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窒素同化と窒素固定 

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回答No.3

 「窒素同化」と「窒素固定」に関しては,edogawaranpo さんがお書きの「生化学」の教科書や「植物生理学」の教科書にのっていると思います。ネットで検索しても多数ヒットします。  例えば,「GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは」というペ-ジ(↓1番目)があります。このペ-ジから,「《グリーン・コーナー》」→「[11] 植物生理学へどうぞ」→「03  〃  〈植物生理学とは2〉」と辿って下さい。  また,「『高校生物』のインターネット公開授業」というペ-ジ(↓2番目)の「第2部 生体内の化学反応 第4章 同化=炭酸同化と窒素同化」にも記載があります。  これらを見ると,「窒素同化」とは「窒素ガスを窒素化合物(アンモニア)に変換する事」であり,「窒素固定」とは「はアンモニアや硝酸塩から有機化合物(アミノ酸)を合成する事」らしいです。  「植物は、窒素固定細菌に助けを借りている状況なのでしょうか」に関しては,植物は生物由来の窒素化合物(タンパク質)を,そのままでは利用できないため,細菌の働きでできるアンモニアや硝酸塩などを必要とするそうです。ただ,アンモニアはタンパク質合成までに硝酸塩より手間がかかるため,硝酸塩の方を好んで利用するそうです。また,アンモニアの濃度が高くなると植物にとって有毒になるそうです。  一方,細菌は枯れた植物などを分解して栄養をとっていますので,この意味では,両者はお互いに助けを借りているといえます。が,お互いに相手のためを考えてやっている事でないのは分かりますよね。  「窒素固定細菌が窒素同化して、タンパク質をつくるということを一挙にやっているかどうか」ですが,その能力はあると思います。ただ,上にも書いた様に,枯れ草などの分解で得られるアミノ酸などが充分にある状況で,実際に窒素同化(アミノ酸合成)をやっているかどうか?これはチョット分かりません。

参考URL:
http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/index.htm, http://village.infoweb.ne.jp/~hispider/biology/titlepage.htm
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質問者

お礼

>「窒素同化」と「窒素固定」に関しては,edogawaranpo さんがお書きの「生化学」の教科書や「植物生理学」の教科書にのっていると思います。ネットで検索しても多数ヒットします。 ご紹介していただいたページにいきました。すごく参考になることがいっぱいあって驚きました。今まで本ばかりが情報源だと思っていたのですが、少し古い考え方でしたね。これからも、そのようなページを有効に活用させていただきたいと思います。 >アンモニアはタンパク質合成までに硝酸塩より手間がかかるため,硝酸塩の方を好んで利用するそうです。また,アンモニアの濃度が高くなると植物にとって有毒になるそうです。 なるほど、手間がかかるのと、有毒になるおそれがあるのですね。ちゃんと理由があることを教えてもらって良かったです。 >ただ,上にも書いた様に,枯れ草などの分解で得られるアミノ酸などが充分にある状況で,実際に窒素同化(アミノ酸合成)をやっているかどうか?これはチョット分かりません。 なるほど、動物が死んで腐敗すると、窒素化合物が発生するだけなのに対し、植物が枯れて腐敗すると、アミノ酸が出るんですね。このあたりもおもしろいですね。お返事ありがとうございました。

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