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癌の放射線治療 感受性について

看護学生です。 今癌のテレビを見ていて、先日授業で、癌の種類によって感受性が違う、っていう話を聞いたことを思い出しました。 専門科目ばかりの授業で、いっぱいいっぱいでそのときは聞いており、ちゃんと教科書かノートにも書いたはずなのに見当たりません・・・。 どのような癌に対して、放射線は感受性がよいのでしょうか。つまり、どのような癌に放射線は効くのでしょうか。また、逆にどのような癌に放射線は効かないのでしょうか。 たしか、扁平上皮はどうの、腺癌はどうの、とかっていうレベルの感じだったと記憶しています。 気になって仕方ありません。よろしくお願いします。

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  • BoiledEgg
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回答No.1

放射線感受性が高い悪性腫瘍の代表には悪性リンパ腫、胚芽腫(germinoma, dysgerminoma, seminoma)などがあります。 放射線感受性が低い悪性腫瘍の代表には悪性黒色腫(malignant melanoma)と多くの肉腫類(osteosarcoma etc.)などがあります。 これら以外の腫瘍は中等度の感受性を有しています。 一般的には扁平上皮癌の方が腺癌よりも放射線感受性が高い傾向にあります。頭頸部腫瘍や子宮頚癌に放射線治療がよく行われる理由のひとつは、扁平上皮癌が多く放射線感受性が比較的高いからです。さらに頭頸部腫瘍では機能温存の意義が大きいこと、子宮頚癌では子宮や周囲組織の放射線耐容線量が大きいこと、外照射に腔内照射を併用できる点なども放射線治療がよく行われる理由に含まれます。 また同じ腫瘍でも外向性の発育をする腫瘍の方が浸潤性に発育する腫瘍よりも感受性が高い傾向にあります。 放射線感受性には多くの因子が関与しており、単純には論ずることが困難な問題です。詳しくはEric Hall著の「Radiobiology for the radiologist(5th. edition)」を参照してください。日本語の翻訳版も出ていたと思います。

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