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「みとのまぐあい」
「みとのまぐあい」という言葉について御教示下さい。 広辞苑によれば「みと」の「と」は入口、陰部の意とあるのですが、別の本では「みと」は「御所」を、「まぐあい」は「目合」から転じた交接の意とありました。 いずれにしろ媾合を表す言葉だと思うのですが、「みと」は「陰部」なのか「御所」(これは「ごしょ」と読んでいいのでしょうね?)なのか、どちらなのでしょうか。或いは諸説あるということなのでしょうか。 また、「みと」の「み」は漢字を充てるとすれば「御」でよいのでしょうか。 宜しくお願いします。
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女性の陰部のことを 「ほと」 とよぶことがあります。 この場合は 「火所」とか「炎処」 とかの 字が当てられると聞きました。 つまり「まぐあい」(男女の交接)の時に 女性陰部は火のように熱いかららしいです。 ほてる が 火照る と書くように 「ほ」 は 「火」なんですね。 そして、その「ほと」から尿が ジャージャーで排泄される様を ほとばしる と言い 今では、普通に水などがいきおいよく出る様子を あらわす言葉です。 で、ご質問の「みと」ですが 女性(女性器)を神格化して表現することは日本語では よくあることです。 だからきっと 「御所」や「御処」が当てられたものと 想像します。 想像の域をでられずすみません。
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- koda110732
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「と」は、戸で女性の陰部のことをいい、尊敬の意味を表す「ほ」や「み」を付けて、みと、ほと、みほと、とも言うといいます。 私も古事記を読んで気になったのですが、古事記の中だけでも、 みほと 「美ホ登」(ホは草かんむりに番という字) ほと 「陰上」「富登」 などがあり、漢字は統一されていませんでした。 美ホ登の注釈に、此三字音を以てす、とあったので、当て字だと思います。 漢字を使い分けるのに意味があるのかな(神と人間の区別とか、出産経験の有無とか)と思いながら読んでいたのですが、そういったことではなさそうでした。 「目合」でまぐわひ、もありますが、「美斗能麻具波比」で、みとのまぐわひ、もあります。 No.2の方がおっしゃっているように、これら以外にも諸説あるのではないかと思います。 これが正しい漢字です、とどれかひとつを選ぶのは難しいように思います。
お礼
回答ありがとうございました。 >「美ホ登」(ホは草かんむりに番という字) > ほと 「陰上」「富登」 色々あるのですね。 >これが正しい漢字です、とどれかひとつを選ぶのは難しいように思います。 なるほど、了解です。 大変参考になりました。
- M2a2r2y
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少しでも参考になる事を願い、回答させていただきます。 「みとのまぐわい」なのですが、確かに「と」は入り口で、陰部の意味を表します。 そして男女の交合を表す「目合い」とくっついて、ひとつの単語となっています。 ゆえに、「みと」は「陰部」の意味を取ると思われます。 (古事記などでは多くその意味で使われていますしね。) そして「みと」に充てる感じなのですが、「みとのまぐわい」を漢字で書くと「遘合」と書きます。 なので「と」がそれだけで自立し、きちんとした意味を持っているならば「御」でも良いと思うのですが、「みとのまぐわい」の中で、ただ単に意味を表しているだけならば、「御」を充てる事が出来るかどうかは分かりません。 まだまだ諸説があるかもしれませんので、文献などを調べてみるのも良いかと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 「遘合」とか「媾合」とかややこしいですね。 参考になりました。
- kohamasa
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私の辞書 旺文社の全訳古語辞典第二版には「みと」は「水戸」しかありませんでした。水戸の意味は文字のとおり水の出入り口だそうです。だから、陰部だと思います。違ってたらすみません。
お礼
回答ありがとうございました。 遅くなって済みません。
お礼
回答ありがとうございました。 「ほとばしる」の語源、参考になりました。 「ほと」という言葉は知っていたのですが、結びつきませんでした。「ほ」は「火」なのですね。 女性器の神格化から「御所」ということは考えられますね。なかなか言葉の世界は奥が深いですね。