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一般用電気工作物保安点検
御世話になります。 電気工事業を始めようと思っているのですが、最初は仕事もなかなか取れないと思いますので一般用電気工作物の保安を行いたいのですが、現在は財団保安協会と電気工事業組合が行っていると電力会社に聞いたのですが、電気工事業組合が電力会社から受注している点検の仕事量はどの程度あるのでしょうか。 又、電気工事業組合に入ったら保安を回してもらえるでしょうか。 ちなみに私は山口県ですので中国電力管内です。 宜しくお願いします。
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>電気工事業組合が電力会社から受注している点検の仕事量は… 電気工事業組合の調査・保守業務には、2とおりがあります。 (1) 組合員が行なう一般用電気工作物及び小規模高圧需要設備の保守管理事業 (2) 一般用電気工作物の調査業務 このうち、(1) は、年 4回程度の点検を行い、お客様から費用をいただくものです。これは当然、組合員の営業努力によるものであり、電力会社から受注するものではありません。 一方、(2) は、電気事業法の規定に基づき、本来は電力会社に義務づけられている新増設時の調査、ならびに 4年に一度の定期調査の一部を、民間業者に委託するものです。 これはまだ始まって数年にしかなりませんし、言葉は悪いですが、電力会社の天下り先である保安協会がまだまだ幅を利かせています。電気工事業組合の守備範囲はそれほど大きくありません。 >電気工事業組合に入ったら保安を回してもらえるでしょうか… 組合に入るための条件についてはお分かりになっていることと思います。入会後に保守関係の仕事を希望する場合は、さらに所定の審査があります。組合員ならだれでも無条件になれるわけではありませんし、すぐ仕事を回してもらえるほど甘いものでもありません。 また、先に述べた (2) は、組合から回してもらえるものですが、金額的に大きなメリットは期待しない方がよいでしょう。 やはり儲かるのは (1) のほうですが、自家用電気工作物と違って、法的義務づけのない保守・保安にお金を払う人は、昨今の経済状況では、それほど多くありません。
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工業組合として需要家から受注できる保安業務はほとんどないと思っていいでしょう。生計はなりたたないです。 一方、電力会社からの委託による調査業務ですが、保安協会もまた電力会社の子会社にシェアを食われている状況です。工業組合に委託する範囲は非常に少ないと言ってもいいでしょう。工業組合は体制が整っていないのが最大の弱点です。 一般用電気工作物の定期調査は、電気事業法により電力会社に義務づけられていますが、これが電力コストの一因となっており、電力会社は「自主保安」とするように国に要望しています。 これが成立すれば、少しは需要家から保安業務の依頼を受けることが出来るようになるかも知れませんね。
お礼
ご指導ありがとうございました。 大変参考になりました。
お礼
ご指導ありがとう御座います。 電気工事業組合に入っても厳しいとは思ってはいたのですが最初のうちはぎりぎりでも生活出来るくらいでも頂ければと思っていました。 ありがとう御座いました。