屋配置があります。 8畳や10畳間を基本にして、長方形を構成し、広く使うときには開け放したり、取り外したり、実に有効に利用されるようにできています。 この使い方のもう一つの見方に、 「ハレとケ」の使い分けがあげられます。 「ハレ」とは、晴れ舞台のように表向きの行事などに使われる場合をさします。 対して、「ケ」は日常の生活に使われる状態です。 洋間の客間やリビングのように使用目的に専科した構造ではなく、 日本家屋は、同様な部屋を、異なった目的に使い方で分けていました。 平面図を見れば、違いは歴然です。 洋風建築の場合は、図面上から部屋の用途が推察できます。 しかし日本家屋では、まったく同質の部屋が並んでいるようにしか見えません。 このような、「ハレとケ」の使い分けに見られる住宅構造は日本の独自性の表れの代表といえるでしょう。
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- hattoritishikazu
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当方は茶室建築を手がけている大工です。日本の家との質問ですが、まさにその日本の家が、日本にありません。日本の文化、習慣が身近に少なくなってしまったからでしょう。貴方が指摘されているドアー、障子などのインテリアだけでなく、木造の構造体、すなわち木組みの方法が日本独自に出来上がったもので大いなる特徴だと思われます。 身近に木が豊富にあった為に木造が発達し、同じように和紙があって明かり障子が出来たのでしょうから。
こんにちわ。昔、民家について少し勉強したことのある者です。 障子のほかに和風建築でとっさに思いつく要素は「畳」「ふすま」「座敷と次の間」「茶室」「床の間」「縁側」でしょうか。 中国や韓国の家屋をあまり知らないので日本独自かというとわたしは断言できませんが、、西洋建築と比べたらたぶんいろいろな要素がダブッてるのでしょうね。。 書院造などで発達してきた床の間も、独自と言えるのかも。 茶道は日本で発達したと考えると、どこの家にもあるとは限らないけれど茶室は独自かな。 民家の造りなどは日本でも東北・京都・南九州など南北でも変わってくるし、農家か商家かでも違うし、おまけに最近の一般家屋は畳も障子も必ずあるとも限らないので、微妙なところです。 開き戸より引き戸を多用するのが発展したのは、スペースの有効利用のためだと思います。日本は狭いですから??