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商品名と主原料が一致しない食品はなぜ許させる?

ビールは、麦芽が一定量以上入っていないと「ビール」という商品名をつけてはいけないんですよね。 でも、なんでそれってビールだけなんでしょうね? たとえば、缶コーヒーなんて、主原料は「コーヒー」じゃなくて「砂糖」です。(加工食品の原材料は、重量の多い順に表示しなくてはいけないので、原材料表示の最初に書いてある原材料が主原料です。) 年越しに食べた「そば」の原材料は主原料が「小麦粉」でしたし、正月に買った「おしるこのもと」は主原料が「あずき」じゃなくて「砂糖」でした。 そう考えると、「商品名と主原料が一致しない食品」って世の中にいっぱい出回っているんじゃないかと思います。なんで「ビール」だけ「商品名と主原料が一致すべき食品」で、他のは「商品名と主原料が一致しなくていい食品」なんでしょうか? どなたかご存知の方いらっしゃいますか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • gontamago
  • ベストアンサー率48% (24/50)
回答No.6

缶コーヒーは「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」で表示方法が決まってます。 コーヒー豆の使用量で「コーヒー」「コーヒー飲料」「コーヒー入り清涼飲料」に分類されます。 他に例のあがってるコーヒー牛乳は、「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」に基づくコーヒー飲料になるものと、「牛乳、加工乳および乳飲料の表示に関する公正競争規約」に基づく乳飲料に分類されるものがあって、どちらも表示方法はキッチリきまってます。 それからそばの場合は、乾麺はJAS規格で、生めんならば「生めん類の表示に関する公正競争規約」で表示方法が定められていて、ともにソバ粉の配合割合が30%以上となっています。 そう出鱈目というわけでもありません。 「おしるこの素」は多分、公正競争規約、JAS規格は無いでしょう。 しかし、これを公的機関に問い合わせたら、「消費者はおしるこの素という表示で、その製品の主原料は小豆である」と考えるかどうか、つまり消費者が内容を誤認するか否かという点から判断されるでしょう。この設問がNOならば、問題なし、と判断されると思います。他の「商品名と主原料が一致しなくていい食品」も同じです。

noname#226104
質問者

お礼

すばらしい回答をくださいまして、ありがとうございます。「公正競争規約」という規制で定められているのですか。なるほど、腑に落ちました。それならば、「主原料の厳格な食品と厳格でない食品の分かれ目」がわかりますね。つまり、「もともとある程度のメーカーが主原料を厳格に守って作ってきた食品」については、後から参入してきたメーカーが主原料をちょろまかしてその市場をメチャメチャにしないように、規制しているわけですね。納得です。

その他の回答 (5)

  • raadjuret
  • ベストアンサー率61% (11/18)
回答No.5

ビールのことについては、皆さんの仰る通り酒税法がからんで規制が厳しくなっているのだと思います。 その他については、日本の文化の問題ではないでしょうか。国民性としてあまり厳密にしなくても許されるということがあるのだと思います。一般的に、日本人は結構細かいことにこだわる人たちだとも思うので、そのへんの矛盾はどういうわけなのか僕も不思議ですけれど。 以前アメリカに住んでいた時に知ったのですが、英語では「ジュース」と言うのは果汁という意味ですから、果汁100%である「ジュース」とそうではないその他の飲み物は厳密に区別されていました。たとえばオレンジ果汁100%のものはオレンジジュースと呼ばれていますが、果汁分が100%にみたないものはオレンジエードと呼ばれていたりします。レストランなどで、オレンジジュースとメニューに書いてあるのに100%でないもの(=ジュースではない、オレンジエードやファンタオレンジなど)を出したりしたら、日本でそばを注文したのにうどんが出てきたくらいの問題になるのではないかと思います。 また、日本のお店ででミルクティーを注文すると、紅茶にミルクでないものがついて出てくることが多くて困ります。ミルクとは牛乳のことであり、ティーはお茶とか紅茶ですよね?ですから、ミルク(=牛乳)を入れた紅茶がミルクティーだと思うのですが、実際には紅茶に植物性のコーヒークリーマーやクリームを沿えたものをミルクティーと称して出しているお店が沢山あります。(さすがに紅茶専門店ではこのような経験をしたことはありませんけれど。) mophyさんが疑問に思っていらっしゃることと僕が上に挙げた例には共通点があり、こういう細かいことにこだわらない、目くじらをたてないという文化が日本社会には蔓延しているのではないでしょうか。と、いうところまでは考えたのですが、どうしてそうなのかという説明にまで踏み込むことができず、申し訳ないです。

noname#226104
質問者

お礼

大変丁寧な回答をいただきまして、ありがとうございます。私以外にも「主原料が厳格な食品と厳格でない食品があるのはなぜか?」という「気持ち悪さ」を感じている方がいらっしゃるとわかって、とても嬉しいです。米国のオレンジジュースの例も納得ですし、ミルクティーの例は同感です。米国の例を挙げてくださったことで、このような仮説が考えられますね。「主原料の厳格さは、その国が守るべき食品かどうかに因る」ということかもしれませんね。ドイツは麦芽100%でないとビールと呼ばないですしね。そう考えると「そば」を日本が守らなくていいんだろうかという新たな気持ち悪さが芽生えてきますが。

  • mototsugu
  • ベストアンサー率33% (9/27)
回答No.4

ビールはただ単に税金の問題がからんでくるからだと思います。 ちなみに、今はなき「コーヒー牛乳」も、「『牛乳』とは言えない」という牛乳業界の強い反発があって、現在単に「コーヒー」という名前になっています。 でもあれば純粋なコーヒーじゃありません。でも、もしコーヒー業界が「あれはコーヒーじゃない」と言えばどうなるのでしょうか?正確には、コーヒー50%、牛乳50%の飲み物なのに。。 モノの名前は「主原料(一番重量多い)」=「モノの名前」になるのは、モノを見る上、識別する上で現実的でないと思います。 極端に言うと、「車」=「鉄」ではありません。

noname#226104
質問者

お礼

回答ありがとうございます。でも、論点がちょっと。私の質問を「商品名を主原料に合わせなくてよいのはなぜか」と解釈されたようですね。それなら、「カレー」とか「シチュー」とか「おでん」とか、そもそも存在し得ない世界の話になりますよね。そんな質問する人さすがにいないでしょう?

noname#129269
noname#129269
回答No.3

 ビールだけじゃなくて『牛乳』もですよぉー(^-^)  むかしは「コーヒー牛乳」「イチゴ牛乳」「フルーツ牛乳」とか混ぜ物も牛乳でしたが、いまは『牛乳』と商品名に使えるのは白い上に混ぜ物もなく成分無調整ものだけと思いますよ。  だから「低脂肪牛乳」ではなく「低脂肪乳」に、コーヒー牛乳ではなくカフェオレ、カフェラテ、○○コーヒーという表品名が増えました。  普通に考えればコーヒー牛乳は牛乳の割合が大きいですが、乳製品飲料ということになりますね。   >缶コーヒー、主原料は「コーヒー」じゃなくて「砂糖」です。 >「そば」の原材料は主原料が「小麦粉」 >「おしるこのもと」は主原料が「あずき」じゃなくて「砂糖」でした。 →別にいいと思いますよ。社会的に便宜上そうなっているんです。と思います。缶コーヒーを砂糖と思う人がいますか?5割以上のそば粉のものだけをそばというなら、混ぜモノが多いそばは全部うどんになるんですか?  とくに「おしるこのもと」は目くじら立てることないです。「あんこ」という商品でも同じです。小豆を砂糖で煮たものですし、(自前で作っても甘党の人なら豆より砂糖の割合が多いと思います)保存料や他の調味料なども入っているでしょう。だったら「あずき」をかって自分で作るしかないですね。 >「商品名と主原料が一致しなくていい食品」 →上記のように考えてみてください。  困りますよね。あなたの考えなら先のおそばは「そば粉入り細うどん」甘い缶コーヒーは「砂糖コーヒー飲料」出なくてはいけないということでしょ?誰がほしいと思いますか??? >「ビール」だけ「商品名と主原料が一致すべき食品」 →ビールはもともとたくさんの種類がありました。  国がビールにかかる税制を引き上げたのです。  だから、麦の割合の少ない「発泡酒」というのが流行りました。これはビール会社がビールに極めて近いテイストのものを開発した表品です。普通に出回ったなら売れない商品だったでしょう。ビールの方がいいですから。 でも、消費者もビールと同じような味で値段も安いから、ちょっとくらいグレードが落ちても発泡酒でいいや。というニーズをつかんだので流行ったんです。  ビール会社は税制の改正のために発泡酒を開発し、これはビール味だけどビールではないよ!とおおっぴらに公表して売る必要があったわけで、それを消費者の理解したために出来た市場です。  さらに国は発泡酒の税制を引き上げたりしたために、いまは麦以外の材料を使った「その他の雑酒」というのも出ています。発泡酒よりさらに安いです。   「ビールだけが商品名と主原料が一致すべき食品」なのではなく、ビールが課税のやり玉に挙げられたので、ビール会社、消費者双方のメリットのためにやむを得ずそうしている。というのが正しいです。

noname#226104
質問者

お礼

大変な力説ありがとうございます。ご説明の結論は、要するに「主原料が厳格な食品と厳格でなくてもよい食品が分かれる理由は、たまたま槍玉に挙がったかどうか」だけということですね。そうなのかぁ。腑に落ちたような落ちないような。ただ、「牛乳も主原料の規定がある」というのを知ったことは収穫でした。ちなみに、私の質問から「目くじら」が見えちゃいました?気をつけようっと。「目くじら」の理由は、自分がおいしいと思う食品は「商品名と主原料が合ってる」ということにたまたま気づいたことと、ビールだけが厳格なのはアンフェアだなぁと思ったことにあります。

  • fitzandnao
  • ベストアンサー率18% (393/2177)
回答No.2

ビールだけがなぜ?というのは、NO.1さんのおっしゃるとおりですよね。 他のは…なあなあでやってるだけかと。 厳密に言うと、商品特長が表現できないからではないですか?「あずき風味砂糖汁」では売れないですものね。イメージって大切ですね。

noname#226104
質問者

お礼

回答ありがとうございます。でも、後の方の回答で「牛乳もそうですよ」というのがあるので、これだけが理由ではなさそうですね。

回答No.1

酒税の税率が関係しているのではないでしょうか。

参考URL:
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/123.htm
noname#226104
質問者

お礼

回答ありがとうございます。でも、後の方の回答で「牛乳もそうですよ」というのがあるので、これだけが理由ではなさそうですね。

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