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ドイツが過去を清算した明確な証拠を知っていれば教えてください

kankasouroの回答

回答No.6

 日本とドイツの最大の違いは、国家賠償を経済協力金等の名目(対象が個人ではない)で行ったかどうか、という部分にあると思います。ドイツは下記のような賠償を個人を対象として行っている点が異なります。すくなくとも、日本より賠償したということが明白なかたちになっている点が特徴てきでしょう。  また、これは第二次大戦の期間外ですが、台湾征討などの際に抵抗活動を行った原住民を軍が「理蛮」した問題については、植民地主義による残虐行為の典型例だと思いますが、たしか正式の謝罪はいまだにないのではないでしょうか。  また、日本統治時代の朝鮮・韓国から議員や軍人が出たことをもって(たぶん彼らが日本人と同様に扱われていたことをおっしゃっているのだと思いますが)、ドイツ-ポーランドの関係とは異なると主張されているようですが、日本-朝鮮・韓国の場合には、たとえば朝鮮総督府では、憲兵と普通警察が一体化されたために、日本統治時代の大部分が武断政治的な傾きを帯び、犯罪即決処分や、作付けの強制を行う権限が付与されており、内地とは相当の差がありました。ちなみにいうと、朝鮮で徴兵検査がはじまったのは1944年4月1日、貴族院の朝鮮・台湾勅撰議員の制度ができたのは1945年、いずれも戦争の末期で、日本による統治の期間全体からいえばほんのわずかな期間のみです。 イスラエルとの補償協定(1952) 対象:ナチスにより迫害を受けたユダヤ人 金額:35億マルク 包括協定 対象:ナチス行為により被害を受けた各対象国国民   ルクセンブルク.ノールウエー、デンマーク、ギリシャ、蘭、仏、白、墺、伊、スイス、英、スウェーデンとの包括協定(1959)   ユーゴ、ハンガリー、チェコスロバキア、ポーランドの人体実験による被害者   独米包括協定(1995)、   ポーランド、ベラルーシ、ロシア、ウクライナとの「理解/和解基金」(1991-93)   独・チェッコ未来基金(1997) 金額:28億マルク 連邦補償法(1956) 対象:ナチスによる被害者で独第三帝国領域に居住していた者。国籍を問わない。 金額:796億マルク 連邦返還法(1967) 対象:ナチスにより強制的に収用された動産及び不動産等物的損害についての補償 金額:40億マルク 補償年金法(1992) 対象:旧東独におけるファシズムへの抵抗者及びその犠牲者に対する年金を継続し、さらに旧東独におけるナチス迫害の犠牲者に対する補償を実施 金額:10億マルク 以上に含まれないその他の給付 金額:86億マルク その他 各州が独自に行う補償措置 金額:25億マルク 特に苛酷な事例に対する緩和規定等 金額:23億マルク 合計1043億マルク(1999年まで)

osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます、当方のやむを得ぬ事情により、納得のいく回答は得られませんでしたが、もう暫くで回答を締め切らせていただきます。kankasouro様のご回答にあるドイツの行った謝罪、賠償行為はとても簡潔かつ丁寧にまとめられておりますので教えていただき感謝を申し上げます。ただ、これだけでは日本が見習うべき謝罪、賠償行為がどれなのか分からないため自分で調べてみるつもりです。また、回答においてkankasouro様は韓国支配は苛烈だった様に指摘されておりますが、私としては3・1独立運動後は武断政治が弱まったこと。内地との差はあるものの内地(日本列島)に移住すれば(英国支配化のアイルランド人がアメリカ大陸に渡ったように日本以外の国外へ逃亡する必要がなく)その差は埋めることができ、この時代に多くの朝鮮人が(日本国民であるため)比較的自由に内地に移住できたこと。軍人に関しては例えば「洪思◎(◎ は立ヘンに翔の右側の羽のような字)」は1914年に陸軍士官学校を卒業して日本軍で勤務しているように徴兵以外の理由での入隊者は存在し、1944年4月1日まで朝鮮人の徴兵がなかったということは逆にそれまで日本人は戦場に駆り出され、朝鮮人は望まなければ危険な戦場へ行かずにすんだ(現在ではどこの国でも徴兵逃れを模索する人が多い)ことを考えると逆に朝鮮人を優遇していた?ともとれます。国会議員については朴春琴が東京の深川地区から、衆議院議員に一九三二年と三七年の二回も当選したことからも朝鮮人でも国政に参加する人はいましたし、行政府の人間でもA級戦犯の東郷茂徳は生まれたときは「朴」という姓を使用していた朝鮮人陶工の末裔でしたので国家としては朝鮮人を非道に扱うよりも同胞として扱っていたと思います(反面台湾人を二等国民として扱っていた点には猛省すべき点があると思います)。

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