• ベストアンサー

50%阻害濃度について

 こんにちわ。初めて投稿します。  バイオ関係の論文(gene deliveryについて)を読んでいるのですが、IC50という言葉が出てきました。luciferase遺伝子をもつプラスミドをデリバリーポリマーに内包させ、BHK-21というセルに加えたという話なのですが、MTT(?)という物質を加えて生育状況を見た、と書いてあります。  私は化学初心者でバイオにも疎く、このIC50の意味がわかりません。化学大辞典なども調べましたが、見当たりませんでした。何が50%で、何が阻害されるのか教えてください。できれば、MTT assayについても教えていただければ幸いです。

  • 化学
  • 回答数4
  • ありがとう数12

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#211914
noname#211914
回答No.4

MiJunです。 やはり、ポリマーを添加して培養しているのですね? 対照は「untransfected cells」のようですね? >セルにプラスミドを添加して一定時間放置した後、MTTアッセイによりセルの数を定量した、ということなのでしょうか? Original paperを見てないのとプラスミドのtransfectの手法が分からないので推測ですが・・・・。 恐らくtransfectする際に各種のポリマー添加した場合に、添加ポリマーの毒性(?)(あるいはtransfectの手法?)で死滅する細胞があるのでしょう・・・? その死滅細胞(残存細胞:cell survival)を見ていると思います。その残存細胞の割合をMTT assayで評価しているのではないでしょうか・・・? 補足お願いします。

tanpoo
質問者

補足

対照はtrancefectされていないセルのようです。 また、cell survivalですが、こちらの方はpolyplex(polymer+pDNA)をcellに添加し、48時間放置後total cellular proteinの量を見ているらいしのです。 これについてもやはり細かいことがわからなくてLowry protein asseyで行ったということです。このLowry protein asseyとはいったいどんなものなのでしょうか。 おそらくタンパクの量で細胞が減った量を知ることができるのだと思うのですが。 MiJunさんはどのように思われますか? 度々の質問すみません。

その他の回答 (3)

noname#211914
noname#211914
回答No.3

MiJunです。 PaperのAbst.見つけました。 「Effects of structure of beta-cyclodextrin-containing polymers on gene delivery.」 ですね? 「Materials and Methods」を見ないと詳細は分かりませんが、以下推測です。 「betaCDP4, 5, 6, 7, 8, and 10」の各polymerをin vitroで添加した際のtoxicityを見ているのではないでしょうか? ⇒各polymerの添加濃度(あるいはIC50)(Y軸)と各polymer(X軸)の関連のFigureあるいはTableは論文中にないでしょうか? 「Materials and Methods」の中の「in vitro assay」あるいは「toxicity」のような記載はないでしょうか? あればその部分のみを補足にコピーしてください。 補足お願いします。

tanpoo
質問者

補足

アブストまで見てもらってほんと助かります。 私もなんとなくわかってきましたが、参考までに示された部分をコピーしときます。 IC50 Determination. BHK-21 cells were plated at 5000 cells/0.1 mL/well in 96 well plates and incubated at 37 C for 24 h. CDPs (16 mg/mL in complete media) were then added to the third column of cells and diluted serially across the rows. The cells were incubated with the polymers for 24 h at 37 C. The media was then removed from the cells and cells were washed once with PBS. Fifty microliters of MTT (2 mg/mL in PBS) was added to each well followed by 150 L of complete media. The cells were incubated for an additional 24 h before the media was removed and blue formazan crystals formed were dissolved in 150 L of DMSO. The absorbances were read at 562 nm in a microplate reader (EL-312e Biokinetics Reader, Biotek Instruments, Winooski, VT). ちなみに、各ポリマーに対するIC50のFigはあります。 他にも、【Cell Survival】を各ポリマーに対してプロットしたFigもあります。 この、【Cell Survival】の説明は次のようにされています。 Cell survival was calculated by dividing cellular protein levels of transfected cells by untransfected cells. これも、セルにプラスミドを添加して一定時間放置した後、MTTアッセイによりセルの数を定量した、ということなのでしょうか?

noname#211914
noname#211914
回答No.2

自信がありませんが、「BHK21細胞」に関しては以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? BHK21:ハムスター腎由来細胞 「MTT アッセイ」に関しては以下のサイトは参考になりますでしょうか? ●http://www.dojindo.co.jp/wwwroot/whatsnewsj/newpro/cck8/mtt.html 「MTT」は「3-(4,5-dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide」の略記です。 「IC50」はBHK21細胞の増殖を対照群に対して、50%阻害する濃度です。 ⇒この場合は対照はプラスミドを入れていないBHK21でしょうか・・・? 原文がPubMedでAbst.が見られるかもしれませんので、文献を教えて下さい。 補足お願いします。

参考URL:
http://group.lin.go.jp/nichiju/mag/05305/01_06.htm
tanpoo
質問者

補足

文献は  Bioconjugate Chem., 12, 280. (2001) です。 IC50の対照はおそらくプラスミドを入れていないセルだと思うのですが。 今ちょっとわからなくなったのですが、50%とはセルの数が半分になるという認識でよいのでしょうか?

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.1

> このIC50の意味がわかりません。  IC とは Inhibitory Concentration の事で,50 は 50% の意味で,IC50 とは「50% 阻害濃度」です。つまり,今問題にしているアッセイ系で 50% の効果を与える濃度です。 > 何が50%で、何が阻害されるのか教えてください。  これは,どの様な実験をしているかで変わります。お書きの実験が良くわからないので,間違っているかも知れませんが,「luciferase 遺伝子をもつプラスミド」を導入することで細胞が死ぬのでしょうか。そうであれば,次の様な事が考えられます。  コントロ-ル(溶媒あるいは luciferase 遺伝子だけをデリバリ-ポリマ-に内包して加えた実験)の MTT アッセイ結果(細胞はあまり死なない)を 100% とします。これに対して,「luciferase 遺伝子をもつプラスミド」を幾つかの濃度で導入し,それぞれの細胞生存率(コントロ-ルの数値に対する%)を求めます。これをlog[濃度] に対してプロットし,生存率が 50% になる濃度を求めます。この濃度が IC50 です。 > MTT assayについても教えていただければ幸いです。  MTT アッセイについては以前に回答した事があります(QNo.98392 MTT法)ので,そちらをご覧下さい(↓)。

参考URL:
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=98392
tanpoo
質問者

お礼

おそらく細胞にプラスミドを導入することで細胞が死ぬんだと思います。納得しました。 MTT法についてもたいへん勉強になりました。 検索かけずに質問したこと、お詫びします。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • プラスミドレスキュー(またはrescue assay)について。

    こんばんは。 私は生物機能化学の遺伝子関係を専攻している院生です。 実は今、ものすごく困っています。 現在ゼミの為にウィルスベクターについての論文(英語)を読んでいます。 遺伝子治療などに用いる為の、アデノウィルス随伴ベクター開発についての論文です。 その実験において、作製したベクターを用いた『レスキューアッセイ』という操作後、サザンブロッティングを行うことで、うまくできたかどうかを確認しているようです。 けれども、この"レスキュー"というのが一体なんなのかが分かりません。 プロトコールが書かれた本を探してみたのですが見つからず、また、参考文献についても掲載されていた雑誌が学校には置いてなかったために、取り寄せを頼みましたが、間に合いそうにありません。 他の論文も読んでみましたが、詳しく書いてある論文を見つけることができませんでした。 いろいろネットなども利用して調べたところ、『プラスミドレスキュー』というものがありました。 これは、同じことなのでしょうか? そもそも"レスキュー"とは何を指しているのか。 また、『レスキューアッセイ』というのは一体何を目的とした、どういう操作なのか。 分かる方、おられましたらどうか至急回答をお願いいたします。 私は遺伝子組み換えなどをしたことはあっても、ウィルス関係の実験などはしたことがありません。 わずかに分野が異なっているとは思っていましたが、調べても調べても原理や意味さえ分からないことがあるとは思わなくて、時間も無くなってきて本当に困っています。 どうかよろしくお願いいたします。

  • IC50(50%阻害濃度)の単位について

    論文を読んでいて、IC50というものを初めて知ったのですが、 少しわからないことがあるので、質問させていただきます。 IC50の単位として、ng/mlやnMといった単位が使われますが、 これの意味がわかりません。 参考にした文献には、対象となる酵素の量や濃度が書かれておらず、 どのくらいの量の酵素に阻害剤を加え、 50%阻害時のIC50を求めたのかがわからないのです。 ただ、私の考え方が根本から間違っており(たぶん間違ってますが)、 IC50とは、50%阻害時に加えた酵素阻害剤の量/酵素の量なのかなと思うのですが、どうなのでしょう? つまり、1×1×1cmのセルに酵素を入れ、 そこに阻害剤を加え、50%阻害時の量を分子にして、IC50を求めるのでしょうか? また、まったく別のことなんですが、 文献中に「chitotriomycin」という言葉がでてくるのですが、 これはキトトリオマイシンと読めばよいのでしょうか? 簡単なことなのかもしれませんが、 上記2点についてよろしくお願いします。

  • 微生物の発育阻害濃度について

    微生物(病原性)の発育阻害物質について調べています。 今は、濁度法によるMICで調べていますが、ある物質で20ppm~40ppmまでは、 阻害率が約100%なのにもかかわらず、60ppmの時に阻害率60%になっています。 これは、起こりえることなのでしょうか? 培地溶液中に阻害物質を添加してから滅菌しています。 一応、沸点よりも低い条件なので変性とかは、していないと思うのですが・・・ 以前、抗生物質の試験をペーパーディスク法で行ったときに、 阻止円を観察しました。その時に、一番高い濃度よりも下の濃度の阻止円が 大きかったのを記憶していますが・・・何故なんでしょう?? いろいろ、資料を検索していますが、これといったものが見つからないので どなたかアドバイスお願いします。

  • DMSOで阻害剤を希釈する際の濃度計算。

    濃度計算ができなくて悩んでおります。 心筋細胞培養系(35mm dishに4.0*10^5 cells/mL、培養液2mL)に阻害剤(DMSOに可溶)を10μMの濃度で付加しようとしています。 その阻害剤は分子量が約380、1mg入のものです。 10μMにするにはどのように計算すればよろしいでしょうか。頭が悪くて申し訳ありません。 DMSO濃度は1%以内と聞いたのですが、それを考えるとわからなくなりました。 10μMということは、10*10^(-6)mol/L→10*10^(-9)mol/mLとなりませんか。 つまり阻害剤の分子量が約380であるので、380*10^(-8)g→0.0038mgの阻害剤を1mLのDMSOに溶かせばよいのでしょうか。 DMSO濃度1%以内とはどのような計算をすればよろしいでしょうか。 非常に長くなり読みづらくなってしまい、申し訳ありません。 よろしくお願いいたします。

  • 非競合阻害やアロステリック阻害について

    ヴォート生化学の本に「非競合阻害剤…酵素の基質結合部位と異なる部位に結合する物質」とありました。 また、別の本に「アロステリックとは、他の部位(または場所)という意味である。アロステリック酵素は、その分子内にその本来の触媒作用部位とは別に、代謝調節作用物質を結合させる部位(調節部位)をもった酵素たんぱく質である。」とありました。 そこで疑問におもったのですが、 (質問1)酵素の基質結合部位とは活性部位のことですか? (質問2)酵素の基質結合部位と異なる部位=調節部位ですか? 以上の2点を教えていただけないでしょうか?お願いします。

  • 競合阻害と非競合阻害

    なぜ、競合阻害では最大速度は不変で、非競合阻害ではKmが不変になるのですか?競合阻害剤は酵素の基質との結合を妨害するが、触媒作用を妨害しないからで、非競合阻害剤は酵素と基質との親和性を変えないからと言われてもよくわかりませんでした。どうかよろしくお願いします。

  • コリンエステラーゼ阻害薬について

    授業で生理学を学び中です。 先生に質問してもすっきりなっとくできなったので、どうかわかりやすく教えてください。 コリンエステラーゼは、アセチルコリンのコリンと酢酸との分解をする、が、阻害薬を使うと、シナプス隙間にアセチルコリンが大量にたまり、持続的脱分極を起こす。 ここまでは理解できました。 で、コリンエステラーゼ阻害薬は、筋弛緩薬なんですよね? 持続的に脱分極がおこると、弛緩というより活動電位がおきすぎて、筋が痙攣しそうなイメージなんですが、やはり弛緩なのでしょうか? それは、非脱分極性筋弛緩薬と同じで、ずっと脱分極するので、ナトリウムイオンが不活性化するからなのでしょうか? 加えて、「重症筋無力症」ではこの薬を用いると、神経筋伝達が回復する・・・とありました。 この機序もわかりません。 どうか、よろしくお願いします!!

  • 非拮抗阻害について

    非拮抗阻害について 速度式の導き方を おしえてください。 答え     v={Vmax/(1+i/Ki)}×[S] / km+[S]

  • 基質阻害

    基質阻害の実験結果を表すグラフで、 横軸:log s 縦軸:log v で、logvがlogsの増加と共に上昇し、 ある値から減少する形になっているのですが、 これは何を表しているのですか? logにする意味は・・・?

  • 酵素と阻害剤

    酵素の阻害剤で非競合阻害剤と競合阻害剤と不可逆阻害剤がありますが、中毒になったときに一番治療が難しいのは、不可逆阻害剤なんじゃないかなと思いますが、このことを決定づける理由がわかりません。このことについて、何か教えていただけないでしょうか。お願いします!