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”罪と罰”の舞台、ペテルブルグは・・。
ドストエフスキー作の”罪と罰”での物語展開の場が”ペテルブルグ”という場所になっているのが不思議です「~ブルグ」ってドイツの都市によくある名前ですよね?。 ドイツなのかと思ったら物語の中で”わが母なるロシア”とロシアの都市である事がわかるのですが、娼婦ソーニャの継母の大家がロシア人であったり、その中で「卑屈なソーセージ売り」「鶏の足め」とドイツ人を卑下するような言葉が次々に出てきます。(他にもフィンランド人やユダヤ人を馬鹿にしたような言葉もありました) この物語の当時はロシアとドイツは敵対していたのでしょうか?。遠くないと言えば遠くないですが隣国ではないですよね?。ご存知の方教えて下さい。
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- ドイツ語のburgは城?都市?
ドイツ語に"burg"という単語がありますね。辞書などで調べると中世の山城などを指すとのこと。Wikipedia独版などで"burg"を見てもそういった内容になっています。 一方でロシアなどの都市に見られる「ペテルブルグ」の「ブルグ」はドイツ語起源だそうで、英語の「バーグ」(burgh)なども同じ起源らしいという話です。 ここで疑問なのですが、日本人から見れば平安京を古風に「平安城」などと言ったりしますから、「城=城壁に囲まれた都市」っていうのも分かるんですが、すくなくとも今のドイツ語のburgに「城塞都市」の意味は全くないみたいですね。この単語は語源的にどういうもので、一体なぜ都市名に使われるようになったのか、今のドイツ語で中世山城の意味しか持っていないのはなぜなのか。
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- 「罪と罰」を読んだことある方 助けてください
ドストエフスキー「罪と罰」を読みました。 集英社ギャラリー版 小泉猛訳です。 マルメラードフの死出の場面で 奥さんのカチェリーナ・イヴァーノヴナ(以下K)と、 その大家のアマーリヤ・イヴァーノヴナ(以下A)が口論します。 ●● 引用1 ●● A「わたし、前に一度、あなたに言いました、 あなた、わたしのこと決して アマリ・リュドヴィーゴヴナ と呼んではいけないこと。 わたし、 アマリ・イワン です!」 K「あなたはアマリ・イワンじゃない、 アマーリヤ・リュドヴィーゴヴナ です。それに私たちはあなたにおべっかなんか使いませんからね、 いつ何時だってあなたをアマーリヤ・リュドヴィーゴヴナと呼びますよ。 でも、 なんであなたがその名前を嫌うのか、わたしには何としてもわかりゃしないわ。」 ●●●●●●●● 一方後日の法要の饗宴の席では、 ●● 引用2 ●● なんとも我慢のできなくなったカチェリーナ・イヴァーノヴナは、大声で K アマーリヤ・イヴァーノヴナにはファーテル(父親)なんてまるでいなかったのかも知れない。だいたいアマーリヤ・イヴァーノヴナなぞ、ぺテルブルグに流れ込んで来た飲んだくれのフィンランド女で、昔は料理女(女中奉公)でもしていたのだろう、いや、まごまごすればもっとひどいこと(暮らし)をしていたのかも知れない と『歯に衣着せず言ってのけた』。 アマーリヤ・イヴァーノヴナは真っ赤になって A カチェリーナ・イヴァーノヴナの方こそ「たぶん丸切りファーテルなかったけれど、自分にはファーテル・アウス・ベルリンあった。 こんな長いフロック着て、いつもプーフ(プフー)、プーフ、プーフやっていた」 とやり返した。 カチェリーナ・イヴァーノヴナは、いかにも相手を軽蔑し切った顔をして、 K 自分の生まれは誰もが知っている、現に自分の父は大佐だったと症状にも活字で書いてある、 ところがアマーリヤ・イヴァーノヴナの父親なぞ(仮に父親と名の付く者があったとすればの話だが)、恐らく ぺテルブルグに流れ込んで来たフィンランド人で、牛乳売りでもしていたのに違いない、 いややっぱり、父親などまるでなかったと考えた方が確かだろう、 何しろアマーリヤの父称は何というのか、 イヴァーノヴナ なのか リュドヴィーゴヴナ なのか、 未だにわかっていないではないか。 ここでとうとう、アマーリヤ・イヴァーノヴナは拳でテーブルを叩きながら、声を張り上げた。 A 自分は アマリ・イワン で、リュドヴィーゴヴナ ではない、 自分のファーテルは「ヨハン(Johann?)と言って市長してた」。 ●●●●●●●● (()内は別の訳者による訳。) というように、Aがドイツ系ではなくフィンランド系ではないか、という中傷合戦にまで発展しています。 そこでいくつか質問です。 ●Q1 Aは アマーリヤ・イヴァーノヴナ(か フョードロヴナ か リュドヴィーゴヴナ)・リッペヴェフゼル というフルネームだと思いますが、 初出でフョードロヴナなのに後から別の父称で呼ばれるのはなぜです? 父称が人生途中で変わって複数持つことなんてあります? ●Q2 読む方としてもアマーリヤ・リッペヴェフゼルと呼ばれていた人が100ページ以上後で久しぶりに登場した時にアマーリヤ・イヴァーノヴナと呼ばれたりすると、同一人物だとわかりにくいです。台詞部分ではファースト・ミドルで呼ぶことが多いのはなんとなくわかりましたが、台詞以外でファースト・ミドルとファースト・ファミリーなどの表記ゆれがあるのは、訳者の癖ですか? (別の訳ではファーストのみに統一している物もありました。) それとも作者が読者を飽きさせず脳を刺激するようにころころ呼び名を変える演出をほどこしたのですか? ●Q3 Aの配偶者は一度も登場せず、Aが大家として「女主人」とも表現されていますが、旦那さんは既に死亡している、と考えるのが妥当でしょうか。 ●Q4 Aがリュドヴィーゴヴナという父称を頑なに嫌う理由がわかりません。 これは、Kが「なんであなたがその名前を嫌うのか、わたしには何としてもわかりゃしないわ。」と言っている通り、 Aの本名はリュドヴィーゴヴナだということを周囲は皆認知しているのに、それを本人が拒む理由をKも周囲も誰もわからず、従って読者にもわかるはずがない、ということでしょうか。 3つともヴナと付いてはいますが、イヴァーノヴナがよりドイツ系的だということで本人が好んでいるのでしょうか。 ●Q5 それとも フョードル と リュドヴィーゴ と イワン(ヨハン) という3人の父親候補の男性がいて、 家庭の貧しさが故に養子(奉公)に出されたか、 妾・愛人の子で認知してもらえなかったか(いわゆるシングルマザー)、 Aの母親がリュドヴィーゴと再婚したので、世間的にはリュドヴィーゴの子として育てられてきたけれど、リュドヴィーゴと離婚した後、「あなたの本当の父親は実は、イワンというそれはそれは立派な人だったのよ」という秘密を母親が教え込んだのか、 とにかく「実の親と育ての親が違う」という、古今東西を問わず普遍的な「出自の悩み」を抱える役を作者が与えたのでしょうか。 そんな「ドラマティックな背景」でもない限り、 リュドヴィーゴヴナという名を他人(K)は知っているのにA本人は嫌がっている、という理由がちんぷんかんぷんです。 ●Q6 「料理女(女中奉公)でもしていたのだろう、いや、まごまごすればもっとひどいこと(暮らし)をしていたのかも知れない」 というKのAに対する中傷は、 ひどいこと = 売春 を匂わせている、と考えたら考え過ぎでしょうか? 「今は他人から家賃を取り立てるような女主人という良い身分についているが、どんなことをして成り上がってきたのかわかったもんじゃない。どうせ、あんたの母親は売春婦で、父親のわからないあんたもひょっとしたら売春婦をしてたんでしょ!」 と言っているのでは? ●Q7 「仮に父親と名の付く者があったとすれば」 という括弧書きが、Aの母親は売春婦だったかも知れない、と私が考える根拠です。 だって生物学的に父親がいないなんてあり得ないのに、わざわざ、 「Aには父親がいないに違いないと考えた方が確かだろう」 というKの主観が書いてあるのは、そういうことなのかなと思いました。 ●Q8 移民なので偽名を多数使っているのでしょうか。 ●Q9 この19世紀半ば当時、ロシアから見て、 ドイツ人は「多くが、商人や法律家などロシアに来て金銭面で成功している人々や知識人」という、尊敬とやっかみの対象だったのでしょうか? ロシア人がドイツ人を下に見ず、むしろそのハングリーな勢いを恐れていたからこそ、ドイツ語なまりのロシア語などを馬鹿にしていたのでしょうか? 一方、当時のロシア人は、フィンランド人やポーランド人を、同じ移民は移民でもドイツ系とは明らかに違う馬鹿にした扱いをしていましたか? またこうした文学の背景には、バルト海の玄関口である首都ぺテルブルグという地理も色濃く影響していますか? 当時作者は、 「どうせおまえ(A)なんてドイツ系を名乗っているけど実際はフィンランドの血統だろ」 「フィンランド移民なんてせいぜい牛乳売りのような貧しい家庭の育ちだろ」 とフィンランドも牛乳売りも見下しているように見えます。 (まあ近年は差別に敏感ですが当時は「見下す」という意識はなかったのでしょうね。) ポーランドについても同様です。ドイツ人は(流暢ではなくても)ロシア語を話しているのに、Aのもとに寄食(=居候?)しているポーランド人を初めとした3人は、ロシア語を話せない存在として描かれています。(ポーランドってゲルマン系よりスラブ系寄りじゃなかったでしょうか。ロシア語を習得しにくいんでしょうかね。) 「ドイツ人に比べて相対的に勤勉ではない」という当時の偏見があるのでしょうか。 ●Q10 KとAが喧嘩別れする前までは表面上は仲良く付き合っていて(葬儀の手配を積極的に手伝うくらいですから)、 でもKはAのことを「ドイツ系を名乗っているけど実際はフィンランドの血統だろ」と内心見下げていたとすると、 文中で度々Aが この馬鹿なドイツ女 でたらめ千万なドイツ女 と表現されていることとの整合性が取れない気がします。ドイツ女と呼ぶからには、それなりにドイツ育ちの訛りがあるということですよね。なのになぜ「ドイツのことを馬鹿にする」のではなく、「ドイツなんて嘘で、フィンランドだろ」というくだらない口撃をするのでしょう? Kも内心、「Aがドイツ系なのは明らかだ。父親が市長だったというのも本当かも知れない。」ということを半分承知の上で、相手の出自をけなしているのですか? ●Q11 Aが多くの人に貸している家(4階以上の背の高い木造?アパート)は、 コーゼル(錠前屋さん、お金持ちのドイツ人)の家 と呼ばれています。 ロージャやソーニャの家もまた貸しですね。 私はこの「また貸し」というシステムに驚きましたけど、ヨーロッパでは大家公認のよくある文化なのでしょうか? コーゼル = とてつもないお金持ちのオーナー アマーリヤ = 小金持ちの「家主」、現代日本でいうところの管理人兼不動産屋 というイメージでしょうか? ドイツ系どうしで縁があった、当時ドイツ人は成功者が多かった、という演出でしょうか。 ●Q12 プーフは葉巻プカプカ、で良いですか。 長くて恐縮ですが、一つずつでも良いので、よろしくお願いします。
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- 『罪と罰』
ロシアの文豪ドストエフスキーに『罪と罰』という古典的名作があります。 主人公の大学生はお金目当てで老婆を殺害し、 「天才には、目的を果たすためなら、凡人を殺す権利がある」 などと自己正当化しますが、予審判事に、 「では天才と凡人をどうやって区別するのかね?」 と反問されるそうです。 そこでお尋ねですが、その後、犯人の大学生は、どう反論したのでしょうか。 あるいは詰まって答えることが出来なかったのでしょうか? 自分で読めよ、とおっしゃる方は、ページ数などをお教えください。 その箇所だけ知りたいのです。(岩波文庫版だと有り難いです。) よろしくお願いします。
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十代の娘を資材置場に連れ込みワイセツな行為をした犯人 目撃者が居てくれたおかげですぐ取り押さえ現行犯逮捕できたのですが 先日犯人側の弁護士(当番弁護士)から電話があり 家に伺い話をしたいとのこと 多分示談の話だと思います 示談に応じるにあたって相場的に十万円 十代の女の子に卑猥なことをし怖い思いをさせ十万円で刑罰を逃れる それじゃぁ 『ゴメン』と言えば済むみたいなものではないでしょうか?! 刑罰を逃れるのにあまりにも代償がかるくはないでしょうか お金の問題ではないとは思いますが 告訴を取下げ許すのだから罰はそれなりに背負ってもらいたい…でも 被害者側がそれに対してごねると交渉決裂になると 泣き寝入りで妥協するべきか 今週中に弁護士が来ます 色んな人の意見が聞きたいです。
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私は、犯罪が大嫌いです。刑事罰はもっと重くするべきだと思うのですが、どうでしょうか? 1)罰を重くすれば罪は減るのではないでしょうか? 2)罰をもっと重くしない理由は何なのでしょうか? 3)逆に罪をもっと重くするにはどうしたらよいでしょうか?
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ありがとうございます。”与太話”と書いてらっしゃいましたが(笑)私にとっては難しいです・・。 回答を読むとポーランドが国家として存在していない。という所が非常に驚きました。。そういえばソーニャの継母が”汚らしいポーランド人どもが”(本によって訳が異なるかも知れないですが)と罵る場面も出てきます。。 それにしてもポーランドって受難の多い国ですねー。 ”猿真似”と言う表現でドイツ人嫌悪の理由も理解できます・・。 そんな文明の入り口だったことが”学生と官吏”の町と呼ばれるきっかけだったのでしょうか。 それにしても”ペテルブルグ”が”聖ペテロの町”だったとは・・深いです。ありがとうございました。