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電蝕について

Zincerの回答

  • Zincer
  • ベストアンサー率44% (89/202)
回答No.3

若干の誤解があるようなので補足しておきます。 イオン化傾向が水素より大きい金属が水中で酸化しないはずはありませんし、合金化によってイオン化傾向が小さくなる例は稀です。では「なぜステンレスは錆びにくいのか?」と申しますと。rei00さんの仰るようにクロムの不動態膜が出来るからです。この不動態膜と言うのは、クロムが酸化したものですが水に溶けませんし、非常に緻密で(酸化物ですから)電気を通しません。このように金属の表面と水との間に水に溶けない、かつ電気を通さない膜を形成することでそれ以上酸化しないようにしているのです。 しかし、この膜にも弱点があって、塩化物イオン(Cl-)等が存在すると、水に溶けやすくなります。こうして不動態膜が破壊され、酸化が進み腐食する(錆びる)事になります。ですから、ステンレスに食塩は厳禁なのです。 >普通鋼が腐食してしまうのは何故でしょうか? ということですが、イオン化傾向というより、単に「ステンレスの方は不動態膜で守られている」と言ったところでしょうか。

kairi9214
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 大変参考になりました。 >イオン化傾向というより、単に「ステンレスの方は不動態膜で守られている」と言ったところでしょうか。 普通鋼とステンレス鋼の間で電蝕が起きるという事例を以前聞いたのですが、 ステンレスはクロムの不動態膜で保護され電気を通さないとすると、電蝕は 起こさないという事になりますかねえ・・・(?_?)

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