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精神科分野での電気ショックは、アメリカでは廃止?

 どのカテゴリか迷ったのですが、質問させてください。  トリイ・ヘイデンの「霧の中の子」を読んでいたら、p30で、トリイの精神病院での仕事場が、昔電気ショックに用いられていた部屋だけど、今その療法は用いられていないという描写がありました。  精神病の治療としての電気ショックは、アメリカでは廃止になったのでしょうか?または、用いない病院が増えたということでしょうか?日本の精神科分野では、まだ用いられていますが、アメリカですたれた理由や経緯があれば知りたいです。なにか、副作用とか、よくない影響があったのでしょうか。あるいは、患者の心理的抵抗に配慮した結果でしょうか。  お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

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  • myeyesonly
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回答No.2

こんにちは。 アメリカでも廃止になったわけではないはずです。 ただ、昔の方法では痙攣に伴う骨折や筋肉損傷などの副作用があるので、多くの薬が開発された現在、あえてこの方法を選ぶ必要がなくなったという部分が大きいのではないかと思います。 現在の最新の電気ショックは麻酔や筋弛緩剤などと併用して行い、安全性もかなり高く、薬で間に合わないような自殺を図りかねないような患者に対しては即効性のあるよい方法として見直されています。 ただ、どうして有効なのかが未だに判っていないという点は、代替の薬などが進歩した現在、普及に歯止めをかける原因になってると思われます。 なお、暴れる患者に対して抑制の目的で行われる電気ショックは治療ではありませんが、簡単に比較的安全に抑制できるので使われています。

参考URL:
http://homepage3.nifty.com/kazano/ect.html
noname#125470
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。リンク先もとても参考になりました。なるほど、廃止されたわけではなく、最新の修正型になっていて、医者によって用いるかどうかが違うのですね。トリイの病院では用いていなかったということなのでしょう。  しかし、日本で修正型を行っているところが少ないというのは驚きました。暴れる患者に抑制の目的で、というのは麻酔なしでということですよね?医療現場も大変だと思いますが、一般人からすると怖いですね。

その他の回答 (3)

  • myeyesonly
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回答No.4

何やらお呼ばれしてる模様です。(笑) >ドライビング・・・はそう思っていただいて、おおよそ間違えありません。 普段、発作には見まわれないけど、そういう誘発試験で、やっと見つかるテンカンというのはあり、それらは、普段、発作を起こさなければ治療の必要はないけど、そういう発作が起こる可能性があるという事を知ることができます。。 発作の種類によっては、発作がおきてる事に気づかないようなタイプもあります。 先日の子供の事件では、ひっくりかえった子がみんなテンカン患者だというわけではなく、子供はそういう発作を起こしやすい事が判っておりますので、そういう子たちのうちの何%かは、治療の対象になるような予備軍と言えるわけです。 テンカンとはっきり判ってれば、使う薬もありますので、発作も抑えたり軽減できます。 その意味で誘発テストは意味があります。 >薬品を嗅ぐ・・・ 確かに一見簡単そうですね。 エーテルやクロロホルムが有名ですが、これらは簡単そうで結構やっかいなのです。 クロロホルムの肝臓障害は有名ですし、どちらでも使用量(つまりガーゼなどにかける量や吸入する時間)によっては本当に死んでしまいますので、注射針が折れるよりヤバいと思います。

noname#125470
質問者

お礼

なるほど。薬品をかぐというのは、危険なことなんですね。ドライビングテストについても、よくわかりました。何度も、詳細に答えていただき、ありがとうございました。

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.3

またきちゃいました。m(__)m 前の方へのご質問のストロボの件ですが、これは、普通の写真のストロボと同じような物なのですが、間隔を秒単位で調整しながら連続でたく事ができる「マルチストロボ」というものを用います。 脳波を取りながら、顔面にこのストロボの点滅を与えると、脳波にテンカンの波形が誘発される事があります。 脳波検査のドライビングテストというものです。 早い話がテンカンの精密検査みたいなものです。 以前、テレビアニメで画面が点滅するような効果を使って、子供が沢山ひっくりかえって問題になった事件がありましたが、これと同じ理屈で、小児テンカンが誘発されたものです。 なので、先の解答のTMSとは関係ありません。 ついでに、抑制で用いる電気ショックですが、当然麻酔はありません。 暴れて麻酔注射をする(つまり注射針を刺す)のさえ危険な場合に用いるものです。 見た目は大変恐く感じますが、実際には暴れる人に針を刺すよりよほど安全な方法です。(別に弁護してるわけじゃありません(笑))。

noname#125470
質問者

お礼

 なるほど、詳しくお答えいただいてありがとうございます。確かに、注射針が折れたりしては危険ですね。  暴れる人を鎮静化するには、イメージとして、よくミステリの誘拐シーンなどであるように、薬品をかぐと眠ってしまうというような方法が安全で苦痛もないのかと思っていたのですが(無知ですみません)、そういった方法は問題があるのでしょうか。  ドライビングテストは、その波形が出たらテンカンを起こす可能性があるというような意味の検査なのでしょうか?  お礼のはずが質問ばかりになってしまってすみません。大変参考になっております。

  • sego
  • ベストアンサー率29% (371/1269)
回答No.1

電気ショックは無いですが、ストロボフラッシュを当てて脳波を見る試験はあります。

noname#125470
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。普通に脳波を脳波計で見るのとは違うのでしょうか?ストロボフラッシュって、カメラのフラッシュとは違いますよね(^_^;)no.2の方のリンク先にあった「TMS」のことでしょうか。

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