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預けられる/預かる 備えられる/備わる
「預けられる」は「預かる」に対して何か迷惑な感じがしませんか?なぜでしょうか・・? なのに「備えられる」はそのような迷惑な感じを受けません。どうしてでしょうか。 他にもこのようなペアーはたくさんあると思いますが、一体どのような名称なのかもわかりません。 なぜこのような違いがでてくるのでしょうか。
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「預かる」は能動態で、「預けられる」は受動態です。前者には預かる本人の意思が反映されます。たとえ自分が進んで申し出た場合ではなくても、そこには暗に「同意」が感じられます。「預けられる」場合は本人の意思と関係なく、第三者から預かった事実のみを表します。自分が意思を持って預かったなら「預かる」というのが普通ですので、そこをあえて「預けられた」と表現すると、自分の意思とは関係なく「押し付けられた」という印象が表されます。 一方で「備えられる」はどうでしょうか。こちらも自分の意思とは関係ない受動態ですが、「預けられる」のとはだいぶ印象が違います。最大の違いはあなたに行動が求められているか否かです。「備えられる」場合は第三者があなたに対し「備える」わけで、決してあなたが「備えさせられる」のではありません。他方「預けられる」場合は第三者があなたに「預かる」という行為を強要しています。管理責任も感じなくてはならないし、場合によっては場所や時間もとられるかもしれません。ここが大きな違いです。
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- gorou23
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◎「猫を預かる」 ◎「猫を預けられる」 「預かった」のも「預けられた(受け取った)」のも 「私」ですが、上の文は、自らすすんで預かったという 意味合い(能動)で、下の文は、頼んでもいないのに渡された という意味が強いです。(受動) ◎玄関のチャイムが10回も鳴った ◎玄関のチャイムが10回も鳴らされた 下の文のほうが迷惑度合いが高い気がしますよね? 上の文では、1回押して10回鳴るチャイムかもしれないし、 そんなに迷惑している様子は出ませんが、下の文だと 明らかに嫌がってますね(笑) これも能動と受動で 「頼んでもいないのに鳴らされたから嫌だ」なのです。 対して「備える」が迷惑意識が弱いように思えるのは 「備える=準備する」という言葉自体が悪い意味の 語ではないということ、「備えられる」というのは 「頼んでいないのに準備されてしまった」のではなく 「頼んでいないのに準備してもらえた」という意味で 使われているからです。
日本語(というかアジアの多くの言語)において,受け身(「~られる」)は「迷惑」を表します。普通「迷惑の受け身」と言いますが,堅苦しく「被害受動」などということもあります。 こんなもの,預けられちゃって。 今日は,雨に降られてね。 たとえいい意味の動詞であっても,被害を表すことがあります。 字をほめられてもなぁ,中身はダメなのか? 勝手に火災報知器を備えられても,誤作動ばっかりする安物じゃあなぁ。 さらに言えば,目的語を主語にする西洋型受動では,被害の意味が無くなります。 家の前に大木を植えられた。 家の前に大木が植えられた。 「ヲ」を「ガ」にするだけで,中立的でちょっと硬い文章になりますね。
- shkwta
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預ける/預かる はどちらも他動詞で反対の動作の組です。(貸す/借りる と同様)。 備える/備わる は他動詞と自動詞の組です。 「備える」は元々肯定的な意味で使われる語です。 欠点を有するとか欠陥があるとはいいますが、欠点を備えるとか欠陥を備えるとは言いません。